地獄谷〜石宝殿〜縦走路〜岩原山〜赤子谷
- GPS
- 07:46
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,286m
- 下り
- 1,260m
コースタイム
天候 | 晴 最寄のアメダス観測点『神戸』の最高気温 29.9℃ (14:41) |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
駅前にコンビニ、駅北側の広場にトイレ有。 http://rail.hankyu.co.jp/station/ashiyagawa.html ゴール…JR福知山線『生瀬』 駅前にminiコープ(小型スーパー)、駅構内にトイレ有。 http://www.jr-odekake.net/eki/top.php?id=0610308 |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく歩かれるルートを軸に比較的マイナーなルートを繋ぎ、芦屋川〜生瀬まで歩きました。ロックガーデンの地獄谷エリア、赤子谷は万人向けではなく注意が必要です。 ■阪急芦屋川〜高座の滝 住宅街から山間部へ舗装路が続きます。道標等が設置されており迷う心配は皆無。芦屋川駅北側及び高座の滝にトイレ有、高座の滝に自動販売機有。 ■高座の滝〜梅谷第二砂防ダム 地獄谷エリア、沢沿いを上流へ登ります。崩落跡等、足場の不安定なヶ所もありますが、道標は皆無ですが基本的に沢沿いの岩場で歩きやすい場所を探して歩きます。特に特別な装備もなく登れる程度の岩場が続き、困難な所等には迂回路があります。 高低差は差ほどないものの、手足を駆使し、危険を伴う滑り易い岩場登りの繰返しとなります。特別な技術や装備は必要ないようですが、一般向けのハイキング道ではありません。 ■梅谷第二砂防ダム・A懸垂岩・万物相 〜風吹岩 砂防ダム北側へ登ると岩場が続く尾根に出ます。ルートは複数あるようですが、今回は基本尾根キープにて進んだところ、万物相経由で風吹岩に辿り着きました。道標等は皆無ですが、よく歩かれるルートは岩の劣化具合により解ります。 岩場の多くは谷沿いに迂回路もあるようですが、何度も登り下りを繰返し、進まないと先の様子が解らないようなコースが続きます。単独行の場合は、登りはともかく降りる自信のない岩場については登らず迂回する事を考えるべきでしよう。 こちらも特別な技術や装備は必要ないようですが、一般向けのハイキング道ではありません。 ■風吹岩〜雨ヶ峠〜土樋割峠 歩きやすく利用者の多いルート、特に危険ヶ所はありません。土樋割峠手前は工事車両の通行があるようです。 ■土樋割峠〜北山〜石宝殿 整備された山道レベル、ルートは明瞭ですが幅も狭く利用者も少ないようです。道標もほとんどありませんが基本一本道に付き迷う心配はないでしょう。特に危険ヶ所はありません。 ■石宝殿〜縦走路〜赤子谷分岐 よく歩かれるルート、道標も設置されており、特に迷う心配はありません。一部の急坂区間には鎖やロープが設置されており注意が必要です。時期的なものですが、笹が生茂り足元の確認がし難い区間があります。 ■赤子谷〜JR生瀬駅 ルート整備されていますが、近年は利用者も少ないのかコース全般荒れ気味です。谷筋にて川を渡る区間や川沿いの足元が悪い区間も点在しますので要注意。 今回は県道51号へ降りましたが、途中施錠されたゲートがあり、無理に乗越えない限り通れませんのでご注意ください。 |
写真
感想
ロックガーデン、地獄谷を歩いてみました。
時間にゆとりを持ち、慎重且つのんびり…時に迂回路を念入りに確認してから岩登りにチャレンジしたり、登り掛けた岩より退散したり…随分時間は掛かりましたが、ロックガーデンを存分に楽しむ一時を過ごしました。
『山と高原地図 六甲・麻耶』のルート解説によると、地獄谷ルートは難易度『上級』、経験者同行と書かれています。地獄谷へ初めて足を踏み入れる際は、単独行を避けられた方が無難ですが、落ち着いて位置を確認しながら進む限り、山中深く迷込む心配は少ないようです。
地獄谷については、沢沿いを外さない限り特に迷う心配はないようです。尾根部については今回歩いたルートが正しいのか、あるいは別のルートがあるのかは定かではありませんが、概ねよく写真で見るエリアの主な地点は網羅できていたようです。
枝道も多く迷い易いルートだと感じましたが、見通しの利く尾根での位置確認は比較的容易なようです。私は鉄塔位置を目安とし、方位確認を併用して進路の目安としました。
谷部は水に濡れる可能性が高く、湿って滑り易い岩場も多く見られ、尾根部は劣化によるフレーク状の砂利で滑り易い岩場が続きます。足元の悪さが大きな危険要素となりますので、特別な装備は不要と思いますが、靴や服装には一定の配慮が必要でしょう。
岩登りの難易度は経験も浅く上手く表現できませんが、身に危険を感じるような怖さは特に感じませんでした。但し、各岩場のピーク付近では、高所が苦手な方は程度の差はあれ怖さを感じることでしょう。
…ともかく、ロックガーデンの様々なコースを"徘徊"されるマニアも多いと伺いますが、その気持ちが解るようになってきました☆
風吹岩〜石宝殿〜縦走路…マイナーな北山経由としましたが別段特徴もなく、七曲に比べれば利用者も少く空いおり、1名とすれ違ったのみ。
縦走路については今回が3度目とある程度道の様子が解るようになってきました。将来目標とする全山縦走を想定しすれば夜に歩く事になる都合、路面状況は掴んでおきたいところですが。。。
今回は時間もあったので、以前から気になっていた宝塚最高峰『岩原山』へ立寄りましたが、事前情報通り眺望もピーク感もない山頂。宝塚市民としては最高峰に到達した事に意義があったかと?
赤子谷への分岐、こちらも以前から気になっており、ヤマレコで情報は収集していたものの、今回歩いた『右又』については特に危険ヶ所はないものの、利用者の少なさから蜘蛛の巣が多く、道も荒れ加減。夏場は避けた方が好ましいようです。
尚、県道へ続くルートのゲートはそれ程高くはありませんが有刺鉄線が巻かれており通行禁止。迂回路の詳細は未調査です。
突然で失礼します。
僕が芦屋駅9時頃だったので、僕の少し前を
歩かれてたようですね。
なんかそれだけで親近感が湧いてコメントさせて
頂きました。
よく徘徊してるのでお会いした際は
宜しくお願いします<m(__)m>
jinflipjinさんコメントありがとうございます。
いつも記録を拝見しており、六甲に出向く際の参考にさせていただいております。今回も8月の地獄谷の記事を参考にさせていただきました。
丁度2〜1時間先を歩かせていただいたようですね〜
例のぬいぐるみ? 生で見るチャンスを逃したのは残念
お見掛けすればご挨拶いたしますのでよろしく…
一日違いで同じ場所(ゴルフ場のゲートなど)で写真を撮っていたりして、写真を見ているだけで楽しかったです
私たちがロックガーデン中央尾根から(たぶん)A懸方面を見ながら登りたいなぁと話していたあの場所に、前日いらっしゃったんだと思うと、不思議な感じがするというか感慨深いです。
norisukeさんこんばんは。
ホント奇遇ですね〜前日に…いましたよww
norisukeさんの掲載されていた写真を見て『そこにいたよ、昨日!』など思わず声に出して見ておりました
メジャースポットとはいえ、2度も1日違いでシンクロするとは…しかも同じ月に^^;
…ともかく、お先に地獄谷を歩かせていただきましたが、荒地山と比べれば体の大きさや体力のハンデは感じ難いとの印象です。
小学生位のお子様連れでの山行記事を拝見し、何とかなると思いチャレンジした次第、お子様なら近い将来歩けるのではと、期待しております
谷区間・尾根区間共、岩を登る技術より、滑り易い足場の中で体のバランスを保つのが出来るかどうかが重要なようです
こんばんは。
楽しそうなルートを歩かれましたね^^
最高峰に向かわず、生瀬方面に下る所がinakabusさんらしい。そちらの方は歩いた事が無いのですが、静かそうですね。
inakabusさんが上のレスにも書かれていますが、六甲の岩場は高度感等より、その風化花崗岩独特の滑りやすさに危険が潜んでいると思います。北アルプス等の岩場なら堅い岩が多いので、有る程度身長が有れば難なく通過できる所が多いのですが、ザラザラに砕けている砂状の岩場は一番やっかいですよね。スリップしないように気をつけてくださいね。
sekitoriさんコメントありがとうございます。
先日歩かれていた北山ルートにヒントを頂き、宝塚方面へ帰るルートを試してみました
東六甲の縦走路よりの枝道は北摂低山の山道と何ら変わりなく、秋が深まるのを待つべきでしたね。。全く人気ない静かな道ですが、クモの活動は今だ活発…また蜘蛛の巣と戯れておりました
花崗岩のフレーク…確かに厄介ですが、以前日記で触れた軟派?なNBシューズの柔らかな靴底には合うようです。地獄谷の硬い岩場は少々痛いのですが。。
おそらく北アルプスの高度感のある岩場は怖くて歩けないと思いますが、ロックガーデンなら何とか耐えられる?目処が立ったような気がします
…何時の日か、岩山の高度感に慣れる日が来るのでしょうか
ロックガーデンは時期を選ばず楽しめそうですので、別ルートも機会があれば試す予定です。慣れた頃が一番危険。。気をつけます
さっき、PCを再起動したら何故かログアウトしていたので再度ログインしようとしたら、三回試しても「ログイン情報が間違っています」。
おかしいなあ、なんでやろ。と思ったら、ユーザー名を「inakabus」と打っていました。その直前に検索したので。
がはは、珍しく忙しく仕事を続けてるから頭がおかしくなったかも^^;
と、戯れ言はさておき、やはり岩場や沢で怖いのは下りです。登りは滝も難なく通過して、高みを目指して行けばどこかへ出るのですが、下りで沢に入るともう地獄しか待っていません。登り返す勇気を持てなくて突き進んで滝に出てスリップしたら良くて捻挫、下手したら死にます。
老婆心ですが、これ以上バリエーションに突入する気配をご自分で感じられたら、8mm×30m程度のザイルを携行して、いざというときの下降用にされるといいですよ。備えあれば憂い無し。懸垂下降をマスターすれば、沢の下りも怖くありません。アルパインクライミングをしない限り、高価なハーネスなどは必要有りません。他に5mほどのザイルの切れ端(シュリンゲ)があれば、それを腹に幾重にも巻いてハーネスにできます。
私は今回、それを劔岳岩場のセルフビレイとしました(ザイル無し/シュリンゲとカラビナのみ)。
自分では自制心が利いているつもりなのにエスカレートするのが、バリハイ(バリエーションハイキング)の怖いとこなんです。
sekitoriさんコメントありがとうございます。
inakabusを検索?w …何か出てきましたでしょうか
ともかく、以前norisukeさんに応急処置用品の情報を伺い簡単なものは用意しましたが、ロープ(≒ザイル)と浄水器?をどうするか、思案中です
後者については携帯できるものをアウトドア用品で見掛けることもあり、あれば便利そうなのですが特に常備するほどの物ではないと思いつつ、ロープの類は持っておくべきかと。
高所が苦手なので高い崖を降りる発想はまずないのですが、急斜面を強引に降りて転倒…は何度か経験済
幸い大事には至っておりませんが、登り返す勇気もですが、気付いた時既に登り返せないような状況に追い込まれていた事もありますので要検討です。
結構高価(先日、某スポーツ店にて20mだったか…3,000円弱?)なので、回収の技術≒結び方の勉強&訓練も必要ですね。
障害物の多い里山では長いと絡まる?高低差5m前後の回避を前提とすれば20mでも十分(10〜15mでも可?)とも思えるのですが。。。
ともかく"最低限の安全装備"の質的向上を目指しております
30日の業務上、ヤフー天気で雲の推移を見ていたらこんな時間になってしまいました(^^;;
田舎バスさんの山行記録からは外れてしまいますが、ザイルについて。ザイルやシュリンゲはドイツ語なだけで、ナイロンロープも同じです。
これは、片方を木などにくくりつけて下に垂らすのでは無く、なんらかの支点にネクタイのようにくぐらせて両はしを下で結び、ダブルにして使用します。
で、その結び目辺りを三重くらいに束ねて、その重みで反動を付けて一気に下に放り投げます。
下に誰かいると危険なので、大声で「ザイルダウン!」と叫びます。
で、懸垂下降を完了した後、結び目を解いて片方を引っ張り、回収するわけです。けして危険箇所の度に残置する訳ではありません。
よって、高額に思える投資額も、イニシャルコストであり、ランニングコストはゼロに等しいのです。
つまり、30mのザイルであっても、実質半分以下の13mくらいの最大長しかとれないのです。
しかも、危険箇所のすぐ脇にピン(支点)が取れるとは限りませんので、何mかのロスは考慮しなくてはなりません。
すると、例えば15mのザイルだと、たかだか5mくらいしか垂らせなくなり、それを身体に巻きつけたりするので、実質は3mくらいの段差しか巻けなくなります。
これくらいのギャップにはザイルは不要なので、意味を為さなくなるのがお分かりかと思います。下降の途中でザイルが足らなくなった時の恐怖は、想像を絶しますよ(^^;;
話を振っておいてなんですが、ザイルワークは目をつぶっても出来るくらいの慣れを必用としますので(夜間や濃いガス、吹雪で視界不良時に備えて)、講習会などで練習しないと危ないですね。
基本は知らない沢を下らない事ですが、もしそのようなルートを歩かれるなら、是非習得をオススメします。
sekitoriさん色々ご指南ありがとうございます。
台風、夕方に掛けて関西に接近するようです。悪い影響がなるべく出ないように 。。
この機会にザイルについて色々情報を仕入れておりますが、常時携行となれば重さも考慮する必要があるようですね。緊急時の備えが負担となるのは考えものですが、役に立たない物を持っていても意味がない訳で…
行動範囲より、森林限界を超えるような高山での"バリハイ"の可能性は皆無、支点となる木がある谷沿いでの使用がメインでしょうか?本格的にザイルに頼る沢登(下り)は機会があればチャレンジしたいところですが、今の所は緊急回避と割り切れば20〜30mの軽量なザイルが妥当との考えに向かっております。
現地まで出かけた末に、その場で暴風警報が発令されて業務は中止になりあっさりトンボ帰りしてきました。拘束料はいただけるので良いのですが。。。
ザイルは重さと実用性のバランスと考えると、20mが最低ラインですかね。緊急回避道具はいわゆる「保険」ですので、持っていれば何事も無く済む事が多いものです。転ばぬ先の杖。軽量化も大事ですが、命より重たいものは無いですからね^^
sekitoriさんコメントありがとうございます。
谷での危険回避…渓流釣りの際に沢登で使われるのと用途は似ていますが、20m程度の短い物を使用する場合が多いようです。
機動性を考えると最低ライン、安全面を考える余裕が欲しいところですが、この辺りのさじ加減が難しいですね
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