烏帽子岳(過去レコです)。


- GPS
- --:--
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 631m
- 下り
- 612m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
アクセス | 名神関ヶ原インターをおり国道365号線を南下、上石津の緑の村公園を過ぎ県道139号線へ。赤色の清内橋を渡るとすぐに養魚場があり、その前の広い駐車場に車をとめました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
写真
感想
先週登ろうとしたが、雪のため断念した。平成14年3月31日、東名関ヶ原インターをおり国道365号線を南下し、上石津の緑の村公園を過ぎるとすぐ右に入る道がある。県道139号線で、時に入ると養老カントリーの看板に従って右折する。牧田川に沿って正面に烏帽子岳の姿を見ながら走ると、時山の集落に入る手前、左手に赤色の清内橋がある。これを渡るとすぐに養魚場があり、その前の広い駐車場に車をとめる。左手のバンガロー村の入り口に小さな看板が立っており、「烏帽子岳登り約1時間半、下り約1時間」と記されている。9時ちょっと過ぎ、案内に沿ってバンガローが立ち並ぶ中へ入ると自然に登山道となる。登山道は中部電力の鉄塔巡視路で、黒い合成樹脂の階段となっている。つづら折れではあるが結構な登りで、杉林の中、展望もきかずただひたすら階段を登る。杉は根元に近いところがグニャットとまがり、中には水平どころかまず下に向って伸びたものが、その後天に向って真直ぐ伸びたものまであり、不思議な杉林であった。苗木は真直ぐ植えられたのであろうが、山肌が柔らかいため地滑りが起き苗木は曲がってしまい、その後、根がしっかり張って真直ぐに伸び、こんな形になったのだろう。30分程で中部電力送電線三岐幹線の大きな鉄塔13に辿り着く。その上に関西電力円山幹線の小さな鉄塔237があり、中部電力の送電線と交差している。そこで小休止すると、鉄塔の向こうに時山の集落が、西側にゴルフ場が見下ろせる。ゴルフをしなくなって7年になるが、ゴルフが楽しいと感じたことは一度も無かった。それに比べれば、山歩きは金もかからず、誰にも文句を云われず楽しいものである。そこから10分程登ると杉林は雑木林に変わり、間もなく黒い合成樹脂の階段は終わりとなる。ツツジが蕾みをたくわえ、もうあでやかに咲いている木もあり、目を楽しませてくれる。天気も良く雑木林の中は明るく、木立に結わえられたテープを目印に気分良く登る事が出来た。10時10分、平らな所へ出ると、まだ花をつけていないシャクナゲが群生しており、夫婦連れが弁当を広げていた。そこから先の尾根道の端にはピンク色のイワカガミの花が恥ずかしそうにうつむいて咲いていた。雑木林の中の登山道は次第に狭くなり、根っ子が階段状となった所を木に掴まりながら登る。すると三国岳に通ずる階段のあるきちっとした登山道に飛び出た。烏帽子岳の案内板に向って登るとすぐ、ピークに出る。ここから目の前に見える山は烏帽子岳ではなく、この2番目のピークを越え、正面の山を登り切ると最初のピークから20分程で烏帽子岳山頂だ。山頂までの登山道の周りには赤黒いイワカガミの葉が群生している。この高度ではまだ花は咲いておらず、もう少しすれば素晴らしいお花畑になると想像された。頂上についたのは10時53分、登山口から1時間50分で、案内にあった1時間半はとおに過ぎていた。山頂は雑木林と笹に囲まれた6畳程の広さで、烏帽子岳頂上と記したものは無く、「岐阜県自然環境保全地域」と書かれた杭と、木の枝に掛けられた登頂記念の札があるのみであった。一つの札には烏帽子岳865m、もう一つの札には872mと記されていた。果たしてどちらが正しいのか不明であるが、865.1mと記されている本が多い。案内本には、烏帽子岳は岐阜と三重の県境にあり鈴鹿の北端であると記されている。確かに周囲は山ばかりだが、下から見る山容に比べて上からの眺望は今一つである。10分程休んで下山、写真を撮ったりしながらゆっくりと下り、12時18分、1時間15分で駐車場に着いた。
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