記録ID: 243648
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無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾
新田次郎も登った?大岳山
2012年11月10日(土) [日帰り]
- GPS
- 16:00
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 1,512m
- 下り
- 2,498m
コースタイム
ケーブルカー御岳山駅(8:45発)→御岳神社本殿(9:05着)→鍋割山(1084m・10:34着)→大岳山山頂(1267m・11:42着)→鋸山(1109m・13:31着)→奥多摩駅(15:50着)
天候 | ピーカン |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
写真
感想
新田次郎に『山が見ていた』というミステリ調の短編がありますが、この作品の舞台が大岳山。
車で子供をはねてしまった主人公が自責の念から死ぬ為に冬の大岳山に登るが、道迷いの中学生5人組を助けた事から死に場所を失ってしまった。。。そして・・・(ネタばらしはまずいと思うので、続きは作品読んでね)
作品の舞台にするぐらいだから、この山岳小説に大きな足跡を残す作家は大岳山に登ったことがあるに違いありません。
『山の小説を書くには山を知らないと書けない。読者にとっては、自分が登った山、又は登らないが、行きたいと思っている山が小説の舞台になっているから読むのである。間違いは絶対許されなかった。』(「小説に書けなかった自伝」より)
という次第で、山岳小説の大家に思いを致しつつ大岳山を登ってきた訳ですが、どうしてこの山を小説の舞台にしようというインスピレーションが大家にひらめいたのかはわかりませんでした。。。
追記:棒ノ折山・岩茸石山山行記録での予告?通り、「低山ハイク第5弾」のつもりで大岳山に登ってきましたが、どうも低山とは標高1000m未満の山の事を言うらしく、当然大岳山は低山ではないようです。つまり大岳山で「低山ハイク第5弾」はそもそも成立しない事が判明。。。
またしても計画未達成・・・トホホ。。。
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コメント
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大岳山+ 縦走を楽しめる御岳山・大岳山ちょっと延長ルート
利用交通機関:
車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
kuputaさんのレコみて、早速「山が見ていた」を買って来ました。
今日から読み始めたいと思います!
何度も登っている大岳山が舞台の小説とは・・・
興味津々です。ありがとうございました♪
はじめまして、コメントありがとうございます。
死と共に忘れ去られていく作家も多いですが、新田次郎(1912〜1980)は没後32年を経ても読まれ続けている作家のうちの一人だと思います。
氏は山岳小説から歴史小説、推理小説、少年少女向けの小説まで幅広い分野を手掛けられましたが、やはり山岳小説には思い入れがあったようです。もっとも、氏は山岳小説家と言われる事を快く思っていなかったようで、「山岳小説を書いているのではない。山を舞台として人間を書いている」とも言っています。
『・・・山の小説は他の小説と同様書いていて楽しいというものではない。むしろ苦しい。しかし山の風景を心に描き続けることで自分自身が救われる。私の山への文学的傾斜は、一つには汚濁した都会からの逃避と、郷愁そのものだったかもしれない。』(「小説に書けなかった自伝」より)
「山の風景を心に描き続けることで自分自身が救われる」か。。。やっぱりこの方は山が好きだったんだなぁー。
これからも氏の「山を舞台にした人間の小説」は登山者達はもちろん、多くの人に読み継がれていく事と思います。
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