霧ケ峰(過去レコです)。


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 381m
- 下り
- 367m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
写真
感想
平成12年10月28日、中央道を諏訪インターチェンジでおり、ビーナスラインを通って車山に向かった。蓼科周辺には家族スキー旅行で何度も来たことがあるが、車山は始めてである。車山スキー場を右に見て少し行くと、車山肩の駐車場があり、そこに車をとめ身支度を整えた。ここら辺りは霧ヶ峰高原と云われ国定公園となっており、車山までなだらかな良く整備された道が続いている。車山西側からは我々以外に登る人はおらず、ゆっくり登って40分程で頂上に着いた。車山の山頂は、反対側のスキー場のゴンドラで上がってきた人達であふれていた。頂上から南側を見渡すと下界は雲の中に沈み、雲の上、左手に八ヶ岳の峰々がそびえ、右手には南アルプスが連なっているのが幻想的であった。八ヶ岳のなだらかで長い裾野の向こう、雲の上に富士山が浮いていた。どうも霧ヶ峰高原というのは俗称のようで、頂上は広い台地となっており「八ヶ岳中信高原国定公園、車山山頂、標高一九二五米」と記された大きな木製の看板が立っている。頂上の北側はスキー場のゲレンデでゴンドラの駅があり、大勢の人がどんどん運ばれて来ていた。スキー場の向こうにはお椀を伏せたようなおだやかな蓼科山の姿が見え、その下に小さな湖がキラッと光っている。スキー場の北側斜面の急な階段を降りると、10分程で車山乗り越しに着いた。車山湿原を左手に見て歩く頃には人影もまばらとなった。ほとんどの人はゴンドラで頂上まで行き、またゴンドラに乗って戻るようだ。案内書には、この辺り一面に花が咲き乱れている写真が載っているが、この季節では花の楽しみは無い。良く整備されたハイキングコースを歩き、時には登りもあるが30分もしないうちに、瓦礫のような石がころがっている小さなピークに着いた。「蝶々深山」と何とも素敵な名前が記されている。ここら辺りまで来るとほとんど人に会う事は無く、雄大な自然を二人占めにし、ゆったりとした気分で歩く事が出来る。広々とした丘を眺めつつ蝶々深山を下ると、間もなく大きな岩が三重四重に重ねられた「物見石」に到着。そこから林の中をさらに下る事おおよそ30分で鎌ガ池キャンプ場に着いた。ここで一息つけ、コンロでラーメンを作り昼食となった。八島湿原の東側の、車も通る事ができる程の広い道を行くと、湿原を周遊する人達に出会う事が多くなった。この道は湿原から少し離れており、湿原の雰囲気を充分に味わう事は出来ない。30分程で八島湿原が終わり、ヒュッテ御射山を過ぎ再び登りとなる頃には誰もいなくなった。ヒュッテジャブエルの横から、沢渡スキー場のゲレンデの下に出る。ゲレンデの草むらの中の細い道を息を切らせて登り、洒落た外観の「ころぼっくるひゅって」の横を通り、間もなく車山肩の駐車場に戻った。晩秋に近い霧ヶ峰の散策に妻も満足したようであった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する