栗駒山でまさかの大ピンチ!無事下山できるのか! 〜表掛 御沢コース〜
- GPS
- 08:03
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 860m
- 下り
- 571m
コースタイム
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 8:04
天候 | 最初は晴れてたけど途中から予報通りの暴風雨 気温: 16〜20℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・いこいの村跡地臨時駐車場 ・表掛け登山者専用駐車場 ・ハイルザーム栗駒 混雑時は係員に誘導されるので好きなところに停められるわけではないです。基本は上から順に埋まっていくので、空いてるところに誘導される感じ。 今回はもともと表掛け〜裏掛けの計画だったため、朝イチで裏掛け登山口近くの「いこいの村」に車を停め、車道を500mほど歩いて表掛けの登山口へ移動しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
表掛けコースは、通常の登山道ではなく完全な「沢歩き」ルート。徒渉というレベルではなく、水の中をジャブジャブ行く感じ。ダイナミックな自然を満喫できる名ルートだけど、まさかあんなに体力消耗するとは、、、 |
その他周辺情報 | 電波状況: docomo:94% / au:77% / softbank:57% https://chizroid.info/denpa/ex/map?tid=r0w8b8iemz |
写真
感想
んー、それほど無茶な計画だとは思ってなかったはずなんだけど、、、
栗駒山。言わずと知れた紅葉の名山。先日テレビでこの栗駒山には「9つのルートがある」と紹介されていて、頭の中で数えたらそのうち7つは歩いたことがあったので、残りの2ルートのうちの1つ、裏掛けルートを歩いてみようと思った。(ちなみにもう1つの残りは大地森。このルートは歩く日は来るのだろうか、、)
ま、せっかく裏掛けルートを歩くのであれば、栗駒山で「御駒講」と呼ばれる歴史的な登拝道である、表掛けで登り、裏掛けで下るという周回ルートにチャレンジしてみようと思い「らくルート」で計画してみたところ、体力度3、累積標高900mと出た。これであれば自分の体力であればそれほど無理なく歩けそうだ。よし、行くか。
で、当日。表掛けの登山口から1時間ほど樹林帯を歩いてついに「御沢」と呼ばれる沢に到着。ここからは完全に沢歩き。実際に歩いてみると、まあ楽しい。ジャブジャブしながら岩の乗り越えるのがまるでアトラクションのようでワクワクする。昔の人もこうやって楽しみながら登ったんだろうなぁなどと考えながら。しかし、御沢を1時間半ほど歩いた辺りで足に異変が。ん、思ったより足の体力消耗が激しいぞ。そりゃそうだ、ステップの無い大きい段差の荒れた登山道をずっと何時間も登り続けているようなもんだよな、でもここでやめるわけにはいかない、前に進むしか、、、
こうなるともう足は時限爆弾、少しでも負荷を掛けたら大爆発するので、まずは塩分、水分をしっかり補給し、薬も飲み、持っている防寒着は全てフル活用し、休憩をはさみ、ペースを最大限に落としながら少しずつ歩を進め、何とか山頂に到着。吹き荒れる強風、雨、かつて鳥海山で救助要請してしまった記憶がフラッシュバックする中、エスケープの中央コースから何とかいわかがみ平までペースを落として下り切った。スタートする際にはまさかこんな展開になるとは想像もしてなかったが、、、
今回の敗因は何だろう。やはりヤマレコの「体力度3」を過信してしまったことかもしれない。前回の体力度3の山行がこれくらいだったから、次回も同じくらいかなと盲目的に考えてしまった。しかしこの数字はコースタイムや距離、累積標高などを参考に出しているだけで、特に今回の御沢コースのような特殊な状況までは的確に反映されているわけではない。普通のルートではない場合はそれを加味して計画を立てるべきだった。
あと昼頃に寒冷前線が通過して天候が悪化することは元々分かっていたけど、その前に沢は通過できるだろう、また山頂の暴風雨は経験済みだからそれも何とかなるだろうと安易に考えてしまったけど、もし足をくじいて行動不能になって沢で長時間救助を待たなければならなかったかもしれないとか、休憩しながらペースを落として歩くにも暴風雨だと体温低下するためそうも言ってられないとか、そういうことまで想定は出来なかった。
ま、今回は幸いなことに中央コースという恵まれたエスケープルートがあったことと、また紅葉時期でたまたまシャトルバスが運航していたことでずいぶんと助かった気がする。そうでなければと考えると少し怖い。今回の教訓をしっかり受け止め、今後も安全登山に努めたいと思います。
教訓:寒冷前線ナメるな。
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