西丹沢(不老山〜湯船山) 〜ありがたき、道しるべ〜

2020年04月05日(日) [日帰り]

• GPS: 05:45
• 距離: 14.3km
• 登り: 1,138m
• 下り: 564m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:50
• 休憩: 0:55
• 合計: 5:45

距離 14.3km 登り 1,138m 下り 564m

7:41 スタート地点
8:29 ナラオ
10:06 不老山南峰
10:09 10:43 不老山
10:46 10:47 不老山南峰
11:02 11:09 世附峠
11:16 樹下の二人
11:28 悪沢峠
11:36 峰坂峠
12:16 12:18 白クラノ頭
12:36 12:40 湯船山
12:50 12:53 欣求のベンチ
12:59 13:00 明神山
13:15 13:18 明神峠
13:26 ゴール地点

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

車は明神峠から少し下った場所の路肩に停めさせてもらい、自転車で登山口まで下りました。(Oさんが。)

※明神峠まではライダーが走り抜ける一般道です。

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≪メモ≫
公共交通機関プランも考案
・駿河小山駅界隈に車を駐車
・駿河小山→(JR)→御殿場→(バス)→旭日丘→(バス)→平野
・平野〜三国山〜不老山〜駿河小山駅　(CT約9時間)

※始発で動いても平野到着が8:45頃であり、他方、今回は午後の天気が崩れる予報もあり、このプランは断念。

コース状況／危険箇所等

危険箇所は特にありません。道標は一見の価値アリです。

その他周辺情報

◆快活クラブ　秦野曽屋店
https://www.kaikatsu.jp/shop/detail/20341.html
・最寄り駅は秦野駅(車で6分、徒歩で21分)(Google map調べ)


◆やまきた　さくらカフェ　(公式Facebook)
https://www.facebook.com/yamakitastyle/
・山北駅から徒歩2分。ソフトクリームは美味！


◆湯花楽　秦野店
http://www.yukaraku.com/hadano/
・大人900円(祝日料金)
・最寄り駅は渋沢駅(車で5分、徒歩で17分)(Google map調べ)


※コロナ対策により、休業や営業時間短縮もあるようです。

写真

4/5 6:20

初めてきました、駿河小山駅前。

駅前修景及び街の駅改修事業中。
徒歩約10分でセブンあり。

4/5 6:23

鮎沢川。

4/5 7:41

今年もこの季節！

4/5 7:52

7:50　「富士箱根トレイル」登山口

4/5 7:52

手作りの看板がたくさん出てくる。

※帰宅後、いろいろ調べてみると「道しるべアート」という言葉がしっくりきた。

作者の岩田さんの想いがこの看板に詰まっているのだが、その背景には行政と個人の闘い(裁判!?)があった模様…。

4/5 7:53

こちらが入山門！

4/5 7:55

さぁ、天国界へ！

4/5 7:58

良寛さまの詩や、万葉集等も引用する道しるべ。岩田さんはかなり文学的な方だと思われる。

4/5 7:58

「登山では家の敷居を跨ぐまで一歩も気を抜くな」

北アの嘉門次さんのお言葉。

4/5 8:02

稜線までがいちばんの急登。手すりも手作り!?

4/5 8:05

Expect an unexpected

4/5 8:03

おっ、アブラチャーン

4/5 8:07

8:07　トレイルスタート！

4/5 8:15

快晴！

4/5 8:20

スギ

4/5 8:20

ヒノキ

難易度高し…。

4/5 8:21

いつかは朽ち果ててしまうのかもしれないけれど…。読み応えのある道しるべ。

4/5 8:24

8:24　奈良尾山
「不老をめざして！」

4/5 8:33

こうなると、道標探しが楽しくなってくる♪

4/5 8:39

万葉集

4/5 8:50

不老賛歌

4/5 8:56

こちらは、おなじみの…。

4/5 8:56

タチツボスミレ

4/5 9:10

〇〇により56本の道標すべて一本残さず破壊される!?

なにがあったんだ!?!?

これを読んでから、一気に愛着が湧いてくる。

4/5 9:12

9:12　生土山分岐

半次郎!?

4/5 9:12

そうそう、トレイルとは別に、何本もの林道が交錯していた。道迷いにはご注意を！

4/5 9:15

まだまだテクテク♪

4/5 9:22

ふと開けた場所から、東側に大野山！

4/5 9:25

これだけの切株跡。計画的な伐採!?

4/5 9:25

伐採は電線を通すため!?

4/5 9:27

タムシバ！

4/5 9:44

山頂が近づくにつれ、じわじわ登り。

4/5 9:54

9:54　林道との分岐
真ん中を突き進む。

4/5 9:59

9:59　金時公園との分岐

4/5 10:37

そして、こちらが

4/5 10:06

10:05-10:35　不老山！

4/5 10:26

行動食＆コーヒーブレイク♪

4/5 10:41

10:41　湯船山を目指す

4/5 10:42

まさかり担いでない金太郎

4/5 10:41

分岐の正面にいたのは、富士山！

4/5 10:46

ここから下って、

4/5 10:58

10:58-11:05　世附峠

4/5 11:04

こちらには小ネタがたくさん！

4/5 11:05

もっと大切に残せればいいのになぁ。

4/5 11:08

アブラチャン咲き盛り！

4/5 11:09

11:09　そして突然、開けた！

4/5 11:09

どーん！

4/5 11:10

愛鷹山！

4/5 11:10

箱根駒ヶ岳

4/5 11:11

こんなに視界の広い稜線が続くとは！

4/5 11:15

「樹下の二人」という場所らしい。

「あれが金時山、明神ヶ岳、あの光るのが駿河湾。ここはあなたの憩いの広場」

「ここの樹下に座っていると、詩の世界にひたります。」

岩田さんのつぶやき!?

4/5 11:16

樹下の二人は、別名「サンショウバラの丘」とも!?

サンショウバラは5月下旬が見頃のよう。こちらの枝は芽吹き前。トゲトゲはあった。

4/5 11:16

Oさんも気持ちよさそう。珍しく写真を撮っていた。

4/5 11:17

こちらも、ひなたぼっこ中。

4/5 11:17

名残惜しいけど、この場から離れる。振り返った正面は不老山。

4/5 11:18

ここからは、わりと平坦なトレイル。

4/5 11:18

タムシバ

4/5 11:19

ヤマザクラ

4/5 11:19

ほんのり若葉のトンネル

4/5 11:20

アブラチャン

4/5 11:22

森の中へ。

4/5 11:31

♪♪♪

4/5 11:33

時代を感じさせる、石のテーブル。

4/5 11:34

林道!?　作業道!?　けもの道!?　所々に紛らわしく出てくる。

4/5 11:37

11:37　南側が開ける

4/5 11:39

この眺望は、伐採のおかげ!?

4/5 11:59

ブナもチョロチョロ出てくる。

4/5 12:01

登りも出てくれば、

4/5 12:11

12:11　白くらの頭

※くら＝��

4/5 12:31

さらに歩いて、

4/5 12:34

12:34　湯船山

特に何もなし。通過。

4/5 12:43

あとは下るのみ。

4/5 12:49

12:49　これが、欣求(ゴング)のベンチ!?

4/5 12:49

ボクシングのゴングに非ず。

岩田さんなりのジョークか!?

4/5 12:57

この道標がなければ、まっすぐ進みそうだった。感謝！

4/5 12:57

わざわざ、こんなことが書いてある…。

4/5 13:04

「サンショウバラの大木あり」とあるが、分からず…。

4/5 13:05

13:05　山中諏訪神社
参拝

4/5 13:07

13:07　そして、道路。

4/5 13:11

13:11　明神峠

登山シーズンは、ここまでバスが走っている。駐車スペースらしきところも、1台が限界!?　(そうでなければバスが転回できないと思われる。)

4/5 13:13

富士箱根トレイル。
金時山まで繋がっていたことを知る。

4/5 13:14

看板が、山の形だ。

4/5 13:21

明神峠から少し下った場所の路肩に、車を停めました。

4/5 13:31

車中より。あまりに綺麗だったので。

4/5 13:31

富士スピードウェイ

立ち寄っただけ。(山行中もよく聞こえてたので。)

4/5 14:20

そして、山北駅前の「さくらの湯」は

4/5 14:20

コロナ対策のため、休業中…。でも桜を堪能！

4/5 14:22

山北駅の歩道橋より。桜と同じ目線！

4/5 14:22

山北駅も、春！

4/5 14:30

駅の北側に渡ったら、

4/5 14:34

やまきた・さくらカフェ！

ランチの時間には間に合わなかったけど…、ソフトクリームを堪能！

4/5 16:13

初めてきました。
秦野駅付近にある「湯花楽」。

4/5 16:58

食べかけですが…。

ランチ難民になっていた我々を救ってくれたのは、246沿いの幸楽苑(笑)　こちらは期間限定ゆず塩野菜ラーメン！

撮影機器：

TG-850 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

wildwind

◆道しるべ
すでに朽ちかけ、文字は薄れかけていたけれど、とても丁寧な字で何かが書かれてある看板が至る所に…。どなたかがボランティアで設置したんですかねぇ、とOさんと話していたら、56本の道標が破壊されたとの嘆き(!?)まで出てきた…。

帰宅後に調べてみたら、こんな記事が…。

【岩田さん裁判!?】
https://www.fujinsha.co.jp/nishitan/iwatalawsuit.html


昨年、諸事情により、北ア振興局の方と話す機会があったが、むやみに何かを設置することは承認できない等、国立公園のルールを聞かされたことがある。

それはそうかもしれない。ただ…、山を想う個人の活動があるなら、心より称えたいし、その気持ちを継ぐ者もいるならば、それは許されることではないのだろうか。いろいろと考えさせられた。

岩田さんの道標は、おそらく今は管理されているとは言えず、いずれはなくなってしまうのか…。しかしネット上には綺麗な写真が残されていたので、勝手ながらもリンクを貼らせていただく。

【岩田さんの道標】
https://www.fujinsha.co.jp/nishitan/miyakeiwata.html



◆サンショウバラの丘(樹下の二人)
不老山は2回目だが、前回に引き続き、誰とも会わなかった。まぁそんな地味な山域なのだろうとは思っていたが、大きく期待を裏切ってくれたのが、サンショウバラの丘。いやぁ、やられた！　岩田さんの気持ちがよくわかった。

この日はもともとは東北の山行計画だったが、悪天候により丹沢に変更。丹沢ならば縦走路つなぎ!?　と考えつつも、時間と天気予報の都合上、その目的も達成できず…。でも！　この丘に出会えたのは大きな収穫。また訪れたい、とっておきの場所が増えた。

wildwind

コメント

ポピー🦉popie

Oさん自転車で・・
wildwindさんは走って降りたんですか？(笑)

岩田さん作の道標は何年か前に誰かのブログか何かで見た覚えがあるような(山梨県方面だと思っていましたが)・・そして町？との戦いの件も読んだ覚えがあります。
リンク先の新しい道標写真を見ると、こんな道標があったら山を楽しく歩けるな〜と思いつつ、やはり勝手に設置はいけないとも聞いているので、、難しいですね


すみません、4/15追記です
今日気付いたのだけどwildwindさんは走ったんではなく多分登山口で待ってたんですね？？(^_^;

それから4/11私は県外の ？に行く予定でしたが行けなかったので・・自宅から30km走ってきました〜 気分さっぱり！
wildwindさんも週末を楽しめていたらいいなぁと思っています

wildwind

Re: Oさん自転車で・・
お察しのとおりで。Oさんが自転車でめちゃくちゃ寒い思いをしている中、私は駅近くのセブンでぬくぬく待っていました

岩田さんの件は…。でもとても温かみの作品なので、どなたかが岩田さんの想いを汲んで、登山道を維持し続ければよかったのかもしれませんが…。なかなかうまくいかないものですね

そして30km!?　お見事です、テツの週末

kkmmjm

岩田さんの道しるべ
道しるべファンの方へ　
こんにちは。初めてコメントします。岩田さんの道しるべはとても印象に残りますね。
私は神奈川県に住んでいる者ですが、この9月に岩田さんの道しるべを記録した書籍を出版しました。風人社「道しるべに会いに行く」というタイトルです。すでに今はなくなってしまった道しるべの写真も載せました。プロの写真家三宅岳さんの写真集のページもあります。ご覧いただけたら嬉しいです。有隣堂本厚木、ジュンク堂書店、カモシカスポーツの書籍コーナーにはおいていただけるようですが、風人社に直接ご注文唯くか、Amazonで購入するのが一番簡単です。
　残り少なくなっていますが、もうしばらくは残った道しるべに会いに出かけたいですね。

wildwind

Re: 岩田さんの道しるべ
はじめまして＆わざわざこの山行記録を見つけてくださり、ありがとうございます。

私にとっては、たまたま出会った道しるべでしたが、読めば読むほど味があるのに、いつかは朽ち果ててしまうであろうことは残念でもありました。しかしそれを本という形にして後世に残そうとしている方からご連絡をいただけるとは！

風人社のホームページも拝見しました。発売は9/26のようですね！　知人が横浜のカモシカスポーツの近くに住んでいるので、見てきてもらおうと思います

また岩田さんにお会いしたこともありませんが、多くの方から愛される、心優しいお人柄だったと思われます。私もまた不老山には季節を変えて行ってみたいですし、岩田さんのことも偲ばせていただきます