御池岳(過去レコです)。


- GPS
- --:--
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 785m
- 下り
- 785m
天候 | 雨のち晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
その他周辺情報 | 阿下喜温泉で汗を流しました。 |
写真
感想
鈴鹿最高峰の御池岳には2度登ったことがある。一度目は7年前の5月1日、一人で鞍掛トンネルから鈴北岳に向かい、そこから御池岳に登って、同じ道を引き返した。全行程、5時間35分であった。二度目は5年前の4月24日、中日文化センターの中高年山の会で、「屋根のない学校」の駐車場に車を置いて、白瀬峠登山口から木和田尾、荷ケ岳、冷川岳、カタクリ峠、そして御池岳と全行程9時間弱のしんどい御池岳であった。今回はコグルミ谷から登る事にした。2010年4月29日、朝7時に家を出た時は土砂降りであった。天気予報では、前線が通過しており、突風や雷に注意が必要であるが、午後からは晴れるとの予想である。関ヶ原から上石津を走っている頃まで雨であったが、御池岳に近づくと雨は止み、鞍掛トンネルの駐車場に着いた時には青空が出始めていた。なんと心掛けの良い事。風が強いのでカッパの上着を着込み、スパッツを着け、8時55分、いざ出発。車で上って来た国道を、登山口のあるコグルミ谷出会いまで下る。「コグルミ谷登山口」には登山届を出すボックスもあるが、赤い紐が掛けられていて通行止め。良く見るとその横から山の中に続く足跡がある。9時15分、引き返すのも癪なのでそこに入るが、どう見てもまともな登山道ではない。「30分程先に陥没地帯あり要注意」って書いてある、はたしてどうしたものか。木の枝や根っこに掴まりながら落ち葉の積もった急斜面をよじ登っていると、左下の沢沿いに道らしきものが見え、そこを団体さんが歩いていく。あそこに出れば良いんだなと思いながらも、谷に下りるには急すぎる。仕方なく前へ進むが、段々踏み跡もあやしくなり、一向に谷に下りることが出来そうも無い。この踏み跡はけもの道に違いないと思い始め、登山口まで引き返すことにする。下りは少々やばいぞ、一歩誤れば谷底までまっしぐら。後ろ向きになったりしながら無事登山口に帰り着く。そして谷にかかる橋をわたって沢の右岸から谷に入ると、これは間違いなく登山道。これでひと安心してコグルミ谷に沿って、左岸に渡ったり右岸に戻ったりしながら登る。じきに汗がにじみ出てきて衣服調整、カッパを脱いでザックに納める。紫色のスミレ草は何スミレ? 白い花、葉に斑点があるのでこれはニリンソウか。道が崩落していて、その上を巻く道が出来ている。登り始めておよそ30分、これが登山口に案内のあった場所だろう。結構急な登山道、ゆっくり登っていると幾つかのグループがわたしを追越して行く。そろそろ登り始めて1時間ほど経ったと思う頃、「この先5分で陥没地あり」と立て札がある。「?」、「30分じゃなかったの?」、なんと倍ちかくもかかって登っているのかとガッカリ。でも大した陥没地帯は見当たらず、登山口に記してあったのとは別のものだと判断し、ほぼ所要時間どおりだと安心する。間もなく「五合目」の案内があり、そこでわたしを追い抜いていったグループが休んでいる。わたしはカメ、お茶を一杯飲んだだけですぐにゆっくり登り続ける。そしてまた先程のグループに追越される。「六合目」のカタクリ峠に出るとまたまたいくつかのグループが休んでいる。わたしは休まず先に進む。そしてまた追い越される。カタクリの葉はあるが花の無い尾根を登り、真の谷と合流し、鈴北岳への分岐から鈴が岳に向かう。コバイケイ草の大群落、花はまだ無い。左程の道には見えないが、これが結構シンドイ。「九合目」では多くの人たちが休んでいる。わたしもお茶を飲んで一息つくが、すぐに出発。あとから団体さんが付いてくるが、もうわたしを追い抜くことは出来ない。泥沼でヌルヌル滑り、靴も重くなるが、わたしの足は快調。11時50分、頂上に到着。登山口からおよそ2時間半であった。ボタンブチの見える場所まで行くと風が強くなり、風の少ない場所まで戻って腰を下ろす。あったかいお味噌汁を作り、コンビニで買ったオムスビを頬張る。空は雲ひとつ無い快晴、風も弱く、オゾンたっぷりの中で食べているなんてこんな贅沢は無い。カレンフェルトを伝って、「御池岳頂上 1247m」の柱が立つ頂上へ。春霞ではあるが、伊吹山、養老山脈がくっきり。頂上から日本庭園に下り、うねって広がる野原の中の道を鈴北岳に向かう。青空の下、あちこちに、座ったり横になったりしている人がいる。13時20分、広々とした鈴北岳山頂に到着。この先は尾根を鞍掛峠まで下り、峠からはトラバースの道。一部崩壊しているが、ここを慎重に越え、何度も折り返しながらトンネルの前の駐車場に帰り着いた。およそ5時間の気持ちの良い山歩きであった。
阿下喜温泉で汗を流し、帰途に着いた。
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