甲武信ヶ岳 奥秩父の山々に紅葉を求めて
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,472m
- 下り
- 1,470m
コースタイム
10:00甲武信ヶ岳頂上10:10-10:25甲武信小屋10:30-
木賊山中腹より甲武信ヶ岳山頂撮影-11:10甲武信ヶ岳頂上11:20
-12:00三宝山12:10-12:40尻岩12:45-14:05大山14:10-
14:55十文字峠15:00-16:05毛木場駐車場
天候 | 午前中 晴れ 午後 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
山行後 岩根山山荘 泊 翌 10/15(月)金峰山登山に備える |
コース状況/ 危険箇所等 |
《往路》 [毛木平〜ナメ滝] 平坦で緩やかな登り [ナメ滝〜千曲川源流の碑] 西沢を数回渡り返すと斜度が増す [千曲川源流の碑〜縦走路] 樹林の急斜面を蛇行して登る [縦走路〜甲武信ヶ岳山頂] しばらく進むと急登 ※山頂まで危険個所なし 《復路》 [山頂〜三宝山] 樹林帯の急坂 [三宝山〜尻岩] 下ってまた登り返す感じ [尻岩〜武信白岩山] クサリ場あり [武信白岩山〜大山] ハシゴあり [大山〜十文字峠] 下ってまた登り返す感じ [十文字峠〜毛木平] 緩やかな下り ※マーカーが消えかかっていて、道を進むのに慎重に(迷いそうです) 十文字峠以降はマーカーがはっきりしている ハシゴ・クサリ場は注意してすすめば危険ではない |
写真
感想
今回の山行は紅葉を見に奥秩父の金峰山と甲武信ヶ岳に登ろうと計画しました。瑞牆山荘〜金峰山〜大弛峠〜甲武信ヶ岳〜西沢渓谷の縦走をしたいと考えましたが、休みの日数と日程の折り合いがつきませんでした。そこで、1日目に甲武信ヶ岳に登り、廻目平付近に宿をとり、2日目に金峰山荘から金峰山に登ることに決め、10/13(土)深夜に自宅を出発しました。
10/14(日)2時過ぎに毛木平に到着10台ほど車がありました。少し寒いので(外気温度3℃)ダウンジャケットを着こみ寝袋に足を突っ込んで仮眠をとることにしました。アラームを5:00にセットしましたが、アラームが鳴る前に目覚めてしまいました。朝食ではコンビニで調達したおにぎりとパスタスープを東屋の下のベンチで摂り、早朝からの登りに備えてエネルギーを補給しました。
6:00過ぎ日が昇り、あたりが明るくなってきたので出発することにしました。駐車場からしばらく沢沿いに緩やかな登りを進みます。スタートでちょうど群馬からこられた方と出会い、その後まる1日彼と山行をともにすることに。いろいろな話をしながら千曲川源流遊歩道を進みます。登りが緩やかなので散歩をしている気分です。写真を撮りながらゆっくり歩いていたので、ナメ滝にはコースタイムどおりに着きました。やはりここでも写真撮影。私も群馬の彼も単独山行と写真撮影が好きなようで馬が合うようです。
お互いの土地の名物自慢などの話をしながら山行を続けます。千曲川・信濃川水源は本当に小さな穴から水が湧き出ている感じでした。水源の碑を過ぎると縦走路までは本日初めての本格的な急登が続きます。お互いに呼吸が苦しいため、しばらくは言葉少なめに樹林帯を進みます。縦走路に出ると視界が開け、写真撮影と会話が続きます。
いよいよ山頂に到着秋の好天のため、空気は澄み遠方まで視界が広がります。富士山も雲の上に半身を出しよく見えます。紅葉は思っていたよりもすすんでいなくてあまりいい写真が撮れません。撮影をした後、群馬の彼からいい提案がありました。「山頂から甲武信小屋を経由して木賊山の中腹から甲武信ヶ岳のいい写真が撮れるので一緒にどうですか」ということでした。これはまさに目からウロコの感じがしました。登り途中は山頂のいい写真が撮れなかったからです。私はすぐに同意して2人で向かいました。
甲武信小屋で小休止後、木賊山の中腹へ向かいます。崖からいいショットが狙えそうなので、交替で甲武信ヶ岳を撮影しました。「1人で歩いていたら、絶対思いつかないことだな」と心の中で微笑んでいました。山頂に引き返して、エネルギーを補給しました。(カップヌードルとアルファ米の白飯を私は用意していましたが)身体が甘いものを欲していて、スナックバーを食べました。群馬の彼もスティックパンを食べていました。山行中はやはり甘い物が旨いと意見が一致しました。
エネルギー補給後、撮影と山行記録をしていた私はうっかり撮影しようとしていてカメラ(レンズが出たまま)を地面に落としてしまいました。OFFにしてもレンズが戻らず撮影も不可能でした。「まあ、いつかは物は壊れるものだ」と自分自身を心の中で鼓舞していました。群馬の彼もデジカメを壊した経験があるようで、壊してからは安い同社同種のデジカメを購入したようです。
少しへこみましたが、これからピストンか周遊かで彼と相談していると、近くにいたおじさんが「俺はピストンするよ、俺には無理だから十文字峠には下らないよ」と妙なことを言っていました。それでも、まだ11:00台なので下りのコースタイムが5時間位なので大丈夫だろうと判断して十文字峠へ向かう周遊コースを進むことに決定しました。
その後おじさんの言葉の意味がはっきりわかりました。下りが続くと思いましたが、3つのピークを越えていくコースであったこと。(少し下り大きな登り返しが続く)加えてクサリ場・ハシゴがあること。予想していたよりはかなりハードなコースでした。群馬の彼と相談して、危険な個所は急がないことにしました。また、登り返しがきついときは小休止しました。
とにかく、人の跡がないこととマーカーが見つけにくいことで、ふたりで相談しながら慎重に進みました。身体の疲れ以上に精神の疲労が負担になりました。「ひとりではこのコースは絶対進めないだろう」と2人の意見は見事一致しました。
そんな緊張感がいっぱいのコースも十文字峠からはマーカーがはっきりした容易な下りに変わり、二人で山の話に花を咲かせて楽しい山行になりました。2人で毛木平に戻ってきて一安心、駐車場のベンチで30分ほど話し込んでしまいました。
今回の山行での所感(反省点)を最後にまとめてみたいと思います。
・とにかく、2万5千分の1の地形図で等高線を読めば、今回の復路の困難なことはわかるので、面倒がらずに2万5千分の1の地図も持参する。山と高原地図は5万分の1なので等高線は読み取りにくい。
・なるべく、自分と同じペースで歩くことができる(歩いてもらえる)単独行の人と一緒に歩く。群馬の方、今回は本当楽しい山行ができました。また助かりました。どうもありがとう。
・余分な水・食料は最低限持参する。日帰り長距離山行の場合、ザックの重さがスピード・身体の疲労に大きく影響する。
・行動食・非常食(軽量なもの)を種類を小分けで持参する。
・甘い物だけでなく塩気のある物も持参する。
・秋は日暮れが早いので、早朝から行動し、午後4:00には山行が終わるようにエスケーププランも用意する。ツェルトの購入も考えたい。
・とにかく無理はしない。
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