滝子山(寂ショウ尾根登りスミ沢下り)突然の意識朦朧で困った


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,052m
- 下り
- 1,035m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
桜森林公園は10台ほど駐車可能 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所: 寂ショウ尾根の終盤の岩場はやや危険。 この尾根は遭難事故が多いようで特に下りの場合は道迷いがあると地元の方から聞いた。しかし前回歩いた3ヶ月前と違って現在はマーキングだらけになっておりこの状況で道間違えなどはないと思われます。 不明個所 なし。 道の様子: 寂ショウ尾根は岩場があり両手を使用する場面もあるのでストックなどはしまっておいた方がよい。 帰りの沢沿いの道は上から崩れた土砂で斜めになっていて歩きにくい場所があります。また落ち葉で道型が分かり難いところがある。 |
写真
装備
個人装備 |
軍手
軍足
防寒着
雨具
コンパス
ヘッドランプ
小型ライト
予備電池
GPS
筆記用具
地図(地形図)
ガイド地図
ファーストエイドキット
保険証
ラジオ
携帯
時計
サングラス
ストック
カメラ
大型ビニール袋
ロープ
非常食
熊鈴
呼子
|
---|---|
備考 | 水: 1.5リットル持参し約1.3リットルほど消費。 ザック重量: 約8.0kg (水を含む) |
感想
寂ショウ尾根(滝子山南陵)は昨年の12月16日に登ったばかりですがまた行ってきました。
今回は登山中尾根の岩場でいきなり立ち眩みの様な状態になり30秒ほど意識朦朧となり気が遠くなりかけました。これはヤバイと思いましたがその時は何かに摑まって立っているのがやっとの状態でしたが数分(たぶん3分程)でほぼ正常な状態に戻りました。脳梗塞とかの可能性もありますがその場合は半身の運動機能マヒなどの状況になるようですがそのような症状はありませんでした。場所が寂ショウ尾根の岩場が数十分続く中間付近でしたので下ることはしないで登ることにしましたがその前におにぎり1ヶと板チョコ1枚を食べ砂糖が多い飲み物を飲みました。
この場所は眼下に街が見えるので電源を切ってある携帯電話は通じるだろうと思いましたがここでどこかに電話しても仕方ないのでとにかく滝子山山頂を目指しました。当然ですが慎重にゆっくり進みました。心理的には穏やかではありませんがこの後どうすべきかを考えながら歩きました。
ゆっくり歩いて滝子山山頂に到着したときは単独行の男性一人と女性3人グループがいました。ここで事情を話して一緒に下りてくれないかということもできますが今は正常に戻っているのでそのような依頼はしませんでした。
山頂から少し外れた平坦地へ移動し先ず友人のYamaotoko7さんへ電話し今の状況を説明し、これから下るルートを知らせ下山予定時刻40分位過ぎても連絡を入れなかったら警察へ通報するように依頼しました。下山途中では山影になるので出発地点の桜森林公園まで携帯電話は通じません。その後息子にも電話して同じようなことを説明しました。
ここで昼ご飯を食べ休憩してから一般道を下りましたが体調は正常で普通のペースで問題なく歩け無事下山できた旨の連絡を入れて一休憩してから帰路につきました。
今回の状況を振り返ってみると以下の様な事に気づきました。
・当日は好天で南斜面の尾根では暑くTシャツ一枚で歩いていた。いつもそうだが汗が垂れるほどの歩き方はしていない。
・日ごろ喉の渇きを感じにくい自覚があるので意識して水分を取るのだが当日は登山開始から3時間も経過しているのに400CC程しか飲んでいなかった。
・当日はいつものペースより遅いことを気付いていた。
・いつもは登山開始から1時間半も経過すると腹が減るので必ず何かを食べていたが、当日は空腹感があるのに何も食べていなかった(腹が減ったという自覚症状は血糖値が下がっているということを下記の日記で書いたので知っていたのに・・・)。
2014年1月16日「空腹から生じる思考能力の低下」の日記:
(血糖値が極端に低下すると意識消失する場合もあるということを記していた)
https://www.yamareco.com/modules/diary/4607-detail-65112
自分の歳から考えて体のいろいろな体調維持機能は低下してきているだろうから今回の原因は運動量に対して必要な糖分の補給が不足していて多分血糖値が低下して意識消失寸前になったのだろうとかと推測する次第です。
とにかく無事下山できてよかったです。
コメント
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こんにちは。
取り敢えず、大事に至らず下山できて良かったです。
私は立ち眩みは時々ありますが、いつも数秒で回復するので気にすることはなかったのです。が、チョット心配になってきました。
確かに、いつか病的なものが原因でクラっということもあり得ますし、ましてそれが誰もいない山だとヤバいですからね。
それと私、山では空腹ってあまり感じないんですよォ。コレっていいことなんでしょうか!?
hachiさんの年齢は存じ上げませんが、長く山を歩くためにもお互い無理は禁物ですね。それと、(既に実行しているかもしれませんが)行動予定は毎回家族に伝えておいた方が良いですね(私はそうしています)。
Kinoeさん こんばんは
立ち眩みの様な状態は突然に来たわけで立ち上がった瞬間ではなかったのです。意識が遠のいていくのを自覚しヤバいと慌てたのですがどうすることもできずにいると数十秒でほぼ元にの状態に戻ることが出来ました。その時はのいろいろな要因を考えたのですがいつもの自分なら既に何かを食べているのに当日は何も食べていないことに気付いたわけです。私の場合空腹が大敵であることをいつも感じていて、それが原因と思いました。血糖値が低下すると腹が減ったという自覚症状が出ますが同時にそれを補正するためのアドレナリンなどのホルモンが分泌される量は人により大きく違う様です。Kinoeさんが空腹をあまり感じないのであれば体の血糖値自己補正機能が良好なのだろうと思います。
私はKinoeさんよりプラス10歳ですがこれからは人が来ないところの登山を行うのはどうしようかなどと考えながら下山しました。振り返ってみれば今までVルートで随分危ないことを平気でしていたな〜なんて反省しています。それに正直言うと今まで登る山などは家族には知らせていなかったので今後は改善しようと思います
こういうことでもないと今までの登山スタイルは変えられないので今回の体験を大切にしたいと思っています。日頃いくら元気でもお互い油断禁物ですね
hachiさん、こんばんは。
寂ショウ尾根の途中で立ち眩み30秒というのは怖いですね。
まぁ、岩場に限らず普通の山道でも突然の体調不良は怖いです。
人によって体質が違うので一概には言えませんが、
私の場合は、冬だと体が水分を欲しないので1〜2時間程度の上りだと
全く飲まず食わずで行くことが多いです(最近は無理にでも飲んでますが)。
水分不足とか糖質不足とかなら、まだ良いのですが、
病気などの前兆だと怖いですね。
健康診断とかやってますか?
私は持病があるので、毎月病院で血液検査をやっていて
今のところ、結果はパーフェクトで安心なんですが、
それでも、ちょっとした体調変化でも、「もしや?」なんて、
気になってしまいますね。
幸い、山登り中は好不調はあっても、原因不明の体調不良はまだ無いので助かっています。
Yamaheroさん こんばんは
いつも単独行の人は万一の場合は困るわけですがいくら注意していても突然の体調不良はどうしようもないですね。今回は最初脳梗塞前兆かとも心配しましたが多分違うでしょう。念のため病院に行くことも検討中ですが今の時期コロナで危ない病院には行きたくないので迷ってます。
私の場合はもう十年以上前から空腹の状態ではやる気も出ずで特に運動するときは必ず何か食べてからということにしていますが、人によっては食べないでも平気という方は多いですね。最近は脱水症を警戒して塩なども持ち歩いていますが今回は忘れました。
健康診断は毎年一回していますが全てAレベルでお医者さんも驚いています。さらに昨年は脳ドックを受診しましたが脳の萎縮などは問題なし、メンタルステート検査も満点でしたが今回のようなこともあるので調子に乗っている場合じゃないです
人が来ないような山中で体調不良になり歩けないようなことになったら終わりですからYamaheroさんもご注意ください。とか言って注意してもなるときはなるので山ではなく日ごろの健康管理が大切ですね
先程、レコを拝見しました。
その後は、いかがでしょうか。
私は最近は、人が全く来ないような山には、なるべく行かないようにしています。
お互いあらためて注意して、良い山歩きをしたいですね
お大事になさってください。
masaiさん こんばんは
どうも御心配ありがとうございます。
今はあの症状がいったい何だったのかという感じでその後は何の違和感もなく普通の状態です。
正直なところ今後は今までの登山パターを変えるべきかと思案中ですが、あの原因が自分で想像しているような激しい運動に必要な糖分が不足した低血糖症なら糖分摂取で防げるわけですからそれほど気にしないでもよいかもしれません。
今の時期は病院へ行きたくないので新型コロナが落ち着いたら検査してもらおうと考えています。
今回は水分不足や行動食不足、それに携帯電話の電池切れ寸前だったこともあっていろいろ反省することが多い山行でした。
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