精進口登山道 一合目から五合目を経由して大沢休泊所へ

2020年05月17日(日) [日帰り]

• GPS: 09:55
• 距離: 27.0km
• 登り: 1,413m
• 下り: 1,412m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:23
• 休憩: 1:22
• 合計: 9:45

距離 27.0km 登り 1,413m 下り 1,413m

5:12 精進口一合目
5:55 5:58 精進口二合目
6:35 富士スバルライン三合目バス停
6:38 富士スバルライン三合目
6:51 6:56 精進口三合目
7:45 7:46 精進口四合目
8:26 8:29 富士スバルライン五合目(河口湖口)
8:30 8:34 富士山みはらし
8:35 8:39 富士スバルライン五合目(河口湖口)
8:40 8:44 富士急雲上閣
9:23 9:33 寄生火山
9:37 9:40 御庭山荘
10:18 10:34 滑沢
10:42 10:44 仏石流し
10:50 10:51 一番沢
11:02 11:06 前沢
11:09 11:12 見晴台
11:14 大沢休泊所
11:20 11:22 前沢
11:33 11:34 一番沢
11:42 仏石流し
11:47 滑沢
12:24 12:25 御庭山荘
12:47 奥庭駐車場
12:52 12:54 奥庭荘
12:59 13:09 奥庭展望台
13:14 奥庭荘
13:54 13:56 精進口三合目
14:05 富士スバルライン三合目
14:30 14:31 精進口二合目
14:57 精進口一合目

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

一合目の車道路肩に駐車しました。

写真

5/17 5:10

精進口登山道の一合目です。
ここの路肩に車を停めて出発します。

5/17 5:37

登山道の雰囲気。
3月にここを通った時より、グンと緑が濃くなっています。

5/17 5:54

二合目(1535m)に到着です。ここにも車道が走っています。

5/17 6:00

二合目を通過してしばらくして、幼木を育てている広場に出ました。鹿等の食害から守るため周りを白いビニールで囲ってありました。中を覗くとわわい青葉が芽吹いていました。

5/17 6:06

ブナ林です。スケールは大きいと思いますが、笹等の雑草が多く今一つです。

5/17 6:07

「やまなしの森林100選　精進口登山道　二合目のブナ林」

5/17 6:23

ブナ原生林。ここは地面には苔が生えており、とてもいい感じです。

5/17 6:31

富士スバルライン有料道路の下をくぐります。

5/17 6:34

富士スバルライン有料道路をくぐり終えたすぐのところ。
車道に三合目バス停がありました。

5/17 6:48

登山道の雰囲気。

5/17 6:52

複数に分岐する大きな広場に出ました。ここが三合目(1786m)です。ちょっと迷いました。

5/17 6:57

五合目に向かうべくここから入っていきます。

5/17 7:15

樹海です。

5/17 7:22

ところどころこのように石畳が現れます。いつ頃整備したのでしょうか。歴史に思いを馳せます。

5/17 7:24

なるほど。よくわかりました。

5/17 7:46

精進口四合目(2060m)。崩壊した建屋が確認できます。

5/17 8:08

ガ〜ン！残雪が出てきました。また横着をこいてアイゼン持ってきていません。雪は氷のように固まっているところと、踏んで沈むところがあります。凍っているところを踏まないように慎重に歩きます。この先が心配です。

5/17 8:22

もうじき五合目です。

5/17 8:24

五合目(2304m)に到着です。大きな駐車場は空っぽです。

5/17 8:24

富士山です。おはよございます。

5/17 8:26

足和田山、河口湖、御岳山地、雲海、冠雪したステキなお山が見えます。

5/17 8:28

小御嶽神社。安全祈願をします。

5/17 8:32

展望所からの富士山。

5/17 8:33

南アルプス1。

5/17 8:33

南アルプス2。

5/17 8:41

ここから御中道に入っていきます。

5/17 8:45

やばい！雪が多そう。でも行けるところまで行ってみよう。

5/17 8:53

大好きな木、ダケカンバ。ダケカンバ林ですが、大きくて太い木はありません。ここでは育たないんでしょうね。

5/17 9:10

ダケカンバは雪の重みで登山側に大きく傾いています。この傾き加減がまたかっこいい。

5/17 9:13

溶岩石と富士山。

5/17 9:22

寄生火山付近から見た富士山。右側斜面に大沢崩れの雰囲気が見えてきました。

5/17 9:24

寄生火山にある東屋。ここで腹ごしらえを兼ねて10分休憩。

5/17 9:37

残念、ガスが出てきました。この後、ガスで全く見えなくなり小雨でも降りそうな雰囲気になったり、その後また晴れたりと、ひやひやドキドキの天候でした。

5/17 9:43

石畳の御中道はここで終わりです。さあ、気を引き締めて大沢崩れへ向かって出発です。

5/17 9:44

途中からこの標識に従って大沢崩れに向かう登山道に入っていきます。

5/17 9:44

通せんぼを潜り抜けます。

5/17 9:53

狭い登山道をここまで来ましたが、雪の量も多くなり、アイゼンなしでは無理と判断し、登山を断念します。そして作業道まで下りたら、、、あらまぁ、本日つけられたと思われるた足跡を発見。これが大沢崩れ方面に続いているではありませんか。気を取り直して大沢崩れに向かいます。

5/17 10:07

進むにつれて、周りが密林でなくなってきて日が当たるせいか雪がほぼ見当たらなくなってきました。快適です。

5/17 10:17

進入禁止のロープ。ここを入っていったのが間違いでした。

5/17 10:29

滑沢(2409m)。ここを渡るルート右往左往して探しましたが見つからずあきらめて帰ろうかと思いましたが、ヤマレコのみんなの足跡を確認すると、数十メートル下ったところに渡るルートがあることが確認できました。よかったぁ〜。

5/17 10:42

次の崩落地は、渡る前に向こう側のロープが確認できたのですぐ渡る場所を確認することができました。

5/17 10:49

一番沢(2409m)。

5/17 11:03

前沢(2355m)。

5/17 11:03

もう一枚前沢の写真。この階段を上がっていったけど上がらないほうが良かったかも？？？

5/17 11:06

登山道は整備されています。

5/17 11:10

大沢休泊所(2317m)に着きました。
お疲れさまでした。

5/17 11:11

五合目からここまでの登山道のいくつかのポイントで、岩に刻んだ標識があるようですが、確認できたのはここだけでした。
すなわち、今回の登山では何となく心に焦りがあり、感性が働かなかったという気がします。こんな時に事故を起こしたり遭難したりするんだと思います。

5/17 11:12

休泊所横に神社がありました。
無事到着したことを報告しました。

5/17 11:12

ここからもう少し先に行かないと大沢崩れを見ることはできません。しかし、ガスも出てきて心細くなってきたことで、ここで引き返すことにしました。

5/17 12:14

林道に出ました。来た時と異なり、ここから林道を歩きます。

5/17 12:21

ガスが晴れてよかった。

5/17 12:46

御庭付近の有料道路に出ました。

5/17 12:47

立派なトイレ。

5/17 12:52

奥庭荘。ここから奥庭展望台へ時計回りで行きます。

5/17 12:55

天狗岩。

5/17 13:01

展望台に到着です。下界は雲で何も見えませんが、振り返れば富士山がきれいに見えます。

5/17 13:09

ほらね。きれいに見えるでしょう。

5/17 13:12

樹木とのコントラストがとてもいい。

5/17 13:12

どれだけ見ていても見飽きませんが、そろそろ帰ります。

5/17 13:19

溶岩と針葉樹と富士山。

5/17 13:19

アップ。

5/17 13:24

立ちふさがる倒木。
とにかく3合目まで倒木が多い。

5/17 13:31

屈曲点。
このあたりは苔むしていてとても感じがいい。

5/17 13:35

白い落ち葉がいい感じ。

5/17 13:49

また倒木だ。

5/17 13:54

精進口三合目(1786m)に戻ってきました。ここからは今朝通った道を一合目に向かって帰ります。
ところで奥庭荘からここまで、大げさかもしれませんが倒木によるとうせんぼが50か所以上あったと思います。整備前だからでしょうか。

5/17 14:46

紫色のきれいな花。つつじ？

5/17 14:57

出発点の1合目が見えてきました。
お疲れさまでした。駐車地には清水市から来られた登山者がいました。

撮影機器：

DMC-TZ40 Panasonic

感想

zaikun

　今年3月初めに精進口登山道をを歩きましたが、今回はその続きを行くことにしました。

＜見どころ＞
　二合目を過ぎたあたりから始まるブナ林。大きなブナの木がたくさんあり、爽快です。また場所によっては苔むした大地にブナの木が茂っており、手つかずの雄大な自然にに心が洗われます。
　五合目でほぼ初めて明らかになる富士山の全貌は、いつも遠くから眺めているきれいな円錐形とはちがい、なだらかな形になり、いわゆる富士山らしくはなくなるのですが、山肌には残雪も適度にあり荘厳さを感じます。
　奥庭から見る富士山。木々の緑と残雪のある富士山とのコントラストが最高です。

＜今回の登山での収穫＞
　御中道の途中に、”滑沢”というとても大きな沢（でも水は流れていない）に出くわしますが、ここでどこを渡っていいかわからず上に上がったり下に降りたりして、渡る場所を探しましたが見つからず半ばあきらていました。強行突破も考えましたが、遭難やケガをする可能性もあると判断し、あきらめて帰ろうとしました。しかし、何気に普段使っていないスマホを取り出し、ヤマレコアプリの”みんなの足跡”を見ると、今自分が迷っている場所から50メートルほど下流に足跡がついているではありませんか。なんと素晴らしいことでしょう。一挙に暗い心も明るくなり、それを頼りに実際の足跡を見つけ、沢を渡りました。
　ということで、今まで登山中のツールはガーミンのGPSを使っていましたが、今後はスマホGPSも活用し、困ったときには”みんなの足跡”で乗り切ろうと思います。

＜反省＞
いつも、「大丈夫だろう。」と思って持っていかないアイゼン。今後は「雪があるか可能性が高い。」と思ってアイゼンを持参しよう！

　今回の登山はとても天気が良く、最高の登山ができました。大沢崩れにはいけなかったけど、けがもなくほぼ目的を達成できて大変満足です。ありがとうございました。