尾瀬・燧ヶ岳(大清水BS~尾瀬御池BS)
- GPS
- 07:51
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,290m
- 下り
- 981m
コースタイム
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 7:43
俎〜熊沢間に雪渓あり(7/18時点)
全体的にぬかるむ+木ですべりやすい(下手すると捻挫・骨折します)
ヤマケイでの燧ケ岳周辺コースタイムはおかしいです。
俎→御池への標準コースタイム(x1.0倍)が2時間ですが、公式には3時間かかります。
私は2時間半かかりました。登りももちろん過小評価されてるので注意。
天候 | 曇り 山頂ガス/強風6レベル |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは会津高原尾瀬口まで2000円強、ICカード使えるエリアまで1000円ほど現金が必要なので財布内要確認 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雨のあとでぬかるみ、踏み抜く泥濘多し そのため木道や木の根で滑り転倒リスクあり 三下平〜沼尻は台風19号の影響で通行止 一ノ瀬休憩所上流でツキノワグマ確認 |
その他周辺情報 | 御池ロッジ(温泉あり)は今年度営業休止 同場所にある山の駅御池と尾瀬展示館は営業中 会津バスで700円、2-30分ほどで檜枝岐村 日帰り入浴施設3あり、運が良ければひのえまたでも可能? 食事処あり、道の駅は土産レパートリー少なめ 加工品でよければ会津高原尾瀬口駅にもそこそこの種類の土産あり (ただし水ゼリーや栃みつはここだけ、地酒は駅のほうが多い) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
携帯トイレ
|
---|---|
備考 | コースタイムより大幅に早いにも関わらず速度にむらがある。 濡れた木道等で滑らないようには。ゲイターの用意。 |
感想
気温 大清水14℃ 頂上およそ5〜7℃ 下山中23℃?
湿度 94〜100〜75%
消費水量 1.5L
前日にyamayamaGPVとmountain forecastを見たところ、朝少しだけ雨が降り、9時あたりは最高でも雲量70%程度になる予定だったので、急遽夜行バスを予約。
キャンセルが空いたとのことで、運よく滑り込めました。こういうのは雨だと嫌ですね。
夜行バスはやはりあんまり寝れませんでした。
ただ何故か終点が戸倉となっていたため、予定より早く大清水に到着。
危うく寝過ごすところだったともいえる…。
運航時刻表と順序が違ったのはなんでなんでしょうかね?(後先で20分近く変わる)
御池バスが1300時出発なので、早め早めでいかないと結構ギリギリなのでありがたいことではあります。
そして地味に初ナイトハイク。
時間的アドバンテージができたのと、暗闇の中尾瀬国立公園の看板が見えたことで上機嫌の駆け出し。
林道だと目が慣れたらライトないほうが視野角広がっていい気がしないでもないですね。
一応つけてましたが、まぶしい…。
夏ということもあり、4時過ぎには明るくなりはじめ、一ノ瀬あたりではライトなくても文字が読めるくらいでした。
で、そこからちょっと歩いて冬路沢超えて初めての九十九折地点かな、ツキノワグマを発見。
運よく(?)むこうもビックリしたみたいで、カサカサと黒くずんぐりした後ろ姿が見えました。
たぶん子供ぐらいかな? 悪いことしちゃったなーと思ったり、見れてよかったなーと思ったり。
しかしご機嫌な山行もそこまで…。
いやぁぬかるむぬかるむ!
雨は風が吹いたときに水滴が運ばれてくる程度でたいしたことはありませんでした。
ガスもまずまずですが、悪化の兆しも見えなかったので晴れ間が見えるようぬかるむくらい。
ですが問題は下!
前の足跡をたどろうとしたらぶちっ!とぬかるみを踏み抜いたり、今度はその泥+濡れた木道で滑りそうになったりと、かなり神経を使いました。
というか滑りました。5回。そして転びました。1回。
いや、やばいですね…。
コレ注意を払えばどうにかなるって代物じゃないですね。
後日調べたらどうやら本当に濡れた木道での転倒事故が多いようで、レコでも滑られた方が見られますね。
私は尾てい骨を打ったぐらいで、痛いで済んだのが幸いでしたが…。
後に軽い雪渓がありましたが、それの目じゃないほど滑ってました。皆様もお気をつけて。
そんなこんなで三下平、尾瀬沼山荘。
湖岸まで降りることもできますが、雨の後はあまりオススメしません。
また踏み抜きました(笑)
東岸部分だとここらへんぐらいしか接岸できるポイントないんですけどね…。
その後もスリップにひやひやしながら長蔵小屋まで。
湖面からは対岸が見えるくらいにはガスが薄れ、空は一面雲のもののやや明るく、燧ケ岳も見えてきたため、あとは山頂にかかるガスさえなんとかなってくれれば、と希望の面持ち。
そのまま一ノ瀬まででつけた10分のアドバンテージをなんとか保ちつつ計30分のアドバンテージ。
誰もいないビジターセンターでパンを食べ、御池ロッジ今年度閉鎖とのことなので長蔵小屋でバッジをいただきました。
朝食時間だったりそろそろ他の登山者さんが出発する頃ですが、売っていただけてありがたい限りです。
燧ケ岳のバッジは数が少ないみたいです(5種類ほどあり)。尾瀬のバッジもあると知ったのは後程のこと。
そこからは沼山峠方面へ行き、しばらくして看板に従い左折、湿原を横切りのぼったところを右折。
ちょうどこのあたりで初めてニッコウキスゲを見ました。
他はワタスゲ、キンコウカ、リュウキンカの順ぐらいの量です。
一輪だけコオリユニを見かけました。レアですね。
そこからは普通に…といいたいところですが、やや足元荒れ気味の登山道です。
そして何より先程のぬかるみ経験で足が進まない…。
この地面滑りそう、と足の踏み場に注意しないといけなかったので本当に気を遣いました。
その後も遅々として進まず、ようやく半分かな〜と思ったらまだ3合目…。
後半にさしかかった証である傾斜が始まってるような気はしたものの、それはようやく6合目あたりから。
その少し前あたりからは下山者とすれ違うようになったのですが、何故か皆さんレインウェアにザックカバー。
進むにつれ厚く成りゆく雲。風が吹くと落ちてくる水滴。
む、む、むむむむむむ…。
結局雨らしい雨はなかったのでそのまま進んだのですが、段差が激しかったり足の置き場に困ったりと、登りにくい道でした。
そして5合目あたりでわかった進行の遅れ。本当にアドバンテージがあってよかった…。
ともいってられず、ミノブチ岳では左手に展望が開け、右側(一見かつ一瞬)尾根を進むようになります。
その時点でコースタイムx0.8より17分の遅れ。(笑)
しかもなんも見えないし(笑)山体すら見えない(笑)山頂どこ(笑)
最高高度更新のはずが…もうね、半分諦めムードでしたよ。
温泉入って飯食って帰るべ、それだけで頭がいっぱいでした。
地図で見ると山頂付近に沼があるようですがもちろん見えません。
8合目あたりからは傾斜もどんどん急になります。尾根とはなんだったのか。
んで、俎ぐら着きました…着いたはいいんですが、展望ゼロ。その上強風。
幸い飛ばされるほどのものではないですが、下も見えないからちょっと怖いし、風と一緒に雨が殴りつけてくるし、風のおかげで寒いし、近くにいた登山者と話すも風で喋るのも辛いし…とさんざんでした。
さんざんすぎて10分ほどで滞在を諦め、紫安ぐらも諦め、そのまま下山。
もうね、頭の中は温泉と飯でいっぱいでしたね(笑)
もっかいリベンジしたい気持ちと、こんなとこ二度とくるかという憤りがないまぜになった登山でした。
と思いきや、帰りは雪渓が見れました。
雪渓というか残雪なので踏み後で汚いですが、それでも2000ちょっとの場所で8月近くにもなって雪が見れるとは思ってなかったので、それだけでちょっと感動。
登りも下りも皆さん結構手間取ってました。こちらも待たせてしまってすみませんでした…。
にしても、こちら(御池)側もかなり急登なんですね。
グラフ見ればそうはなっているんですが、なにせ肝心の山体が見えなかったもので…。
そしてその後、熊沢田代。
黒姫山腹や丹沢主脈のようななだらかなくぼ地を初めてみたとき、目が覚めるような思いでした。
それまでさんざんでしたが、写真のように割と展望が開けたこともあり、奥只見湖とか遠くの山々も見通せました。
ワタスゲとキンコウカに囲まれながら、来てよかった、また来ようと思える登山になりました。
と、一筋縄でもいかないのが燧ケ岳。
進むにつれ岩が多くなり、泥も多くなり、足の踏み場に困る…。
そして踏み抜いた後の木道も再び。
1回滑り、1回転び、1回片足をスリップで踏み外し滑落しかけました。
なんなのこの山…。しかもどんどん晴れてくるし暑くなってくるし…!!
予報では昼過ぎから雨が強く降る予定だったんですがそんなそぶりも一切なし。
まあ振り返ってなお山頂が雲に包まれてたことが救いだったくらいですね…。
広沢田代あたりではもはや疲れ果て余韻がどうとかではなかったです。
あとここでも一度滑った(笑)
この靴(caravanc 1_02s)グリップだめなのかな…。
だいぶ降りてきても落差のある岩を下ったりする場面があり、コースタイムはどんどん遅くなってへとへとなところでようやく御池登山口。
靴、ドロッドロ(笑)
そして到着11:25。前のバス11:05(笑)
切り上げて下山した意味ねえ(笑)
水場で靴とついでに服の汚れを落とし、休んだり店見たり見学したりぼけーーーっとして、バスを待ち桧枝岐村へと向かいましたとさ…。
ちなみに燧ケ岳が象徴的な山の形をしていると知ったのもこのときでした。だって全然見えてくれないんだもん(笑)
結局旅館ひのえまたの日帰り入浴にもフられた…。
リベンジはしたいけど次は会津駒ケ岳か至仏山にしよう…。
何より福島なので、桧枝岐村15時発にも関わらず帰宅は22時。
つ、つかれた・・・・・・。
コメント
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Barklayさん こんばんは。
スゴイですね、夜行バスで着て燧ヶ岳をまたいで御池までの縦走。
暗いうちは木道も濡れていて滑りやすい上り下りを制しての燧ケ岳登山お疲れ様でした。
山頂より福島よりに降りてから景色の良い幾つもの湿原を歩くこれが福島側の醍醐味ですよ。
大江湿原からの分岐の先に橋下にコオニユリかクルマユリ見たかったな、あるのはレコで知っていましたが場所が特定できないで寄り道しませんでした。
yasioさんこんばんは!
あの湿原は本当に登ってよかったと思ったので、たぶんまたいつか登りにいきます!
その頃にはもっとスキルが上がっていると思うので、次は見晴新道からアクセスしようかなって。
ユリ(すみません、判別できませんでした)は本当に最後の一輪だけ、ややしおれ気味だったので、見れたのは運がよかったんだとおもいます。
尾瀬は場所的に時間がギリギリになってしまうから、寄り道はしんどいですね。
木道も滑りやすいとは知りませんでしたが、後で調べると常識のようで、恥ずかしい限りです。大事故に繋がらなくてよかったです。
コメントありがとうございました。
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