白草山(過去レコです)。


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 678m
- 下り
- 662m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
写真
感想
連休3日間のうち3日目は学会があり、夜はモーリス・ペジャールのバレーを見に行く予定だが、あと2日間はどうしようかと相談した結果、白骨温泉に行くことにした。ただ温泉に行くだけでは勿体無いので、途中で白草山に登ることにした。平成13年11月23日、朝6時半に家を出て、下呂の乗政から真直ぐ進むと林道分岐に着いた。道路脇にはすでに3台の車がとまっており、8時45分に歩き始めた。林道をゆっくり歩くこと40分程で登山道入口に到着。小川に丸太を組んだ短い橋が架けられており、霜で白くなっていた。妻は脇にかけられたワイヤーを掴みながら、恐る恐るへっぴり腰で渡って行く。陽の当たらない山肌の細い登山道を登って行くと、4人組のおばちゃん、2人組のおじさん、イヌ連れの家族などが追い抜いて行った。途中、ハチに注意との立て看板があったが、もうその時期は過ぎているだろうと意に介せず登って行った。崖っぷちの細い登山道が続いていたが、遠くに雪をいだいた白山が見えはじめ、展望が開きだした。山肌の細い道が終わると尾根道となり、なだらかになったり急になったり、変化のある快適な登山となった。急に目の前が開け、青空のもと、キラキラ輝く丈の低い笹におおわれたなだらかな高原が飛び込んで来る。左手、高原の向こうに御岳が鎮座し荒々しい山肌を見せ、右手前におだやかな白草山への道が続いていた。秋の雲一つ無い澄み切った青空のもと、大自然に抱かれ、俗世の煩悩が吹き飛ぶごとき気持ちよさにひたった。白草山の頂上は広々としており、すでに沢山の人が休んでいた。我々も腰をおろしガスコンロで湯を湧かし、ドライカレーと五目御飯に茄子の漬け物を作って食べた。いずれも宇宙食であるが、カレーも五目御飯も旨かった。茄子の漬け物は、本物の漬け物を持ってきた方が良い。頂上からの眺めは抜群で、南に恵那山、東に御岳、西に白山、北に乗鞍、穂高が、下界とは異なる澄んだ青さの中に浮かんでいた。桃源郷とはこのことかと、しばし快楽を味わった。どこから来るのか知らないが反対側にも道があり、そちらから登って来る人達も加わって頂上は満杯状態となったので、早めに下山する事とした。下りの苦手な妻ではあるが、途中で何人かにおいこされはしたものの、それほど苦労せず下山出来た。
高山から平湯トンネルを抜け、閉鎖された釜トンネルの前を通り、白骨温泉に向かった。白骨温泉の手前の坂道は凍っており、ノーマルタイヤでつるつる滑りながらやっとの事で今夜の宿、白船荘新宅旅館に着いた。白濁した温泉に入り、夕飯前にウイスキーを飲み、食事の時にはビールと冷酒を飲み、酔いつぶれて寝てしまった。翌朝早く温泉に入り、冷蔵庫のビールを飲み、夕食並みにボリュウムのある朝飯をいただき出発。松本から糸魚川に向かう途中の、常念、鹿島槍、白馬などの山々は雪をかむり、眺めを愉しみながらのドライブとなった。糸魚川で丁度昼飯時となり、目についた魚料理屋の看板に従って海岸方面に行くと、人が群がっている魚屋があった。裏側に料理屋があり、といっても立派なものではないが、行列を作って人が待っていた。しばしの後部屋に入る事が出来、セルフサービスで一本300円のビールを2本飲み、4000円の刺身を食べたのである。この刺身が色んな種類の魚や魚介類が盛ってあり、それはそれは沢山の量で、これがまた旨い。値段と美味しさに感動して、帰る際に魚屋でゆで蟹を5杯3000円也を買ったら、おっちゃんが1本1000円也の魚をおまけに付けてくれた。大感激。糸魚川から高速に乗り、富山で降り、高山経由で帰路についた。
明日はバレーだ。
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