本日は中央線 初戸から雨降山 権現山 長尾根
- GPS
- 05:02
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,087m
- 下り
- 1,119m
コースタイム
10:52 雨降山
11:05 和気分岐
11:32 大ムレ権現
11:37 権現山山頂
小休止(5〜6分)
12:25 麻生山
12:37 分岐
引き返す
12:45 分岐
13:00 破線ルートとの合流
13:50 駒宮分岐
14:18 富岡バス停
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
08:28富士急山梨バス飯尾行き→09:04初戸(はど)バス停 帰り;14:34富士急山梨バス富岡バス停→15:06大月駅 15:19中央線快速東京行き→ |
コース状況/ 危険箇所等 |
・初戸バス停降車すると『権現山』の道標があります。 初戸橋を渡り、左側へ進むとすぐ右側に登山口入り口があります。 小さいけれど『権現山』の道標は何個もあり、迷うようなことはありません。 ただ、『雨降山』と表記された文字は雨降山山頂だけです。 ・最初が少しきつく感じる登りです。 ずっと急登は続くわけでもない、途中緩やかな道にもなり、再び三度短い急登が 始まる、道じたいは歩きやすいです。 ・雨降山から権現山までは軽いアップダウンが続き、笹尾根縦走路のような感じです。 山頂直下、大ムレ権現の裏が急登です。 ・権現山から西方角への道は最初は『扇山』方面の道標だけで麻生山の表記はありません。 少し進むと『麻生山』の道標が出た箇所の南側にちいさな道がありましたが、それが扇山への道なのでしょうか。 ・『山と高原地図』には麻生山手前に長尾根へ続く破線が載っていますが、わかりませんでした。 尾名手峠まで行き、東南方向の道をおそるおそる下り、破線と合わさる地点に出ましたが、その麻生山手前へ伸びている道は尾名手峠から下りて来た道よりも見えた所はかなり広くいい道で、2万5000図には載っています。 尾名手峠からの実線の長尾根の道のこの合わさる地点までの道は崩れかかった箇所あり、岩場あり、トラロープあり、両足斜めになるような斜面道、というか『へり』を進む、といった具合です。 短い間でしたが深山幽谷そのものです。 ・『山と高原地図』には長尾根は倒木、ヤブ多いと記載されていますが全くありません。 堆積した落ち葉の道が長く続きます。 ・T字路に降り立ち、『←天神峠・駒宮△駒宮→』の道標で右側の道を取りましたがお社の小さな建物から駒宮の集落を抜けて富岡バス停までの道がわかり辛いです。 逆に、富岡バス停からスタートすると、道標は出ていて、T字路の左側へのコース、天神峠経由で行くように示唆していますね。 ・トイレは駅のみ。 ・売店は駅。 富岡バス停の50m先に商店があり、食べ物・飲み物・アルコール類も販売しています。 |
写真
感想
水曜日、晴れ。
中央線が八王子駅を過ぎたら大岳山がよぉく見えます。
降りた上野原駅は登校前のバス待ちの高校生で溢れています。
降水確率がない一日、バスの時刻を調べに調べて、
初戸バス停から雨降山→権現山→麻生山→三ッ森北峰→鋸尾根→杉平バス停→大月駅のコースを計画しました。
初戸バス停で降車したのはわたし達の他にジーンズの男性一名。
今までのあの暑さはなんだったのだろう、と思えるほど、緑豊かな爽やかな風と匂い、バス停からすぐに始まる登山口からのプチ急登も久しぶりの静かな森の中でゆっくり呼吸しながら進んだのですが。。。
右脇腹が痛い。
なんか変な汗。
ザックは今日は軽いはずなのに、
たまらず立ち止まり、うずくまる。
エーン、まださほど登ってないのにい〜。
同行者が
「ザック下ろしたら?」
あぁ、そうだ、と思って立ち上がったらクラクラしてしまう。
二日酔いではない。
ぐるぐるした頭の中でこの何日かの間の運動不足・睡眠不足・クヨクヨしたあのことこのことが浮かぶ。
同行者の頭の中はエスケープルートがぐるぐる浮かぶ。
少し休んだら、ってどれ位座りこんでいたかわからないけれど落ち着いてきたのでとりあえず、雨降山まで行こうよ、と言って立ち上がる。
それからも上りは続きますが、元気なら決して嫌いじゃない登りで、展望はないけれど静かな木陰の道、
樹木の向こうに何回か空が見えて期待するのだけれど登っても登っても何故かどこも木々に覆われたピークで肩透かしをくらい、息は上がらないのに心拍数は上がっているな、と感じながら
「あれがきっと最後だ」
と、見たら道標が見えて用竹バス停から合わさる雨降山に到着。
展望はありません。
その時点では和見分岐から和見峠、ゴウド山、不老山経由で不老下バス停に下りよう、と決めて和見分岐まで行ったのですが、短い間の平坦な尾根道が功を奏したのか、体調も軽くなって、和見分岐の『←権現山山頂』の道標を目にしたら展望がある山頂に行きたくなり、大丈夫そうだから行こうよ、とわたしが言って展望を求めにダダダと尾根道を進むことにしました。
北側が時折開けますが、ほんっと樹木に覆いかぶさった尾根道で、緩い上りと平坦な道で、大ムレ権現からのみいきなり急登、頑張るとパカッと権現山山頂、です。
おぉ〜。
目に飛び込んだのは間近に三頭山、笹尾根、奥多摩の山やま。
「富士山が見えるよ」
わぁー、
雲の上に。
姿 綺麗。
晴れていて良かった!
雲取山、飛んで御前山、飛んで大岳山。
同行者が胡桃団子を出したので食べるけれど、予定より10分オーバーしているので味わうどころでもなく
「もう少し眺望を楽しみなさいな」
と たしなめられるほどフガフガと食べて、戻って不老下には行かないで予定通り麻生山に行きましょう、立ち食いでモグモグ。
「エッ?大丈夫?」
とは言われましたが、登ってきた山頂直下が掴みどころがない下りの箇所があったので、まだ左肩・腕が正常でないわたしには不安だったので、先へいてまえ!
バス停でお会いしたジーンズ男性も山頂にいらして、先に麻生山方面へ降りていかれました。
起伏に富んだ麻生山への道を進みながら時計を気にする。
あの登りが最後で麻生山かな、と思っていたら先程のジーンズ男性が下りて来ます。
伺うと、扇山へ行くつもりが間違えて引き返して来たとのこと。
地図にも『分岐注意』と記載されているように、権現山から『←扇山』の道標があり『←麻生山』がなくて、ある地点で『←麻生山』になり、『扇山』の方向が書かれていない細い道があったけれど、そこだったのかしら?
わたし達はわたし達で麻生山山頂手前の長尾根への道を見ながら進んだのですが気がつかず麻生山まで来てしまった。
じゃあっということで進むと十字路のような…、多分以前は道標だったであろう十字の板切れがが真ん中にある小平地に下りたのですが、、、。
これが地図上の長尾根…?
というような、誰も足を踏み入れた形跡がないような崩れかかった斜面。。まぁ、通れるかもしれないけれど。。
なんか怖いから三ッ森北峰行こうよ、頑張るよとわたしが言って薄暗い道を下り岩場を越えると狭いですが明るい岩稜に飛び出しました。
眼前にあるのは稲村岩尾根のような岩。
「やめよう、戻ろう、あれを越えてまた下りなきゃいけないんだから。
鋸尾根、っていう位だからギザギザなんだよ、長尾根の方が時間も短いし戻ろう」
と同行者は即決してそれこそ今来た尾根道を走って下りる。
朽ちた元道標からの道は歩けないことはないけれど、まったく踏み固められていない。
岩場があるとそろそろと下りる。
先に行きこっちを見上げている同行者が立っている。
高さのある苔生した岩盤の空間で、うっそうとした中でそこだけぽっかりと広がっている。
まるで天井のない洞窟の中にいる探険家のよう。
意識しながら熊鈴を鳴らして、くるぶしまで埋まる程の堆積された落葉の道を行くとT字路にぶつかる。
これまた欠けた道標で、『→富岡 駒宮』『↓麻生山』とそれはわかりましたが、じゃあ左側にある伸びている道は?道標ない。
地図に記載はされているけれど破線だからかな?
見た目きちんとしているけれど、麻生山近くでとんでもないことになっているのでしょうか?
だからわからなかったのかしら?
長尾根に無事に乗り、1時間15分とコースタイムにあるからバスの時間には間に合う!
落ち葉がとにかく積っているのでグングン下りられる。
調子に乗って下りると…
クモの巣〜!
心配していた倒木跨ぎもヤブ漕ぎもなく、生育よく伸びた樹林帯を抜けると南側に百蔵山の山容が現れ、集落への分岐も近そうなことを知ります。
分岐は地図上ですと右折の方がバス停に近そうだと思い進みましたが、小さなお社から舗装道路へ行く道、わかり辛かったです。
お社の正面へは廻らずに右側へ抜けて石段を下りるのが正解、それから右側へは暗い下り道、左側へは明るい道。
明るい道へ進んだらなんと民家。
引き返して暗い道を下りると集落には出ましたが、川を挟んで向こうに見える車道へはどやって出るの?
民家はあれども誰もいないから尋ねられない。
行きつ戻りつして、方向的には大月方向、集落の南側方向へ進んだら同行者が駒宮集落の大きな案内板を見つけて橋を渡りうねうねと行くとバス停があるのを発見。
走って橋を渡る、ってずっと走ってますが。
カーブを回ると車道らしき道、ありました、バス停!!
バス停へ16分前に到着!
進行方向に自販機を同行者が見つける。ほんっと、目ざとい。
トコトコ行くと自販機はジュース類と煙草だけでしたが、道路挟んだ前に商店があり、キンキンに冷えた缶ビールと白あんと胡桃の入ったパンを購入。
あれ?体調が悪かったわたしはどこへ行ってしまったのでしょう。
乗客が誰もいないバスに乗り、沢山落ちていた栗を拾う余裕がなかったのを頭のほうにくっついていたクモの糸を払いながら悔しがる。
キノコもいろいろ〜。
名勝『猿橋』を車窓から見物してプチ物見遊山気分。
30705歩。
翌日からの筋肉痛がハンパじゃありませんでした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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麻生山手前の長尾根へ下りる場所には標識はないのですが、入口のところには目印のテープが集中的に付けられています。
地形図通りに下りると、ごく最近整備したように思える道でした。
写真は地形図で長尾根へ下りる場所を撮ったものです。
よく見ると左右の木々に赤いテープが巻かれています。
ただ、こういう目印が分岐とは限らないので、うかつに立ち入らない方が無難ですけどね!
miketamaさん、おはようございます。
楽しいレコで何度か読み直ししてしまいました。
この辺り、一度しか行ったことがなく、
気になっているコースです。
何とか赤線をつなげたいと思っています。
バスの時間を調べるのが苦手で、行けないでいました。
参考にさせていただきます。
ビールの購入ポイントまでしっかりと把握できました。
ところで、脇腹痛は何だったのでしょうね?
お気をつけてください。
脇腹痛も二日酔い?
飲めば治りそうですね。
vgmtさん、こんにちは!
権現山山頂から麻生山方向、扇山への道は気がつきましたが、長尾根への目印は見落としています
vgmtさんの写真ですと入り口、広いですよね?!
…何故気がつかなかったのでしょう。。。
お写真ありがとうございます。
そうでしょう、整備されていましたでしょう、
きれいに続く道を見て、何が悲しくてこんな所下りて来たんだろって思いましたもの。
わたし達が通った『山と高原地図』の 急登 と書いてある地点までの道は道じゃありませんでした。。
でも、ちょっと面白かった、デス。
脇腹痛ご心配いただきありがとうございます、
高校の体育の授業の時にいきなり体を動かして痛くなった、そんな痛さで冷や汗が出ました。
権現山は眺望もよく、ゆっくり出来たらいいのですがバスの時間が非常にタイトなのが残念です。
怪我の功名?で当初計画していた三ツ森北峰→鋸尾根→杉平バス停のコースは取れずに長尾根→富岡バス停に下りたおかげでビールにありつけました
朽ち欠けた十字の道標からの長尾根への道は最初は奥多摩の市道山分岐から醍醐丸へ行く崩落しそうな斜面と少し似ていました。
一瞬、なんでこんな所にいるのだろう、という不思議な深い森と岩の空間に迷い込んだ体験でした。
vgmtさんの提示して下さった道の方がきっと歩きやすいとは想像出来ますが、いかんせん本当に気がつきませんでした。。。
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