武奈ヶ岳・遭難者捜索
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天候 | 晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
レスキュー比良です。
5月20日より行方不明となっていたAさんらしき遺体が、6月27日・口の深谷へ沢登りに来た大阪の登山者に発見された。口の深谷のほぼ中間くらいで標高700mぐらいだ。
7月2日・AM6:00よりAさんの遺体収容に県警機動隊員11名とレスキュー比良メンバーMとDの2名も捜索と収容に行く。
御殿山ルートの標高800mから約250m下降して沢に降り探すが発見出来ず。上は4段の滝で連日の雨により増水して寒さも厳しく登り返す事にする。滝の上は1度下降した所を登り返して御殿山ルートを上部に進み標高860mより沢の標高700mへピンポイントで下降する。捜索する事約2時間、PM14:10に発見する。梱包してストレッチャーに乗せて重労働の引き上げを行う。100mロープで3:1システムで引き上げる。引き上げ距離は約350m、若い機動隊員のパワーが素晴らしい。ロープワークもチームワークも良く訓練できていた。御殿山ルートを下山してPM19:10に暗くなりかけた登山口に降りて鑑識車両に渡して行動終了した。急斜面の落石地帯を誰一人怪我もなく引き上げて、無事下山出来て一件落着だ。
皆さんお疲れ様でした。
Aさんは比良山系が初めてらしい。人気ルートの坊村〜御殿山〜ワサビ峠〜武奈ケ岳〜コヤマノ岳〜中峠〜口の深谷源流〜ワサビ峠〜御殿山〜坊村と考えたのではないだろうか?中峠を降りてワサビ峠へのルートは注意して行かないと間違いやすい所だ!
Aさんも武奈ケ岳〜コヤマノ岳と周回してここまで来たと考えられる。口の深谷への踏み跡を間違えて辿ったのではなかろうか?クライミング技術も装備も無くここに入るのは危険行為だ!過去にも5件以上の事故が発生していると考えられる。
登山経験の浅い方は周回コースはやめて来た道を引き返してほしい!
必ず計画書を作り家族や、友人、職場の同僚に渡して、登山口の計画書ポストに入れるか、滋賀県警登山箱やコンパス登山届等にメールで送って欲しい。
今回は坊村の防犯カメラに動きが写っていただけで手がかりがありませんでした。
道迷いすると多くの登山者は沢に降りています。谷や沢に降りず、尾根に登り返すかその場に留まる等してください。尾根に上がるとスマホの電波も入るかもしれません。その方が、捜索隊やヘリコプターから発見されやすいです。
思いつき登山、何とかなるやろう下山はやめましょう!
無くなられたNさんのご冥福をお祈りします。又、収容に当たられた皆様のご苦労に対して敬意を表します。相当に訓練されていても収容作業は困難を極めたと文脈からも想像いたします。自らの命の危険と背中合わせで活動して頂く皆様の働きが無ければ、遭難したら生きては帰れないし、死亡したら遺体収容はままならないでしょう。本当にありがとうございます。私も比良は大好きでよく歩きます。以前は中峠〜口の深谷源流〜ワサビ峠を良く歩きました。最近は年を重ねてあまり無理もできなくなりましたので、コメントしておられる事項を守って安全な山歩きをしたいと思います。単独で歩くことが多いのでより注意が必要だと痛感しています。先ずは活動に対しての御礼まで。
yoritonさん、初めまして。
この記録は安全登山の啓発になればと思い投稿しました。(会長に了承済み)
大した事はできないですが、遭難事故が少しでも減ればという思いで、日々活動しております。今回は残念な結果となりましたが、救助隊員の命がけの活動により遺体が収容されました。
ワサビ峠〜口深源流〜中峠間は近年の大雨や台風で倒木も多く荒れています。
比良山系は道迷い遭難、道迷いからの谷や沢への滑落事故が多いです。登山届未提出、地形図やコンパス等を持たない方も未だにおられるので、登山口で啓発活動しています。
yoritonさんも、安全第一で山登り続けてください。
もしよかったらレスキュー比良小屋にもお立ち寄りください。天候悪くなければ、休日はメンバーの誰かがいると思います。
コメントありがとうございました。
kozokoroさん、お疲れ様です!!
そして遭難された方のご冥福祈ります
敢えてkozokoroさんが身の程知らずの方々の非難を承知でレコアップに感謝いたします
山は元々、リスクあるもの
個々の経験・技量・体力は千差万別...故に
色々な準備・通知は必要だと思われての勇気ある公開だと理解いたします
事故、怪我があってからは人身もそして救助者も大変
余裕ある行動、そして引き下がる勇気をただ、山を楽しむだけの気ままな夫婦ですが肝に銘じます!!!
toshi0113さん、こんばんは。
今回の件は、レスキュー比良の会長に相談し「安全登山の啓発」なればという事で載せる事にしました。
比良山系は、アルプスよりも標高が低いので簡単に登れると思われがちです。実際は、登山道は狭くルートも複雑に入り組んでいて、登山口も多いです。
レスキュー小屋前で登山届出されてますか?と声掛けしてると、山頂迄何時間で登れますか?ここにはどのルートで行くのが安全ですか?往復何時間かかりますか?比良スキー場(既に廃業)のリフトありますか?の等々、、、色んな事を聞かれます。
ルート状況等は分かる範囲で答えますが、その人が登る時間迄は分かりません。笑
登山者の中には、比良を山行中に道に迷ったからルート教えて欲しい!と電話してくる人もいます。
toshi0113さんの仰るとおり、個々の経験・技術・体力が違うため答えるのも大変です。
山登は自然が相手なので、登る山の情報収・装備の確認と登山届の提出をしてほしいです。
登山届出したから、もう大丈夫ではなくて、山行を中止し引き返す余裕のある判断等も必要です。
toshi0113さんも、安全第一で奥様と素敵な山登りを続けてください。
冬の伊吹山でお会いして以来、なかなか山でお会いできませんが、今後とも宜しくお願い致します。
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