浅間山 (黒斑山・蛇骨岳・仙人岳)
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,216m
- 下り
- 1,217m
コースタイム
トーミの頭 9:02
蛇骨岳 9:39
仙人岳 10:04
Jバンド 10:30
前掛山分岐 11:54
浅間山 12:38
※途中で昼食休憩25分間
Jバンド分岐 14:20
草すべり分岐 14:32
トーミの頭 15:23
車坂峠 16:14
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
浅間山は活火山のため、山頂付近は立入禁止です。 現在も噴火警戒レベルは 『1』です。 |
写真
感想
車坂峠駐車場で車中泊をして、朝一登山を目指したものの、車坂峠に着いたら既に午前0時半。駐車場には3台ほど車中泊ハイカーが泊まっていた。缶ビールを1缶飲み干した後、寝袋に包まり寝込んだ。こういう時はやっぱりミニバンに限る。そう、去年はSUV車(エクストレイル)に乗っていたのだが、後部がフラットになり布団を敷きやすいのはよいが、上半身を起こすと頭が天井にぶつかってしまう。んんっ?就寝前のビールが飲めない。そのため今春、セレナに買い換えました。これなら大丈夫!
しかし、夜中寒さで目が覚め、温度計を見ると3℃。いかに0℃まで快適に眠れるという「モンベル スパイラル バロウバッグ#3」であっても、着衣がユニクロのルームウェアじゃダメですね。予備に持っていったもうひとつのシュラフ(千円ほどの安シュラフ)を重ねて、温かく眠れました。しかし、朝6時になり既に空は白み始めていてもぬくぬく感から抜け出せず、結局山登り開始は7:10。完全に出遅れてしまった。この時駐車場は既に満車。紅葉の時期はこんなに混むのかと思っていたが、当然の如く登山道も混んでいた。
この渋滞と朝もやに包まれた小諸市街と遠く南方に聳える山々を見ながらのんびり歩いていたらトーミの頭まで2時間弱もかかってしまった。小生は45歳、78kgのメタボオヤジだからそもそもスピードは早くない。抜かされたって気にしない。イヤイヤうまく抜かしてもらうように、さっと道を開け、カメラを取り出し、抜かされたのは写真撮影のためだからと言い訳を演じる振りをするマヌケなプライドも持つ困った奴だ。ここからは草すべりを経由して浅間山を目指す人がほとんどなので、私の行く外輪方面は少ない。こっちほうが間違いなく楽しい登山道なのだが確かに透回りだ。しかし、それを感じさせない魅力が存分にある。ここからJバンド上までは大したアップダウンもなく、ただただ北に広々した嬬恋村を見下ろし、南に剣ヶ峰と遠くの山並みを見ながら進んでいける。
急坂のJバンドを降りると、賽の河原と呼ばれる荒涼とした浅間山の噴火を物語る岩や噴石の中、トボトボと標高を下げていく。そう、下ってもその後浅間山に向かって登らなくてはならないので、いつも損した気分を味わう。紅葉したカラマツの木々を抜けていくと、草すべり経由で近道したコースと出会いここから浅間山へはダラダラと続く上り坂になる。大した上りではないのだが、地面がサラサラしていて登りにくく、また砂が舞い上がり大変なのだ。これこそ「土すべり」と名づけたい。途中、すれ違う登山者に今日は噴火が小さいので火口を見ることができたとの悪の情報を仕入れたため、前掛山ではなく、浅間山山頂を目指した(これは明らかに立入禁止箇所に踏み入ることであり、多くの者が火口を目指して登っていたからといって、お勧めできることではない。私はもう二度と火口には行きません)。火口を見下ろすとあちこちから白い煙が上がっており、鼻をつく硫黄臭さだ。風向きによっては呼吸が苦しくなるかもしれない(それでも済まないかもしれないが…)。なので、とっとと降りることとした。
自称「土すべり」をズルズルと滑り降りながら、黄色く紅葉したカラマツの間で忘れかけていた昼食を取ることとした。既に時計は2時を回っていた。何のための腹ごしらえといえば、そう、標高差300mほどの草すべりを登っていかなければならないのだ。夕方にさしかかり気分は既に下山モードにも関わらず、登っていかなければならないのだ。本当にこれには毎回参ってしまう。誰かここにエスカレータでもかけて頂ければ、料金千円でも払ってあげよう。いや二千円でも…。疲れるとそういう妄想が頭を過ぎっていく。後ろを歩いていた若者はエスケープルートなのか、登山道を外れて藪を漕いで、トーミの頭を目指していたが途中で挫折したようで登山道に戻ってきた。やはり黙々と草すべりを登るしかないようだ。50分ほどの格闘の末、ようやく稜線に辿りで出た。あとはダラダラと尾根を下るだけだ。ホッとした。ここまで来ればゆっくりと温かいコーヒーでも飲む余裕でもあればいいものだが、日没迫る釣瓶落としの秋の夕暮れ、慌てて下山することとした。ヘッドライトは持参しているものの、やはり暗がりの中を歩くのは御免だ。中コースは近道だがずっと木々の中を抜けていくつまらないルート。トボトボと歩きながら車坂峠に到着。駐車場に残った車はたった5台。みなさんとっとと下山してたんですねぇ。
37,303歩(18.65km)。大した標高差もないのだが疲れがどっと出るのは、やはり最後の草すべりがネックなのでしょう。もっと足腰鍛えないといかんね。
長文で申し訳ない。。。
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