納古山(過去レコです)。
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 429m
- 下り
- 429m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス | 各務原ICから東海北陸道、美濃JCTから東海環状道路に入り、美濃加茂ICでおりる。国道41号線を道の駅「ロックガーデン」へ。その先R41を離れ登山口へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
左程の危険個所はありません。 |
写真
感想
半年ほど前、岐阜新聞でこの山が紹介されていた。七宗山歩会により登山道が整備され、頂上からは360度の景色が眺められると云う。いつでも登れそうなので今まで放っておいた。2010年5月2日、ゴールデンウィークの第2日目、一人で登る事にした。各務原ICから東海北陸道、美濃JCTから東海環状道路に入り、美濃加茂ICでおりる。国道41号線をスムースに走り、道の駅「ロックガーデン」の先から、国道に別れを告げ七宗町の市街地に入る。すぐに納古山の案内があり、左折して林道に入る。車一台が通れる林道をしばらく行くと、「トイレ」の案内があり、数台が止まれる場所に簡易トイレが設置されている。その向こうに「納古山登山口」があり、そこでUターンして道路脇に駐車する。自宅から僅か1時間ほどで来る事が出来た。「納古山登山口、中級コース」と書かれた立て札があり、「初心者コース→」はまだこの林道の先にあるようだ。8時52分、中級コースに入る。ヒノキの植林帯の中、緩やかな良く整備された道を歩く。澄んだ水の流れる沢沿いの道、木立の間から明るい陽が差し込み、ウグイスの鳴き声が春を感じさせる。杉が沢を跨いで倒れている。道は徐々に勾配を上げ、「塩の道 ←登山道 初級コースへ→」と立て札のある分岐に着く。左の道を行くと岩場が立ちはだかる。これを登ると再び岩場。しばらく岩場が続くが、足の置き場に赤いペンキで丸印が付けられていて、考える事も無く安心して登る事が出来る。空が近づいてきて頂上かと思いきや、テッペンに上がるとその向こうにもうひと山見える。ここを下り、登り返す。クサリのある岩場を登り、さあ頂上だと思いきやもう一つ向こうに頂きが見える。右手から初級者コースが合流し、まだ花には早いヒカゲツツジを見ながら頂上を巻くように登り、10時3分、納古山頂上に到着。登山口からおよそ1時間10分の行程であった。石垣で1m程の高台が作られており、その真ん中にお地蔵さんが一対と、その横に、ここから見渡せる山々の案内図が鎮座している。その上におじさんが写真帳を拡げて、寄ってきた人に説明している。地元のおじさんであろう。聞くとも無く聞いていると、「普通、山の頂上は神様の世界で、仏さんは一段下がった所に奉られるもんだが、誰かが麓からこのお地蔵さんを運んできて置いた」。成る程。遮るもののない山頂からは、うわさに違わない三百六十度の展望。ここしばらく晴天続き、御嶽が白い姿を春霞の中に浮かべ、その南には恵那山が黒々と鎮座している。山また山、冬になれば伊勢湾まで見渡せると云う。ベンチに腰をおろして山々を見ながらバナナを頬張る。おじさんの話しをきいているおばちゃんの声がキャンキャンうるさく、早々に下山開始。初級者コースを下ることにするが、下り始めは結構急である。ミツバツツジの薄紫の花が満開。ヒメシャラの巨木、見上げれば明るい日差しを受けて白い花が輝いている。見上げる事が無ければ気付かずに通り過ぎてしまうだろう。「中級コース」への道を分け、尾根道から木和谷に向かう。丸太の橋を何度も渡り返し、木和谷を下る。11時7分、数台の車が止められている林道に出る。ここからは何の変哲も無い林道歩きだが、木和谷のせせらぎの音が快い。林道のあちこちに車が止められていて、無理して登山口の狭い林道に止めておく必要は無いことが判った。11時19分、登山口に戻ったら、わたしの車の前後にずらりと車が並んでいた。3時間半弱の気持ちの良い山歩きであった。
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