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Yamareco

記録ID: 2472916
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東北

酷暑のマッターホルン(会津) 蒲生岳

2020年08月01日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:20
距離
3.5km
登り
515m
下り
513m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:38
休憩
1:41
合計
4:19
9:27
9:52
3
9:55
10:37
2
10:39
11:13
80
12:33
久保登山口駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口は会津蒲生駅の裏手にありますが、そこには駐車場等はありません。少し離れた国道沿いに広い駐車場とトイレ、登山届ボックスなどがあります。
コース状況/
危険箇所等
急傾斜、岩場、鎖場などなど危険な要素に事欠きません。雨後の入山は危険度アップ。今回それで苦戦しました。
その他周辺情報 登山後は深沢温泉「むら湯」で汗を流しました。
赤褐色の源泉かけ流しのお湯が気持ちいいです。
https://www.yurari.co.jp/mura.aspx
麓の駐車場付近から見上げた蒲生岳。
なにやら水蒸気を纏ってムワムワしています。
左に見える建物のトイレを使用できます。
麓の駐車場付近から見上げた蒲生岳。
なにやら水蒸気を纏ってムワムワしています。
左に見える建物のトイレを使用できます。
会津蒲生駅へと続く路地を歩いていきます。
この先には本当に駐車スペースは無いので要注意。
会津蒲生駅へと続く路地を歩いていきます。
この先には本当に駐車スペースは無いので要注意。
只見線を渡る踏切を越えていきます。
只見線を渡る踏切を越えていきます。
豪雨災害で長期不通になっている只見線ですが、ようやく復旧の槌音が聞こえてきました。
豪雨災害で長期不通になっている只見線ですが、ようやく復旧の槌音が聞こえてきました。
畑なのか草地なのか判断しにくいですが、登山口付近はきれいに整備されています。
畑なのか草地なのか判断しにくいですが、登山口付近はきれいに整備されています。
木漏れ日が涼し気な樹林帯に入っていきます。
木漏れ日が涼し気な樹林帯に入っていきます。
登山道はすぐに急坂に。
登山道はすぐに急坂に。
岩山のイメージでしたが、土(泥)道も。
例外なく急坂です。滑る。
岩山のイメージでしたが、土(泥)道も。
例外なく急坂です。滑る。
露岩の急登。
岩場に根を張る「夫婦松」
片方がちょっと弱っているような…。
岩場に根を張る「夫婦松」
片方がちょっと弱っているような…。
「南尾根」と言われても、どこが尾根やらわからない(笑
全てが均等に急な斜面になっているように見えます。
「南尾根」と言われても、どこが尾根やらわからない(笑
全てが均等に急な斜面になっているように見えます。
青と黒のかっこいいツートンカラーの蝶が。
青と黒のかっこいいツートンカラーの蝶が。
コメツツジ
登るほどに傾斜は急になりゴツゴツとした岩場になっていきます。
登るほどに傾斜は急になりゴツゴツとした岩場になっていきます。
鼻毛通しの分岐。
ここは険しいとされる左側の道へ。
鼻毛通しの分岐。
ここは険しいとされる左側の道へ。
険しいっていうか、壁ですやん。
険しいっていうか、壁ですやん。
鎖を頼りに岩壁をヘツっていきます。
鎖を頼りに岩壁をヘツっていきます。
少し息をつける場所に「家族松」
少し息をつける場所に「家族松」
それぞれ名前もついている。
さすがに「おそ松」とかではなかった。
それぞれ名前もついている。
さすがに「おそ松」とかではなかった。
再びひりつくような岩場が始まる。
再びひりつくような岩場が始まる。
手がかり足がかりはたくさんあるし、鎖も張られているが垂直に思われるような壁を登るのはなかなか怖い。
1
手がかり足がかりはたくさんあるし、鎖も張られているが垂直に思われるような壁を登るのはなかなか怖い。
下界が見えることで高度感も半端ないしー…。
下界が見えることで高度感も半端ないしー…。
延々と続くかに思われた壁登りも終わりの時を迎えます。
無事に山頂に着きました。
1
延々と続くかに思われた壁登りも終わりの時を迎えます。
無事に山頂に着きました。
山頂には二神神社のお社が。
そういえば山頂で二本…、二匹の蛇を見たんですが、もしや神様の化身だった?
山頂には二神神社のお社が。
そういえば山頂で二本…、二匹の蛇を見たんですが、もしや神様の化身だった?
山頂は低木が茂っていますが、それなりに眺望は得られます。
これは北側。
山頂は低木が茂っていますが、それなりに眺望は得られます。
これは北側。
南側の風景がお勧めなのか、南側にだけ案内板が設置されていました。
南側の風景がお勧めなのか、南側にだけ案内板が設置されていました。
案内板によると手前に見えるピークの左後方に会津朝日岳が見えるようです。
案内板によると手前に見えるピークの左後方に会津朝日岳が見えるようです。
そしてこちらの方角には浅草岳が見えるとのこと。ちょっと雲が多くて、どれが浅草岳なのか定かでないのですが。
そしてこちらの方角には浅草岳が見えるとのこと。ちょっと雲が多くて、どれが浅草岳なのか定かでないのですが。
下山は鼻毛通しを回って行こうと思います。
登りに使った道よりは「緩い」そうですから。
下山は鼻毛通しを回って行こうと思います。
登りに使った道よりは「緩い」そうですから。
緩い?
転がり落ちそうな岩場と高度感なんですが。
緩い?
転がり落ちそうな岩場と高度感なんですが。
滑りやすい岩場を必死の思いで下っていたその時、悲劇が起きました。カメラバックからカメラがこぼれ落ち、二回ほど地面をバウンドしてからヤブの中に消えていったのです…。
滑りやすい岩場を必死の思いで下っていたその時、悲劇が起きました。カメラバックからカメラがこぼれ落ち、二回ほど地面をバウンドしてからヤブの中に消えていったのです…。
カメラを落とした場所から10mくらい下った場所に「風穴」があり、道が僅かに横に延びているのですが…
カメラを落とした場所から10mくらい下った場所に「風穴」があり、道が僅かに横に延びているのですが…
なんとこの横道の平場にカメラが留まっていてくれました!
しかも多少汚れたくらいで動作にも問題無さそう。奇跡だ…。
うまい具合に枝葉や草で減速して柔らかい土の上に落ちたのでしょう。20センチもずれていたら岩だったので本当に幸運が重なって無事に帰ってきてくれました。
なんとこの横道の平場にカメラが留まっていてくれました!
しかも多少汚れたくらいで動作にも問題無さそう。奇跡だ…。
うまい具合に枝葉や草で減速して柔らかい土の上に落ちたのでしょう。20センチもずれていたら岩だったので本当に幸運が重なって無事に帰ってきてくれました。
しかし、私はカメラが落ちる様を見て足がすくんでしまい、上手く歩けなくなりました。
しかし、私はカメラが落ちる様を見て足がすくんでしまい、上手く歩けなくなりました。
山頂からそれほど離れていない鼻毛通しの岩。ここまでが遠いのなんの…。
山頂からそれほど離れていない鼻毛通しの岩。ここまでが遠いのなんの…。
鼻の穴の中から空を見上げる図。
ハート型になるように撮ってみましたが、イマイチ…笑
鼻の穴の中から空を見上げる図。
ハート型になるように撮ってみましたが、イマイチ…笑
急な暑さと精神的なショックで次第に体調不良になってきました。
急な暑さと精神的なショックで次第に体調不良になってきました。
ジリジリと降りていきます。
麓はすぐそこに見えているのに足が動かなくて遠く感じました。
ジリジリと降りていきます。
麓はすぐそこに見えているのに足が動かなくて遠く感じました。
ヘロヘロになりながら下山。
険しいとはいえ小さな山に思いの外苦戦させられました。
ヘロヘロになりながら下山。
険しいとはいえ小さな山に思いの外苦戦させられました。
本日みかけた鳥さん。
ホオジロかな?
本日みかけた鳥さん。
ホオジロかな?

感想

最初に狙った山が林道の通行止めで登れなかったため、急遽予定を変更して蒲生岳にチャレンジすることになりました。そのためスタートが遅くなり、登山開始時にはすでに気温がかなり上がっていました。
今年は長梅雨で、暑い中を登るという経験をほとんどしていなかったため、このいきなりの暑さは堪えます。急登ということもあり最初から異常な発汗。さらに鼻毛通し分岐から先は緊張を強いられる岩場が続き、さらに冷や汗がドバドバ。
下りではカメラを崖から落とすという大失態を演じ、これがトドメになりました。(カメラは奇跡的にほぼ無傷で手元に戻ってきましたが…)体調が悪くなり這うようにして下山。もしかしたら熱中症になりかけたのか、あるいは別の要因だったのかわかりませんが山中で思うように動けなくなるなんて、遭難の入り口に立ち入ったのかもしれません。
久しぶりの遠征登山だというのに、反省点ばかり多い山行となってしまいました。

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