栗駒山(湯浜コース)〜昭和湖
- GPS
- 2215:49
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,300m
- 下り
- 1,297m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場は国道398沿いに結構な数を停められる。温泉宿泊客も同じ場所に駐車すると思われる。湯浜温泉は駐車場から約10分ほど歩いて下ったところにある。 登山ポストあり(のような気がするがきちんと確認していない。) 距離はある程度あるが急登なく全体的に緩やかに登る感じ。 一か所だけ渡渉箇所あり。流れ速くなく、深くもない。 最初のブナ林の中は地面がぬかるんで足が沈み込むような箇所が何か所もある。 危険個所は全くないが、地震の影響か一か所登山道が崩壊している箇所がある。草につかまったりすれば通れなくはない。下草は刈られているので未整備の道ではない。 登山道入り口の湯浜温泉三浦旅館は日帰り入浴可。時間制限なし。500円。駐車場まで片道10分ほどで往復が面倒な場合はザックに入浴セットを入れておくとよい。 |
写真
感想
紅葉時期の栗駒山にぜひ行きたいと思い計画。様々コースはあるものの2008年の岩手・宮城内陸地震の被害から未整備の登山道もいくつかあった。宮城方面からは、いわかがみ平からの入山が一般的らしいが距離がなく、あっという間に登頂できてしまうのもつまらないと思い、湯浜温泉からの湯浜コースを選ぶ。
そして今回の目標の一つに、自分の歩くペースをつかむこと。少し登りがきつくなると心肺が悲鳴を上げて辛くなってしまう悪癖がある。どんな歩き方、どんな歩き方をしたら辛くならずに快適に歩けるか、それをつかむのも大きな目的の一つだった。
7:44 湯浜温泉を出発。ブナ林の中を行く。初めはやや登りが急であるが長くは続かずすぐに緩斜面になる。ちょっとした森林浴と言った感じ。下草は刈られていてまあまあ快適に歩ける。噂どおりに静かなコースで、3連休の真ん中だというのにこのコースを歩いていたのは(おそらく)地元の団体さんと、一人の女性だけだった。しかしながら、ぶな林のコースは所々ぬかるんでいて、深い足跡を作り足元を汚すこともしばしば。草の上を歩いたり、石を探したり、なるべく汚れないようにしなきゃと画策するものの結局はドロドロになる。
途中ロープのある急斜面があるが、手を使って特に苦しむことなく登ることができた。
ブナ林を抜けると灌木帯。いきなり紅葉の虚空蔵山の姿がドドーンと現れる。自分もそうであったが、あとから来た団体さんも感嘆の声をあげていた。そこから先は木道が設置されている個所もある。残念ながら木道は傾いていたり、歪んで折れていたり、隙間から草ぼうぼうだったり、これも地震の影響なのか痛々しい限りであった。
10:40 虚空蔵十字路 地図には十字路と記載されているが、直進方向と左折の道しかない。この点だけ見ると三差路である。さて、ここで一人の女性が休んでいた。何度も栗駒には来ているというその女性に分岐左側であることを確認し、自分は左に折れていったが暫く歩くと道がなくなっていることに気付く。溝の横を歩いていたが、溝はだんだん深くなっていき、道のその先は藪になっている。溝の向こう側に道らしきは見えるが、2mはあろうかという溝を飛び越えていくかそれとも溝の下からよじ登るかどちらかしかない。あとから分岐であった女性もやってきて二人で少し相談し、やはり溝からよじ登るしかないと判断し、(飛び越えて失敗して怪我するのは絶対に嫌だ。ここは体育館ではない。)何とか向こう側の道までたどり着くことができたが…これも地震の影響なのだろうか。さて、このあたりまで来ると栗駒山の姿も見えるようになる。なんと…栗駒山頂を目指す人々の行列がすでに見えてしまうのであった。
10:52 天狗平到着。須川コースと秣岳コースが合流する稜線上の大交差点…と、ここで自分の顔が(゜o゜)←こうなる。人だらけなのである。人人人…。これが秋の栗駒の現実なのだ。ここから山頂までは800m、行列の中に入って山頂を目指す。ここから先は自分のペースは守れない。まあ、ゆっくり景色を楽しみながら山頂を目指すことにする。
11:11 栗駒山頂到着 湯浜温泉から3時間40分ほどかかった事になる。休憩なく調子よくここまで来ることができた。急斜面ほとんどないことも一つの要因かもしれない。さて、山頂もやはり人込みである。そこここにレジャーシート、お弁当タイムを楽しむ人々、ウエアも色とりどり、ここは馬見ヶ崎河川敷の芋煮会会場かってくらいのにぎやかさ。山頂の標柱の前での記念撮影もなかなか困難、シンデレラ城前の記念撮影かってくらいの順番待ち(大げさ)山でこんなに人込みができるとは、自分世間知らずだった。山頂付近は風強く、ウインドブレーカーを一枚重ね、この日初めて座ってコーヒータイム。おにぎりを持ってきたのだが、腹がなっても食べられないのがいつものこと。バーナーでお湯を沸かしてラーメン作って食べるなんてことは自分の腹には必要なく、この日もおにぎり半分だけが精一杯であった。
天狗平に引き返し、次は須川コースの昭和湖に行ってみることにする。こちらのコースもとても人が多い。行列に入って下山…下りる下りる…すごく下りる。休むことなく下りる。がっかりするくらいに下りる。
12:18 昭和湖到着 硫黄の香り、パステルグリーンの湖面。火山地だなあ〜。この下の須川温泉、きっと語源は酢川に違いない。硫黄臭い温泉じゃないのかな…と、よく調べもしないで適当なことを書いてみる。(日記部分だから許して)昭和湖にはトイレもベンチもあって休むには最適快適。岩手県まで来ちゃった。
13:13 天狗平到着
15:33 湯浜温泉到着
湯浜温泉では500円で日帰り入浴可能。ランプの宿として知られているところで看板犬ちゃんがなぜかサンダルを加えて来客を迎えてくれる。お湯は柔らかく気持ちいい。とてもアットホームな感じでほっとするところです。
最後に
1、あこがれの栗駒紅葉を間近で見られて良かった。ものすごくきれい!!!
2、自分のペースはまず守られたのかな。ただし今回はゆるい斜面ばかりで、急斜面になった時のペースがまだ解らないのでいつかどこかで探ってみなきゃ。
3、ものすごく楽しかった!!!相変わらず仲間のいないおひとり様なのだが、気楽で楽しいばかり。途中出会った人たちとも楽しく会話でき、あたりまえのやり取りの楽しさを再確認したところです。
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