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Yamareco

記録ID: 2312918
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ハイキング
志賀・草津・四阿山・浅間

本白根山(過去レコです)。

2009年10月31日(土) [日帰り]
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onisan その他1人
GPS
--:--
距離
6.5km
登り
226m
下り
225m
天候 晴れ。
過去天気図(気象庁) 2009年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 東海環状道路、中央高速、長野道、上信越道を経て上田菅平ICで降り、国道144号線を北上、嬬恋村から万座ハイウェイ、そして志賀草津道路白根山の駐車場へ。
いい天気です。
2009年10月31日 11:09撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/31 11:09
いい天気です。
弓池。
2009年10月31日 11:28撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/31 11:28
弓池。
2009年10月31日 12:31撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/31 12:31
鏡池を
2009年10月31日 12:36撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/31 12:36
鏡池を
見降ろします。
2009年10月31日 12:41撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/31 12:41
見降ろします。
2009年10月31日 13:08撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/31 13:08
4本ともそれぞれ違う木です。
2009年10月31日 13:34撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/31 13:34
4本ともそれぞれ違う木です。

感想

  秋たけなわ。標高の高い山では雪があってちょっと無理。さてどこに登ろうかなと考えて選んだのが、お手軽登山の本白根山であった。昨年11月下旬、赤城山の帰りにこの山に登ろうとしたが、雪のため志賀草津道路が閉鎖されており断念した。今回、本白根山だけでは勿体ないので翌日は四阿山にも登ろうと、菅平に宿を予約した。
 2009年10月31日(土)、5時に自宅を出発。東海環状道路、中央高速、長野道、上信越道を経て上田菅平ICで降りて料金はたったの1000円。国道144号線を北上し、嬬恋村から万座ハイウェイに乗り、硫黄の臭いが漂う万座温泉から志賀草津道路に出る。右か左か、案内板は無く、さてどちらに行ったものか、え〜い、左。しかしどうもおかしい、途中で引き返してようやく白根山の駐車場に到着する。まずはレストハウスで腹ごしらえ。駐車場の周囲は大賑わい、湯釜へ登る人の列は富士山登山を思わせる。この白根山は日光白根山と区別して草津白根山と呼ばれている。草津白根山はこの辺り一帯の総称で、これと云ったピークは無い。いくつかの噴火口から成り立っており、湯釜もその一つである。わたしは以前湯釜を覗き、草津白根山に登った事にしていたが、今回は最高峰である本白根に登ることにした。とは云っても最高点(2171m)への道が無いので、その近くまで登るだけのようである。道路を渡って、湯釜とは反対側の逢ノ峰と弓池の間にある車道に入る。ここからは一般車通行止めで、観光客のざわめきは消え、静かな秋の気配が漂う。車道を歩いていると、駐車場と白根火山ロープウェイ山頂駅を結ぶ無料シャトルバスが行き来しているのに会う。これに乗れば時間も短縮出来そうだが、雲ひとつない青空が広がる絶好の登山日和、バスで行くのは勿体ない。天気予報では今日一日は晴れ、明日は曇りのち雨。明日は四阿山に登れないかも知れないので、今日は気持ちの良い秋の登山をたっぷり味わいながら歩く。車道の両側にゲレンデが現れ、山頂駅近くの右側のゲレンデのリフト降り場に踏み跡がある。何の案内も無いがそこに入ると登山道らしきものがあり、急斜面のゲレンデを見下ろしながら歩く。枯れ落ちた雑木林の中を下り気味に進むと沢が現れる。階段を降りて沢を渡り、梯子を登る。やや下り気味のトラバース、山肌は苔むして、根っこや石の「うろ」がいっぱいあいている。中を覗き込むとヒカリゴケがうっすらと光っているうろもある。草津の町並みを見下ろして、静かな山道を誰にも会う事無くぶらぶら進む。殺生方面への道を分けると急登になるが、やがて木道が現れ、これをゆるやかに登っていく。以前は壊れかけて少々やばかったそうだが、今は新しい立派な木道に変えられている。登山道に入って始めて人に出会う。雑木林から出ると左下に池があり、その周りに人が休んでいる。「鏡池」と書かれた立て札があり、「噴火口に水が貯まったもので、大きな石が気候のかげんで分離され、亀甲状に見える」というような説明が記されている。「構造土」と呼ばれているとの事である。池には降りずにそのまま登り、池全体を見下ろすと、成程、亀の甲羅のような模様の石が池底に並んでいるのが見える。少し登るとこの周遊コースのほぼ中間地点、「本白根山展望所0.3km」の標識があり、展望が開ける。薄茶色の小高い丘がおそらく展望所なのだろう、そこに向かって遊歩道が伸びている。その右側は大きな深い窪地の噴火口跡、水は貯まらず涸釜と呼ばれている。道の両側は高山植物の保護のため丸太で境界されているが、今は花の姿は無い。展望所からは湯釜、白根山、横手山が見渡せるが、はて浅間山は何処かいな。涸釜を囲むように遊歩道がめぐっているのが見える。展望所からは新しい立派な木の階段を下る。万座への道を左に分け、涸釜の縁をたどる。深田久弥はこれを見て、古代ローマのコロシアウムを思わせると書いている。釜の底にはガレが整然と並んでいるのが見えるが、どのようにしてこんなものが出来たものかは判らないそうである。釜の反対側に登ると、コマクサの説明板がある。一度は絶えかけたコマクサであるが、地元の人の活動で群落が出来るほどになったとの事であるが、今の季節その姿は見えない。涸釜から別れて登山道を下る途中、同じような太さの4本の木が寄り添うように立ち、それぞれにネームプレートが吊るされている。「コメツガ」、「トウヒ」、「オオシラビソ」、「シラビソ」、4本とも違う木たちである。コメツガとトウヒはどちらも松の木のようなざらざらした幹で、どこがどう違うのか判らない。オオシラビソとシラビソ、これまた区別はつかない。ゲレンデが現れ、これを横切って車道に降り立つ。あとは来た道を戻るだけ。4時過ぎ、レストハウスに戻り、コーヒーとサンドウイッチ。いい天気に恵まれた、およそ2時間40分の秋の日の気持ちの良い散策であった。

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