三方岩岳(過去レコです)。
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- GPS
- --:--
- 距離
- 2.1km
- 登り
- 249m
- 下り
- 231m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
写真
感想
明日から白山スーパー林道は冬の通行止めに入るとラジオで聞いたので、紅葉を見がてら三方岩岳にのぼる事にした。前日、役場に電話をし、朝8時に林道は開かれるとういう事を聞いた。平成13年11月11日、朝6時に家を出た頃はまだ暗かった。東海北陸道を荘川インターで降り、平瀬から白川郷まで行き、そこでガソリンを満タンにした後、白山スーパー林道に入った。天気予報では快晴だし、一杯の人が押し寄せてきていると予想していたが、高速道路も林道の料金徴収ゲイトも全くすいていた。紅葉の山を見ながら道端に雪の残っている林道を行き、三方岩駐車場に車を止めた。駐車場には2台止まっていたが、すぐにいなくなり、山に登ろうとしているのは我々のみであった。身支度を整え登山口から登り始めたが登山道は氷っており、ツルツル滑って危なかった。途中長靴を履いたおじさんに追い越され、妻は悪戦苦闘しながら登って行った。氷でツルツル滑る事の繰り返しで、とうとう妻はギブアップ、「もう止めた、一人で行っといで」と云う。お尻で滑りながら降りて行く妻をおいて、一人で登っていった。普段ならぬかるんでいる登山道なのだろうが、氷が張ったり霜柱が立ったりしており、ザクザクと踏み締めながら登って行った。おかげで靴やズボンが泥だらけにならずにすんだが、時々ツルリと滑って転びそうになった。40分程で三方岩岳頂上に着いた。雲一つない青空のもと、遠くに雪をいだいた山々が連なっているのがくっきり見えた。途中我々を追い抜いて行ったおじさんと話しをした。おじさんは67歳で、山が好きで色んな山に登っており、遠くに見える山の名前を教えて呉れた。一番左の白い山が剣で、大汝・雄山の立山連峰が連なり、テーブル状の薬師岳、その右側に黒部五郎、さらに槍、穂高連峰から乗鞍と見事な眺めであった。後ろにはやはり雪をいだいた白山が神々しく聳えており、しばし下界の煩悩を忘れ別世界の境地を味わう事が出来た。滑らないように笹を掴みながら下って行く途中、5組の登ってくる人達に出会った。駐車場に着くと、妻が無事に待っていて呉れた。車でトンネルを抜け石川県側に降りて行くと、所々で紅葉の山を描いている人達がいる。皆さん色々な愉しみがあるのだと感心したり、アフガン戦争の最中ではあるが平和な日本に感謝したりしながらドライブを続けた。料金徴収ゲートを出るとすぐ「中宮温泉」という案内が見え、左に折れると数軒のひなびた温泉宿があった。入浴料500円を払って入った温泉は灰白色の温泉らしい温泉で、山登りでかいた汗を流すだけでなく、ゆったりと温泉につかった。紅葉の山を見ながらつかる露天風呂はまた格別で、天国天国、またまた別世界の境地であった。福井の手前の松岡町という所で越前そばを食べ、敦賀で魚を買って、北陸道を通って帰途に着いた。満足満足。
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