高社山(赤岩コース) 県警ヘリやまびこ出動
コースタイム
山頂11:00-薬師如来下でハチに刺され動けなくなった女性に遭遇11:40ころ?-救急要請-ヘリ救助13:20ころ?-下山13:50ころ
天候 | くもり時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
お墓脇に数台路駐可 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所はありませんが、岩場の急登は滑りやすいので注意して下さい。 登山道入ってまもなくクマ除けの静電気柵を越えて行きます。黄色の取っ手を持って開ければ大丈夫です。 この日は薬師如来上の登山道上に大きなハチの巣が落ちていてたくさんのハチが飛び回っていました。幸い早めに気付けたので登山道を外れて大回りして登ったのですが、後に一人の女性の方が被害に遭ってしまいました。 |
写真
感想
トレランの練習も兼ねて中野市の高社山へ。
少し行くとクマ除けの柵があってびっくり。恐る恐る柵を開けて進みました。
途中薬師如来手前の登山道のど真ん中に大きなハチの巣がごろりと口を開けて落ちていました。スズメバチと思われる大きなハチもブンブンと飛び回っていたので、大回りをして避けて進みました。
西峰を過ぎ、東峰までの稜線場でカモシカに遭遇。一瞬熊かと思って驚きました。登山道上に立ってこちらを見ていたので10秒ほどお互い固まっていました。「通らせて。」と声をかけると下って行ってくれました。
下山はひたすら走る走る。途中滑って転んでいが栗に手をついてしまいました(痛)。
ハチの巣地点を用心して通過後直ぐに家族連れの方に会うが様子がおかしい。女性の方がうずくまっているので聞くと足をハチに刺されたとのこと。なんとかショックって聞いた事あるけどそんな感じだったので、直ぐに救急に連絡しました。とりあえずわかる範囲の場所を伝えたけど、時間がかかりそう。その間にも容体が悪くなってる感じでとにかく心配。
そのあと県警のヘリから電話が入って、ヘリで救助に向かうから開けた場所で目立つものを持って手を振って下さいと言われる。現場は樹林帯の中だったのでとにかう上に上がって空が見える所へ。登っている間にヘリが来ちゃったら‥なんて考えたら焦ってしまい、疲労もあったのでなかなか場所が決められず。そのうちヘリの音が近づき、服と帽子を振って合図しましが上空を何度も飛んで行くもののなかなか気づいてもらえず、「ここだよ!」と何度も心の中で叫びました。ヘッドランプがあったのを思い出しそれもヘリに向けながら必死でした。ようやく発見してもらってヘリから隊員の方の手のサインが見えたときはホッとしました。
それからヘリから一人の隊員の方が降りてきて、下から上がった消防隊員2人と私の4人でヘリで吊りあげられそうな場所まで女性をタンカで運びました。女性はかなり重症な感じで、ヘリが私を見つけるのに時間がかかってしまったことにものすごく責任を感じました。もっと開けたところまで頑張って登ればよかった。そればかりが今でも心に引っかかって離れません。
女性は隊員の方と一緒にヘリに吊りあげられて病院まで搬送されて行きました。ヘリのものすごい吹き下ろしの風を初めて体験しました。女性の方の早い回復を祈るばかりです。
今回の山行は山の危険を再認識する機会となりました。
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