白雲山〜天国からの転落〜
- GPS
- 05:28
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 439m
- 下り
- 431m
コースタイム
天候 | 薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
東ヌプカウシヌプリへの駐車スペース(駒止湖に来た人もここに停める)にも10台を超える駐車車両。ナキウサギ人気? |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されて登りやすいコースですが、天望山側に下りる道は未処理の倒木も目立ちました。 |
その他周辺情報 | 然別湖畔温泉ホテル風水で入浴するつもりでしたが、時間が足りなくて下居辺温泉緑風に変更しました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
サングラス
ストック
カメラ
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感想
今日は予定通り「白雲山」に登ってきました。
実は先週の時点で天気予報は「雨:降水確率90%」だったのですが、予報は2転3転の末「晴れ」に劇的に変化!これは絶好の登山日和と喜んで出掛けます。当初は私とsu-sun、そして一條君の3名の予定でしたが、急遽小林大輔君(仮名)も参加することとなります。
私の仕事が終了するのを待って順にメンバーを拾い、鹿追町へと向かいます。実は「ヌプカの里」士幌コースから登ろうか、然別湖畔側から登ろうか、どちらにしようか迷っていたのですが、一條君が一緒と言うことを考慮して急登の少ない然別湖畔コースを選択します。
今日の一條君は前回の西別岳とは違って、四つん這いになったのは1度きり。しかも「躓いて転んで四つん這いになったついでにそのまま休む」と言う感じで、自主的に四つん這いにはなりませんでした。すごい進歩です!
「やっぱり2度目(今期)となると違うね!」満更でもない一條君。
そして登頂!達成感に感動の一條君。
しかし私が「ナキウサギ見に行かない?」と促しても、一條君は小林大輔君(仮名)と話が弾んでいて気付いてくれません。仕方なく私だけナキウサギ観測ポイントへ。
今日はほとんど鳴き声が聞こえない!
それでも、なんとか出てきた個体を撮影します。
ある程度満足して山頂に戻る私。
今日の昼食、と言うか行動食は「飲むおにぎり」でした。前評判は散々だったのであまり期待していなかったのですが、私的には「意外と美味しい!」これもアリです!次回もこれ用意しよう!(笑
そして山頂を後にします。
「一條君、ナキウサギも見に来ないで二人で何で盛り上がっていたの?」
「はい、AV談義していました。」
「どんなジャンルが好きとか、どの女優さんが好きとか?」
「はい。」
山頂に来てまでする話かなぁ?(笑
まぁ、趣味は人それぞれです。私がそれを否定するものでもありません。
「ところで、下山はどっちからにする?今来た道をそのまま引き返してもいいけど、天望山側からも下山できるよ。ただ、天望山側の方が傾斜がキツくて注意が必要になるけどね。でも登り返しはほとんどない。」
一條君は、登ってきたコースの「下り(帰りは登り返し)」を思い返して「多少急でも登り返しがないコースの方がいいです」と答えます。
私も、「まぁ、白雲山だから急って言っても崖下まで延々と転がり落ちることはないよな。一條君も色々なコースを歩いたほうが経験になるだろう。」と思い、同意します。
しかしこの判断が後の予定を狂わせます。
「やっと急傾斜が終わる」寸前の地点で、一條君が路肩を踏み抜いて斜面を転落したのです。私が先頭を歩き、su-sunが最後尾を歩いていたのですが、su-sunの「ああっ!!」と言う叫び声に振り返ります。
「どうしたの?」
「一條が落ちた!」
「えっ?どこどこ??」
私は引き返して斜面の下に向かって「一條君!一條君!大丈夫か!??」と声を掛けますが返答がありません。最悪の事態まで考えましたが、斜面のかなり下から咳き込む一條君の音が!どうやら笹薮を転がり落ちた際、埃を吸ってむせ返っていたようです。「大丈夫か?怪我はないか?」ただただ咳き込む一條君。
我々は斜面を下り、転落した一條君を探し出します。何とか喋ることが出来るようになった一條君に「歩けるか?どこか痛いところはないか?何か気付いたことは?」と問いますが一條君はやっとのことで「ちょっと擦りむきましたが骨がどうと言うことはなさそうです。歩けます。ただ眼鏡がドコかに行っちゃいました。」
3人がかりで一條君を引き上げ、何とか落とした眼鏡を見つけますが、一條君は斜面をよじ登ったことでHPがゼロになってしまったようでした。
一條君はすっかり心が折れてしまったようで、すっかり腰が引け、脚も上がらなくなりました。それでも、難所は既に過ぎているので我々もペースを落として一條君に合わせます。時間はかかりましたが、何とか無事に?下山。
予定外の事件があったこともあって、我々はホテル風水での入浴をあきらめ、せいちゃんパークに急ぎました。
以前、dominonさんのレコで見たソフトクリームを一條君や小林君(仮名)達にも食べさせてあげたかったのです。せいちゃんパークの営業時間は15時半までで、それを少しだけ過ぎてしまいましたが「まだいいよ!」と言って下さって、念願が叶います。
一條君の機嫌も直ります。(笑
でも、「一條君、来週はどこに行く?」と振ると「少し休ませてください」と即答。一條君の心の傷は浅くないようです。
コメント
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せいちゃんパークに行かれたんですねー。あの盛りのいいソフトクリームの甘さは疲れた体に沁みますね。
私は同じ日に雌阿寒に行ってきたのですが、ついでに白雲山やせいちゃんパークにも寄りたいなーと思ってたんですけど、雌阿寒の絶景を前に他の選択肢は全て消えました。
一條君の成長を微笑ましく見ている人も多いと思いますが、やはり下りでは足に相当な負担がかかっていると思いますので、少しずつ筋力をつけていけるといいですね。自力で下りて来られて何よりです。お大事に。(^-^)
dominonさん、こんにちは!
コメントありがとうございます!そしてこんな一條君を見捨てないで下さってありがとうございます。(笑
私の休日は基本的に月曜日〜木曜日のローテーション(6月は月曜日です)なので、週末営業(金曜日〜日曜日)のせいちゃんパークとは相性が悪く、「半休日の日曜日に鹿追町近辺の山に登る時」を狙っていました。一條君の事故もありましたが、なんとかギリギリ間に合ってくれてホッとしました。そして他ならぬ一條君が満足してくれて良かったです。
こうした怪我は1日経ってから腫れてくることがありますが、一條君に聞く限りではそんなこともなく、「来週は、摩周第1展望台から摩周岳に登ってみようと思います(西別岳からの縦走を断念したリベンジもあって)」と前向きな姿勢を見せてくれて嬉しく思いました。
と同時に、摩周岳の最後の400mの急登部分は白雲山から天望山に向かって下るコースとよく似ていることを思い出し、「これは独りで行かせられない!」と私も同行するつもりです。もちろん、今度は念のためにザイルとハーネスも持参します。(笑
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