入笠山:意外な落とし穴で道迷い(すずらんの里〜青柳駅)
- GPS
- 05:14
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,095m
- 下り
- 1,129m
コースタイム
- 山行
- 4:54
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 5:15
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
その他周辺情報 | 金沢温泉金鶏の湯 https://www.city.chino.lg.jp/soshiki/chiikifukushi/1359.html 大人600円(茅野市民以外) |
写真
感想
ようやく晴れ間が望める天気となったため、早速18きっぷを握りしめ、いざ長野の山へ。
当初、八ヶ岳に登ろうかとも思いましたが、まだ天気が怪しかったため、今年の夏に登りたい山を一望できる、入笠山を狙いました。もちろん、ゴンドラなど使わず、麓の駅からアプローチ。
すずらんの里駅からのアプローチでは、山頂直下まで、終始林道・車道であったため、楽勝と思っていましたが…
【コース状況】
■すずらんの里駅〜登山口
・すずらんの里駅は無人駅で、確認した限りでは、各種インフラは一切期待できません。
・すずらんの里駅からは、しばらく車道を歩き、住宅街、農地を抜けて、登山口を目指します。
・とはいえ、このコース、登山口まで道標がないため、地図がないと確実に迷います。
・というか、そもそもどこが登山口なのかもはっきりしません。
・登山口まで、トイレ・自販機・水場はありません。
■登山口〜入笠山山頂直下
・登山口からは、ひたすら林道を登ります。
・登山道として整備されているというより、かつて林業が盛んだったころの名残を登っている感じです。
・沢沿いのルートですので、今日の気温では、比較的涼しい状態でした。
・途中、マウンテンバイクに抜かれた時点で、「これは全面的に林道歩きだな」と悟りました。
・そのまま林道を登り詰めると、車道と合流し、次いでゴンドラからのルートと合流します。
・ゴンドラからのルートと合流すると、途端に人が増えます。
・また、トイレや山小屋・売店等も現れます(それまではトイレ・水場はありません)。
■入笠山山頂直下〜入笠山山頂
・入笠山山頂へは、登山道を直登するルートと、お花畑の中を通るルートがあります。
・お花畑の中を歩く経験は滅多にできないため、登りではお花畑の中を歩くことに。
・とはいえ、すでにシーズンは終わっているらしく、それほど多くの高山植物は見られませんでした。
・お花畑を登り詰めると、登山道と合流します。
・ようやく本格的な登山道をしばらく歩くと、巻道コースと岩場コースの分岐が現れます。当然、岩場コースに挑みます。
・とはいえ、それこそ普通の登山道に「岩が生えた」程度のもので、鎖場も1箇所だけありましたが、普通の登山道では鎖が付けられないレベルのものでした。
・そうこうしているうちに、登頂できました。
■入笠山山頂〜青柳駅への分岐
・山頂には、そこそこの人数の登山者・観光客の方々がいらっしゃいました。
・山頂は、展望が360度開けていて、八ヶ岳、奥秩父山塊、各日本アルプスが一望できます。
・とはいえ、その大半は雲に覆われていて、まだ本格的な夏といった感じではありませんでした。
・やはり、景観を望むのであれば、積雪期に登るべき山といえましょう。
・こうした状況ですので、早々に下山しました。
・下山は、青柳駅への分岐まで、往路をそのまま降ります。
■青柳駅への分岐〜金沢温泉金鶏の湯
・青柳駅への分岐は、初めは若干藪こぎっぽい感じでしたが、すぐに踏み跡は明瞭となります。
・とはいえ、それまでの林道とは打って変わって、樹林帯の中の登山道ですので、慎重に踏み跡を見ながら降りていきます。
・このコース全体がそうなのですが、道標・ピンクリボンが極端に少ないところに、突如としてピンクリボンが現れます。
・GPSのログを見たところ、そのピンクリボンの右側に明確なログがあるのですが、踏み跡はそのまま直線。
・しばらく悩んだ結果、踏み跡の方向が林道につながっているため、そのまま直進することに(どうも積雪期のルートのようです)。
・なんとか林道に出られたため、そのまま林道と登山道を交互に降りながら、登山口へ。
・そして、登り同様、明確な登山口の道標が発見できないまま、なんとなく車道へ。
・そのまま「金沢温泉金鶏の湯」まで歩いて、本日の登山は終了。
【まとめ】
・このコース、「踏み跡は明瞭だけども道標・ピンクリボンがほとんどない」という初めてのケースでした。
・幸い、すずらんの里駅からのコースは、山頂直下までは、全面的に林道・車道でしたので、それほど迷うことはないです。
・ただし、登山口近辺にはいくつかの分岐があるため、地図は必携です。
・山頂直下から山頂までは、どこにでもある登山道のレベルであり、難易度は高くないです。
・問題は、下りの青柳駅へのコースです。すずらんの里駅のルートは異なり、林道と登山道を交互に歩くことになります。
・登山道の踏み跡は明確なのですが、道標・ピンクリボンがほとんどないため、地図・GPSがないと、道が合っているのかどうか、確認できません。
・特に、途中一箇所だけあるピンクリボンが、混乱に拍車をかけました(結局、ピンクリボンを無視して直進し、無事下山できました)。
・青柳駅の方から登る場合は、どこが登山口かわかりにくく、分岐も多いため、道迷いになりやすいと思われます。初心者は避けるべきルートでしょう。
【おまけ】
・金沢温泉金鶏の湯は、内湯、サウナ、水風呂の温泉施設です。
・大人600円(茅野市民以外)です。
・アルカリ系単純泉なので、ヌルヌルしています。
・シャンプーとボディソープは備え付けのものがあります。
・公共系の施設のためか、若干塩素臭はします。
・最寄り駅の青柳駅までは、15分程度。
・それまで、自販機等は1箇所しかなく、給水も出来ないため、喉が乾いていたら、ここで存分に水分補給をしておきましょう。
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