磐梯山と安達太良山

katoken
その他13人 - GPS
- 32:00
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 822m
- 下り
- 819m
コースタイム
9/3、8時宿舎出発ー8:30沼尻登山口ー9:05湯の花採集場分岐ー10:05障子ケ岩ー11:05船明神山ー11:30分岐ー11:45安達太良山山頂ー12:10分岐昼食ー13:05鉄山ー13:50胎内岩ー15:05湯の花採集場ー15:33分岐ー16:00駐車場ー22:10鶴岡着
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2006年09月の天気図 |
| アクセス | |
| コース状況/ 危険箇所等 |
わが山岳会の最高齢者81歳の佐藤節子さんの健脚ぶりにはスゴイの一言。 シラタマノキ、クロマメ、ゴゼンタチバナの実、ガンコウランなどが豊富。 イワインチンの黄色い花がきれい。月山、鳥海山では見たことがない。 |
写真
感想
9月2日(土)朝6時常世邸に14人集合。鶴岡山岳会始って以来の大人数ではないか,と当山岳会の生き字引である佐藤節子さん(82歳)は言う。レンタカーに全員乗って,常世令夫人に見送られ磐梯山に向かう。雲はあるが晴れ間の登山日和である。
八方台登山口(1194m)10:10到着。駐車場はかなり混んでいる。10:35出発,約1km緩斜面を歩くと硫黄臭の中ノ湯(1300m)を通過し,11:05休憩(1350m)。ここからやや急坂になるが百名山だけあって道はしっかりしている。ヨツバシオガマ,アキノキリンソウ,ヤマハハコ,オオカメノキ(実)を目にする。この西側斜面は森林限界までブナとダケカンバの混合林になっている。12:05休憩,涼しく汗はそんなにかかない。標高1500mから稜線をはずれて約1km余りのトラバースになり標高1550mで平坦地に出る。12:25お花畑(1590m)に着く。タカネナデシコ,アキノキリンソウ,キオン,ヤマハハコが咲いている。裏磐梯から磐梯山と双耳峰に見える櫛ケ峰(1636m)が目の前に荒々しく聳えている。12:50〜13:30まで弘法清水(1630m)で昼食。ここは4合目という。山頂が5合目。登山口に無事下山するまではまだ半分という意味なのだろうか。チョロチョロと流れる清水は冷たく美味しい。盒供ぐ霎両氏のコンロで湯を沸かしコーヒーやお茶,味噌汁を飲む。常世家特製の粕漬けが美味。大人数だと持参料理も豊富である。出発してまもなくウメバチソウ,タデが咲いており,ミヤマトウキの芳香を嗅ぐ。多くの登山者とスライドする。
14:00磐梯山山頂到着。吾妻連峰や飯豊連峰,安達太良山は雲の中であるが猪苗代湖や桧原湖,秋元湖,小野川湖が眼下に広がっている。ここで盒脅損瓩車を翁島下山口に回すため八方台登山口に下りる。14:10下山。1200m付近までかなりの急斜面の道である。スリップしないよう慎重にゆっくり下りる。月山,鳥海山では見たことのない黄色い花が咲いている。登ってきた地元の単独行の女性から聞いたらイワインチンと言う。微妙な名前に淫靡な表現をつけてみんな笑いあう。15:35休憩(1480m)。1200mから緩斜面の花もなく,単調な長い下り道にいささかうんざりする。16:35車道到着(915m)。16:55翁島登山口(810m)に着く。18:05宿舎(865m),磐梯沼尻高原ロッジ(オーナー;登山家の田部井淳子)に着き,早速温泉に入浴。そして乾杯・酒宴・二次会。
9月3日(日)8:00宿舎出発。天気晴朗,気分良好である。車で約15分,沼尻登山口(1130m)に着く。準備体操して8:30出発。西斜面で日陰の快適な登路である。シラタマノキ(実),イワハゼ,ツルリンドウ,ゴゼンタチバナ(実)を見ながら,9:05分岐で休憩(1320m)。左は硫黄川(湯の花採取場)に下る道で,帰りここを登ってくる。右道に入り,標高差50mほど急登するとハイマツ帯の緩い稜線を歩く。足下の小さなゴゼンタチバナ(実)とシラタマノキ(実)が紅白模様を描いて迎えている。ハイマツ帯を脱けると10:05障子ケ岩の岩稜(1615m)に出て休憩する。眼下に灰白色の沼ノ平,目前の稜線には鉄山と鉄山避難小屋,胎内岩が見え,120度方向には安達太良山(別名乳首山)山頂の黒い乳首が露出している。歩きはじめてまもなく先頭集団7,8人が精力剤のガンコウランの実を食べている。クロマメノキの実はブルーベリーの味がする。11:05船明神山(1667m)に着く。祠がある。雲が多くなり涼風が吹いてきた。赤銅色と灰色の荒涼たる山岳風景を堪能しながら緩やかな尾根道を歩く。登山客が多い。11:30平坦な分岐に到着。ザックをデポして安達太良山を目指す。11:45山頂に到達。曇天だが南に和尚山,北西に西吾妻山,北東に福島市の信夫山など展望がきく。12:10分岐に戻る。居残った盒脅損瓩お湯を沸かして昼食の準備ができている。コーヒー,紅茶,緑茶,味噌汁など大勢での昼食は大家族の一家団欒の雰囲気である。12:40出発。なだらかな牛の背,馬の背を歩きながら山岳景観を楽しむ。右側の下方には,かつて当山岳会が宿泊したくろがね小屋(温泉宿)が見える。13:05鉄山山頂(1709m)。鉄山避難小屋を通過してなだらかな登路を下る。ハクサンフウロウに接する。13:50胎内岩(1590m)をくぐっておりる。14:05休憩(1505m)。14:40硫黄川中州を通過し,15:05湯の花採集場(1230m)で休む。湯温70℃位か乳白色の温泉水が勢いよく流れ露天風呂に注いでいる。2人入浴している。15:20出発し急斜面を登る。ヒメシャクナゲの蕾をみつける。稜線の分岐に15:33着いて,16:00駐車場に全員無事到着。宿舎の風呂で汗を流す。車内はシャンプーの匂いで気分爽快。途中,喜多方ラーメンを食べ,車窓を流れる大きな北斗七星を眺めながら帰途につく。22:10常世宅到着。
参加者;常世寛 佐藤昭夫 稲泉眞彦 佐々木駿一郎 松田孝一 盒脅臓^駄邱А<憩5一加藤健次郎 佐藤節子 秋野芳子 藤田紀子 鈴木悦子 佐藤喜恵子 (文;加藤健次郎)




















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