霊仙山周回 早春名残雪 懐かしき鈴鹿の山と谷

2003年03月02日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 11.4km
• 登り: 961m
• 下り: 950m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:00
• 休憩: 0:15
• 合計: 6:15

9:05 榑ヶ畑登山口
9:25 0:00 榑ヶ畑道二合目・汗ふき峠
10:30 0:00 榑ヶ畑道七合目・お猿岩
10:45 0:00 榑ヶ畑道八合目・お池
11:40 0:00 霊仙山
12:00 0:00 霊仙山最高点
13:10 0:00 近江展望台
13:35 0:00 笹峠
14:05 0:00 今畑登山口
14:15 14:30 落合登山口
15:00 0:00 柾板峠
15:20 榑ヶ畑登山口

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

特に問題なし
●この時期は必ず冬装備も携帯必要

その他周辺情報

参考図書：
西尾寿一著　ナカニシヤ出版　鈴鹿の山と谷１

写真

廃村・榑ヶ畑入口。車や林道がない時代はここから醒ヶ井は下山道として使われた。丹生谷最奥の村。昭和32年廃村。息長氏・丹生真人末裔？木地師村？

榑ヶ畑。江戸元禄期は住民約350。昭和初期は戸数50、住民約250。開墾農業や林業、特に牛蒡栽培。薪や炭生産で湖東に行商へ。八坂神社あり。

寺院も2つあったが枝折へ移転。しっかりと積まれた石積みが江戸期の生活ぶりを伝える。タイムスリップして当時の生活を垣間見たいものだ。

榑ヶ畑南上の汗ふき峠。落合集落と大洞谷で連絡するが、峠南は崖状になる。新しい峠で、昔は西の柾坂峠が本道だった。

お猿岩付近。醒ヶ井付近が見える

霊（霊）仙神社・お虎ヶ池。芹川や上・下丹生方面の農民達の雨乞神事あり。上丹生南の谷を上がりビン坂峠から尾根を登るとちょうどこの裏に出る。信仰道。龍神や山姥の伝承。伊吹弥三郎と霊仙の山姥（おとら）の話。

谷山とナガオ尾根

分岐より最高点

霊仙山三角点を見る

霊仙山最高点を見る

伊吹山と阿弥陀ヶ峰。

三角点より霊仙山最高点から南霊仙方面への長い尾根。

三角点より南霊仙

うしろは藤原〜御池。

北風の加減だろうか。三角点南面に雪が多い。

霊仙山最高点。

最高点に向かう。

最高点を見る

ソノドと猿登

最高点より西南尾根。

手前からコザト尾根・ナガオ尾根・ソノド尾根の高塚。一番後ろは烏帽子。

コザトの山容を見る

下は行者谷と権現谷。中央は鍋尻山

霊仙山を振り向く

藤原〜御池

そろそろ出番です

男鬼方面。

幾つもの尾根が南に向かう。

近江展望台へ

手前下は笹峠。

西南尾根を笹峠に下る。左は鍋尻山。鍋尻後ろが高室。右は脇ヶ畑の向山やアミダ峰や杉坂山やヒヨノ。

笹峠付近。下りてきた南西尾根を見上げる。今畑集落より東に上がった峠。落合集落北の笹の多い谷を上がっても来られるが体力がややいる。東下は行者谷と権現谷。

藤原〜御池。三国〜横根。笹峠から尾根に沿って下りると芹谷のあけん原上に下りる。

今畑集落上。

今畑集落跡。芹谷上の北谷川左岸上部斜面。谷から急斜面を登る劣悪な地形環境にわざわざ集落を造った理由は？

寺院と釣鐘。当時は定期的に住民達が戻って法要などをしていたようだが・・。

大昔はここへ来ると林道から荷物を上げ下ろししている住民の方がいたが・・。

共同井戸にはこんこんと清水が湧いている。春先に訪れと様々な花が咲く。

落合集落。大洞谷出口の村。

当時はしっかりとした家も残り、住民が定期的に訪れ、墓参りや夏の避暑に来たりしていたが・・。また、別荘のように使われている家もあった。

落合の村はずれの寺跡付近の石灰岩大岩と石垣の間の狭い道を上がると柾板（まさいた）峠へ続く。今日は汗ふき峠へ向かわず、柾板峠へ向かう。

柾板峠（柾坂峠）落合と榑ヶ畑と丹生を繋ぐ峠。汗ふき峠の西になる。峠の北下でシブラ村落跡があり入ると榑ヶ畑のカナヤ方面に向かうが、地道林道を下れば登山口の榑ヶ畑入口に下りる。

林道で出合い下りて行くと榑ヶ畑はもうすぐだ。もう春はすぐそこだ。

感想

cielo-azul

榑ヶ畑〜霊仙〜西南尾根〜今畑・落合〜柾板峠〜榑ヶ畑。雪の量は思っていたより多かった。