本高森山(過去レコです)。
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,002m
- 下り
- 989m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
とくに危険個所はありません。 |
写真
感想
2011年9月の最初の週末に、アミューズトラベルのツアーで鳥海山を縦走する予定であったが、台風12号とともに吹っ飛んでしまった。おまけに第3週末に予定していた光岳は、登山口である易老渡までの道が崩壊し、復旧までに10月一杯はかかるだろうと云う事でこれまた中止となってしまった。足が鈍りそうなので、アミューズのパンフレットを眺め、第2週末に日帰り登山があることを知り、本高森山なんて聞いたこともなかったが、どこの山でもいいので行くことにした。
2011年9月10日、朝7時半に名古屋駅の銀の鈴前に集まったのは、女性12名、男性5名と、添乗員の井上さん。小さなマイクロバスに乗り込み、一宮ICから名神高速に入り、中央高速を松川ICで降りる。高森カントリーのクラブハウスを過ぎると荒れた林道となる。マイクロバスがようやく通る事が出来る狭い林道は、両側から木の枝が覆いかぶさり、その中をバスは傷付きながら果敢に進む。しかし急カーブの坂を曲がり切れず、バスはここまで。登山口まで歩くことになるが、足慣らしにもならない程度で登山口に着く。
登山口には高山のガイド、原さんが待っている。いつぞや一緒になった気がするが、それが何処の山だったかは思い出せない。9月だというのに未だ暑い日が続いていて、今日も真夏日だと云う。林で太陽は遮られているものの、いきなりの急登でじきに汗びっしょりとなる。小刻みなジグザグ道、風も無く、汗を拭き拭きひたすら登る。原ガイドの後には70歳代の女性2人がつき、それに女性陣が続く。何故か最後尾は大阪から来たというおばさんで、井上添乗員にべちゃくちゃ話しまくっている。この暑い中、女性陣の元気の良さには感服。持参の水はポカリスウェット1リットルとお茶のペットボトル1本。もっと持ってくるべきであったと反省しつつ、大事に水を摂る。林に囲まれ眺望は全く無く、汗をかきながらひたすら登るだけ。急坂をゼイゼイ登り、登山口から1時間半程経ったところで林が開けた展望台に着く。ここで大休止。仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳と、この季節にしてはくっきりと稜線を現している南アルプスの山々を眺めながら、アミューズ弁当を食べる。たっぷり休息をとってから出発。15分程で前高森山への分岐があるが、迷わず本高森山を目指す。ここからの尾根はさらに勾配を増し、前脛骨筋が引き攣る。其れによって内側楔状骨と第1中足骨が引っ張られて、イテ〜。歩きながらストレッチし、騙し騙し登る。それにしてもこの急坂の直登、なんで70歳代の女性がスイスイ登り、なんで俺の足は引き攣るんだ。情けね〜。TCAサイクルがぐるぐる回り、加えて大汗で電解質バランスが狂ったに違いない。おばちゃん一人、足がつったと最後尾へ。井上さんが付き添う。急坂を登り切ると坦々とした道となり、アップダウンを繰り返す。頂に向かって再び急坂を登り、さあ着いたかと思いきや本高森山はまだ先。登山口から3時間、シャツは勿論の事、ズボンも汗まみれになって到着した頂上は、林に囲まれ何の展望も無い。ザックを投げ出し横になる。足のつったおばちゃんが上がって来るまでしばしの休憩。この間に腓腹筋をマッサージしたり、外側広筋をストレッチしたりと回復に努める。
下山はダブルストックで、最初は快適であるがすぐに攣り始める。あちこちの筋肉がピクピク、一体どうなっているのか、攣った足を引きずりながら下る。両下肢とも攣りまくるが、必死に前の人に着いて行き、ぐっと遅れた最後尾のおばちゃんよりは少しまし。前高森山の分岐でひと休み。4人程が前高森山に向かうが、あとの13人は分岐で坐り込んだまま動かない。たっぷり30分程の休憩で息を吹き返し、4人が戻って再び下山開始。前高森山はやはり林に囲まれ何も見えない山だったそうである。展望台を過ぎての急坂で、またまた下肢が攣り始め、もうどうにも止まらない。ひたすら下り、樹間から林道を見下ろす事が出来た時は、正直ほっとした。井上添乗員、「予定時間よりも1時間早く下りて来た」、と喜んでいる。それにしても恐るべし、70歳代ペアーの元気の良さ。今日一日、行きも帰りも、我々一行以外に誰にも会う事が無かった。ガイド、「玄人好みの山ですな」。玄人がツアーで来るわけない、俺は素人だ̽。
松川温泉清流苑で汗を流し、松川名物ゴボトンに大ジョッキ。バスに揺られて名古屋へ。翌々日から両下肢がバンバンに張り、体重は2kg増加していた。こんな山、もう登る事は無いだろう。
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