黒部 下ノ廊下 1年のうち、1ヶ月しか通れないレアな道♪ 〔グレード○○☆〕
コースタイム
扇沢(トロリーバス)⇒黒部ダム16:16→ロッジくろよん17:00
2日目 ロッジくろよん5:00→大ヘツリ→白竜峡→阿曽原温泉小屋15:20
3日目 阿曽原温泉4:00→折尾の滝→大太鼓→水平歩道→欅平10:00
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
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写真
感想
1日目10時間、2日目6時間の長い歩行でしたが、2日共絶好の秋晴に恵まれ、深まり行く秋とスリル満載の黒部渓谷を存分楽しむことの出来た最高の山行でした。
【10/19(金)】大阪で集合した5人のメンバー、計画書を広げて行程を確認していると、「血液型、全員O型かB型やん…」。そんな適当人間とマイペース人間の5人組、バスと電車を乗り継ぎ、やっとロッジくろよんに到着。
【10/20(土)】暗いうちにロッジを出発、しばらく行くと、足元の道幅が1mあるかないかぐらいで、左側の岩壁にワイヤロープが手すりのようになっている。そして右側は谷底だ。もし落ちたら命はない!!皆、慎重に、ちょっと緊張しながら歩く。でも、紅葉はすごくきれいだし、対岸の滝や、下に見える川の水がエメラルドグリーンで、とにかくきれい。時々止まって、写真を撮ったりして景色を楽しんだ。
所々、道が崩落している所に木ではしごや足場を作ってくれている。(高さのあるはしごの下りが結構怖かった)そして高熱隧道を通る。トンネル内は熱気と蒸気で、ぬるめのサウナのようだった。
昭和の始め頃、水量の多い黒部にダムを作ることになったが、まず、道のない険しい所に岩盤をくりぬいて、水平道やトンネルを作った。しかし、岩盤が100度以上もの高温にもなる所もあった。やけどを負いながらも水をかぶって作業し、終には多くの犠牲者を出したそうだ。そのときのことが、小説「高熱隧道」に、戦後さらに上流にくろよんダムを建設したときのことが、小説「黒部の太陽」になっている。
十時間以上歩いて、やっと着いた阿曽原小屋は秘湯の温泉に入れる。サイコー!
【10/21(日)】真っ暗なトンネルや、つり橋や、変化に富んだ楽しい道を歩き、欅平に到着。トロッコ列車に乗って、景色を見ながら無事下山を祝って乾杯!
お天気も良く、楽しい仲間と、心に残るステキな山行になった。
☆背の高いAさんだけが、岩で何度も頭をぶつけて、痛い思いをされたようだ。長身の人はヘルメット着用が望ましいかもしれない☆
2009年10月23日(金) 〜 2009年10月25日(日)黒部・下の廊下〜水平道 はこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-51620.html
kobechuoさん、inattiさん こんばんわ&初めまして。
下の回廊は何時ぞやの地震により大崩壊、その時の山行記録もヤマレコに載っていました。今年は通行出来ないと思っていましたが、なんと歩く事が出来たんですね。今年に入ってもの糸魚川近辺の地震は引き続き発生していたので驚きです。
やはり秘境の道なので素晴らしいものが有ります。何時か歩いてみたいモノです。
kintakunteさま、コメントありがとうございます。
写真、追加しましたので、また見てください。
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