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Yamareco

記録ID: 235615
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東北

会津駒ヶ岳 〜紅葉の尾根と"駒中"との大宴会

2012年10月15日(月) ~ 2012年10月16日(火)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
30:06
距離
24.2km
登り
1,455m
下り
1,439m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

15日:駐車場6:35 - 7:05滝沢登山口 - 8:30水場 - 10:05駒ノ小屋
16日:駒ノ小屋5:45 - 6:35中門岳 - 7:40駒ヶ岳 - 8:00駒ノ小屋8:15 - 9:35大津岐峠9:50 - 11:30キリンテ登山口
天候 15日:晴れ のち ガス
16日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
キリンテへ下山のため、県道沿いの滝沢口登山者用駐車場を利用
コース状況/
危険箇所等
■登山ポスト:滝沢登山口階段の下にあり
■道の状況:全般に危険箇所はなし
■入浴:燧の湯 500円 (営業時間に注意)
 
登り始めは色づく葉っぱは少ない
2012年10月18日 07:00撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
10/18 7:00
登り始めは色づく葉っぱは少ない
モミジの色がついてきたかな
2012年10月18日 07:00撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
10/18 7:00
モミジの色がついてきたかな
カエデの赤と黄色
2012年10月18日 06:58撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
4
10/18 6:58
カエデの赤と黄色
しだいにブナの葉にも色がついてきた
2012年10月18日 06:58撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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10/18 6:58
しだいにブナの葉にも色がついてきた
どうだ!
2012年10月18日 06:58撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
4
10/18 6:58
どうだ!
ほら!
2012年10月18日 06:59撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
3
10/18 6:59
ほら!
小屋に着く頃には稜線にガスが降りてきた
2012年10月18日 06:59撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2
10/18 6:59
小屋に着く頃には稜線にガスが降りてきた
夕方にはランプが灯されて
2012年10月18日 07:04撮影 by  iPhone 4S, Apple
1
10/18 7:04
夕方にはランプが灯されて
就寝時間までみんなでガヤガヤ
2012年10月18日 07:05撮影 by  iPhone 4S, Apple
1
10/18 7:05
就寝時間までみんなでガヤガヤ
夜明け前の小屋と星空
流星が何とか写った
2012年10月18日 06:59撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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10/18 6:59
夜明け前の小屋と星空
流星が何とか写った
日の出直前
駒ノ池の水面は凍っている
2012年10月18日 06:59撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
9
10/18 6:59
日の出直前
駒ノ池の水面は凍っている
巻道から朝日の当る中門岳方面を見る
2012年10月18日 06:59撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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10/18 6:59
巻道から朝日の当る中門岳方面を見る
池糖越しに燧ヶ岳と至仏山
尾瀬ヶ原はやはり霧海の下
2012年10月18日 06:59撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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池糖越しに燧ヶ岳と至仏山
尾瀬ヶ原はやはり霧海の下
中門岳への木道は所により霜が降りていて怖い
2012年10月18日 06:59撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
10/18 6:59
中門岳への木道は所により霜が降りていて怖い
中門大池に中門岳山頂の標識が立つが、道はさらに先へ続く
2012年10月18日 06:59撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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中門大池に中門岳山頂の標識が立つが、道はさらに先へ続く
中門岳最奥部から燧ヶ岳を望む
2012年10月18日 06:59撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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中門岳最奥部から燧ヶ岳を望む
この日は良く晴れて富士山も見えていた(かなり薄いが)
2012年10月18日 06:59撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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10/18 6:59
この日は良く晴れて富士山も見えていた(かなり薄いが)
帰りに駒ヶ岳山頂に寄る
2012年10月18日 06:59撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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10/18 6:59
帰りに駒ヶ岳山頂に寄る
駒ノ小屋と燧ヶ岳
小屋の右から下山に使う富士見尾根が続いている
2012年10月18日 06:59撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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10/18 6:59
駒ノ小屋と燧ヶ岳
小屋の右から下山に使う富士見尾根が続いている
駒ノ池と小屋
2012年10月18日 06:59撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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駒ノ池と小屋
キリンテへ向かって下山する
2012年10月18日 06:59撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
10/18 6:59
キリンテへ向かって下山する
富士見尾根の1996ピークと燧ヶ岳
尾根を歩く間ずっと燧が見えていて気持ちが良い
2012年10月18日 06:59撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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10/18 6:59
富士見尾根の1996ピークと燧ヶ岳
尾根を歩く間ずっと燧が見えていて気持ちが良い
1956ピーク付近から振り返る
会津駒ヶ岳の右下に駒ノ小屋の屋根
その右に昨日登って来た尾根が下っていく
2012年10月18日 06:59撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
10/18 6:59
1956ピーク付近から振り返る
会津駒ヶ岳の右下に駒ノ小屋の屋根
その右に昨日登って来た尾根が下っていく
燧に向かってどんどん歩く
2012年10月18日 07:00撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
10/18 7:00
燧に向かってどんどん歩く
大津岐峠からの燧ヶ岳
刷毛で撫でたような雲
2012年10月18日 07:00撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
6
10/18 7:00
大津岐峠からの燧ヶ岳
刷毛で撫でたような雲
峠から色づいた樹林に入って下りて行く
2012年10月18日 07:00撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
10/18 7:00
峠から色づいた樹林に入って下りて行く
黄色のブナの葉と燧ヶ岳
2012年10月18日 07:00撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
1
10/18 7:00
黄色のブナの葉と燧ヶ岳
大きなブナの木全体が黄色に染まっている
2012年10月18日 07:00撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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10/18 7:00
大きなブナの木全体が黄色に染まっている
とても写真では伝えきれない満足感
2012年10月18日 07:00撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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10/18 7:00
とても写真では伝えきれない満足感
虫食いの葉っぱ
2012年10月18日 07:00撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
9
10/18 7:00
虫食いの葉っぱ
楽しくキリンテへ下りて来た
2012年10月18日 07:00撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
10/18 7:00
楽しくキリンテへ下りて来た

感想

東北の紅葉はどこで見ようかと迷ったが、7月に登った会津駒ヶ岳( http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-205852.html )のブナ林と駒ノ小屋の快適さに引かれて出かけることにする。

前回は中門岳には行かず、滝沢登山口からの往復だったが、できれば中門岳を往復して富士見尾根を辿り、キリンテへ下りるコースを歩いてみたい。
そうなると滝沢登山口そばの駐車場では下山後に車まで登り返すことになるので、県道脇の駐車場に車を止める。
登山口までは標高差200m、約30分アスファルトの林道を登って行く。

空は真っ青に晴れているが気温は低いので夏に比べればずいぶん歩きやすい。
登山口付近ではまだ葉っぱの色づきはないが、登るにつれて先ずカエデが、そしてだんだんとブナの葉にも色が乗ってくる。
きれいな色の重なりを見つける度に立ち止って撮影しながらゆっくりと登る。

多分、最高潮の時期ではまだないのだろうが、むしろ緑の葉と混じっている方がコントラストが鮮やかで好ましい。
そういう意味では撮影チャンスがいっぱいの林だった。

樹林を抜け、駒ノ小屋が見えてくるとだんだん稜線の方には雲が降りて来た。
小屋に着く頃には気温も下がり、山頂はガスで見えなくなる。
これでは全く楽しくなさそうなので、早々に中門岳方面を諦めて小屋に入る。

午後になっても天気は回復せず、寒いので布団にくるまって睡眠時間を稼ぐ。

この日の宿泊客は8名。うち6名が単独。
暗くなる前に夕食を作ろうと4時過ぎに自炊室へ下りて行くと、既に小屋の管理人さんを交えて数名で宴会モードになっていた。
一人二人と参加者が増え、みんなで色々な山の話で盛り上がる。

話の中に「駒中」という言葉が出てくるので聞いてみると、「駒ノ小屋中毒患者」とのことで、つまりは常連さん達。
それ程に居心地の良い山と小屋ということで、それは自分にもよく分かる。
この夜も「駒中」の一人が担ぎ上げて来た材料で作ったキムチ餃子鍋が信じられないほど旨かった。

楽しい時間を過ごしたが8時の就寝時刻にはさっさと片付けて床に着く。
外は相変わらず真っ白なガスだった。

夜中、2時過ぎにトイレに起きると満天の星空。トイレへの木道には霜が降りていて滑り、怖かった。

4時に起きて小屋の近くで星空を撮る。少し時間としては遅く、空が明るくなりかける頃だったのか天の川はきれいに出なかった。

日が昇ってくるのを小屋の前で眺めてから中門岳方面へ。
願ってもない程の快晴で遠く富士山も見える。
朝日が当って中門岳への斜面の草紅葉が一層紅く映える。

気温はやはり結構下がったのか、池糖の水面は凍っていて木道には真っ白に霜が下りている所もある。
滑らないように慎重に歩を進める。(だが、やはり滑った)

中門岳からの帰りに駒ヶ岳山頂に寄り、山頂から少し下った場所からの燧と小屋の写真を撮影。
燧の背後にはまだ富士山が見えている。

一旦小屋に戻ってパッキングをし直してキリンテ方面へ下山する。
東京町田からのご夫婦と3人で下ったが、二人とも健脚で足が速く、ついて行くのが大変だった。

なだらかな富士見尾根を歩いているとずっと目の前に燧ヶ岳が見えている。
青い空には白い秋の雲が流れていて爽快。
この天気にこの尾根を選んで大正解だった。

大津岐峠からは緩やかに下って紅葉の樹林の中へ入って行く。
暫くの間は色づいた木々の間から燧の姿が覗いて得をした気分。
この道は滝沢口から登るより傾斜がきつくなく、眺望も良いので登りに使うのも良いかも知れない。

快速の二人に引きずられてコースタイムの8割ほどの時間でキリンテに下りて来た。
が、滝沢まで戻るバスは行ってしまったばかりなので、車を止めた場所まで4kmの車道を歩く。
これは実に足に来た。

南東北らしい広葉樹の林の紅葉と、気持ちの良い小屋での楽しい交流を満喫した良い山行だった。


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