開聞岳(過去レコです)。
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 784m
- 下り
- 784m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
感想
2008年1月14日、墓参りから足をのばして指宿のホテルに投宿。予定では翌日7時から開聞岳に登る筈だったが、起きたのが6時半。7時からバイキングの朝食をしっかり食べ、ホテルを出たのは8時を過ぎていた。ちょっと前まで雨、今は霧雨程度、今日は晴天は望めそうも無い。開聞岳登山口の路肩に車をとめ支度をする。ナビを鹿児島空港に合わせると、所要時間は2時間。帰りの飛行機に間に合わせるためには下山してからどこへも寄れそうもない。8時50分、サブザックを背負って2合目登山口に入る。暗い亜熱帯樹林の中、背丈ほど深い溝の登山道を登る。以前登ったのは7月、夏の真っ盛り、熱中症になるかと思われるほどの暑さで、開聞岳は夏にではなく冬に登るものだと思った。今は冬、ウインドブレーカーも着ていないがそれでもじきに汗が流れ出す。ゆっくりではあるが大分登ったと思ったのに、現れた看板には「ここは2.5合目」と書かれていてガックリ。途中、2人連れの若者に追い越されながらも休まず登る。溝から出て軽石の砂利状の道を登り、「ここは5合目、あと2.0km」の地点で、木立ちの途切れた場所から眺めると、海と海岸線が見える。5合目は高さでは半分ほどだろうが、まだ1/4周ほどしか回っていないようだ。「6合目」の標識でひと休み。開聞岳はトロコニーデ型の二重火山、いつしか大きな石が重なった歩きにくい道となり、今朝方の雨で濡れた石の上を滑らないよう気を付けながら登る。木を掴んでヨイショと登ると、枝から雫がしたたり落ち帽子を濡らす。要所要所に木の階段があるが、いずれの階段も一段目が足を掛けられないほど高い。よく見ると階段を支える支柱が浮いている。地面が流れてどんどん崩壊し、階段が宙に浮いてしまっているのである。7合目からは左手に展望が開け、海が見える。「仙人洞」を過ぎ、相変わらずの大石の密林の中、次に足を運ぶのはどの石にするか、選びながら慎重に登る。「ここは9合目、あと0.4km」、まだまだ急登が続き、ロープの付いたハシゴを登り、大岩を這い上がって11時20分に頂上に到着。曇り空ではあるが展望は良く、左手に頴娃の、右手に指宿の海岸線が連なり、眼下に池田湖を見下ろす。遠くには桜島、さらに霧島連峰もうっすらと見える。前回登った時はミルク色の世界が広がるだけで視界はゼロであったが、今日のこの景色に満足。折角持参したのだからとドリップコーヒーを飲む。埋め込まれた石板には「開聞岳、標高922m」と記されているが、後に修正されて「924m」になったという。頂上のすぐ下に赤い鳥居が立ち、「御岳神社」と記された祠がある。ここでも参拝する。祠の前の道を下るとジャングルの中、道が不明となりもと来た道に戻る。下りは登り以上に気を使うが、転ぶ事も足を捻ることもなく、無事、車に帰り着いた。1時半、温泉で汗を流す時間は無い、汗臭い服を着替え、車の中でオムスビを食べ、レンタカーを返して鹿児島空港に着いた時は、丁度良い時間になっていた。
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