奥久慈男体山 - なんで2回も登るわけ?


- GPS
- 07:23
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,410m
- 下り
- 1,401m
コースタイム
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 7:23
08:00 男体山山頂(健脚コース)
09:45 白木山山頂
10:40 高崎山山頂
11;10 高崎山登山口近くで昼食 11:50
12:17 男体山持方登山口
12:35 男体山山頂
13:15 大円地越
13:53 大円地駐車場
天候 | 曇りのち晴れ 朝の山頂では小雪チラチラ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
周りにも駐車スペースあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大円地からの健脚コースには、クサリ場がいくつかあります。 月居山男体山分岐から白木山に向かう道は通行止めとなっており迂回路に誘導されますが、問題の場所は既に整備されているようなので、おそらく通行可能と思われます。(あくまで私見です。) |
写真
感想
今回は、まだ紅葉が拝めるということで、茨城の(奥久慈)男体山です。
ずっと候補には挙がっていたんですが、なんせチト遠くて・・・
今週末は3連休なので、中日であれば、睡眠が十分とれて翌日も休めるしね。
朝6時頃に登山口である大円地に到着。車を車道脇の駐車スペースに止め、身支度し出発しようとしていたら、近所のお婆さんが銀杏を拾いにやってきたので登山口を聞いてみると、そもそも駐車自体がここではなく、もっと下の方が整備されているし近いという。まだ薄暗かったし土地勘もないのでわからなかったが、ここは丁度、トンネルの上の駐車スペースで、登山口からは少し(300m?)離れていたのです。
「じゃー、その近くの駐車場に車を移動します。」と言うと、「歩きに来たんじゃないの?」と痛いところを付いてきた。顔は笑っている。冗談が通じる粋なお婆さんだ。
この辺は民家もあり、住民の皆さんにとっては、登山者はむしろ迷惑な存在ではないかと思うのですが、そんな気配はまったく感じられない口調でした。
素直に「車道は歩きたくないので。」と返しお礼を言って、整備された登山口に近い駐車場に移動しました。
男体山の標高は653mと低山ですが、大円地登山口からは、真正面に岩肌むき出しの男体山がそびえ迫力満点です。
ちなみに、茨城県では、最高峰の八溝山が唯一1000m越えの1022m、2番目の筑波山が877mと標高が高い山が少なく、全体的に穏やかな地形なので、男体山の653mでも相対的には十分な存在感があります。
健脚コースを登りましたが、ヤマレコの感想から受けていた印象よりは、技術的に難しいとは思いませんでした。一つ一つが短い(3-4m)ですし、手掛かり足掛かりも十分にあり、念のためあった方が良いと思ったのは2ヶ所くらいでした。
途中の展望岩は、その名の通り展望は素晴らしいです。時間的に山頂までの中間くらいなので、休憩するには良いかもしれません。但し、断崖絶壁の上なので、はしゃぎ回ってつまずかないように。
朝の山頂は、北風が強く非常に寒かったです。写真を取ったりしていたら白いものがチラホラ・・・マジ?と思いましたが、やはり雪のようでした。
それでも視界は良好で、南側は茨城独特の凸凹山塊が、北側はこれから登る白木山はもちろん福島方向の山並みまで見ることができました。
男体山から月居山男体山分岐までは、残っている紅葉の中を気持ち良く歩けます。
少し残念なのは、白木山よりだいぶ手前から迂回路に誘導され、舗装道路を歩かなければならないことですが、舗装道路とは言っても静かな林道のようで、趣はありましたが。
ただ、指示に従って迂回路を通り、迂回の原因となった車道に着いてみると、車道によって分断された双方のコースは、車道を渡るように階段が整備され、案内板も新設されていたので、現在はルートが繋がっているように見えました。通行止めを無視し強引に稜線上を歩けば良かったかなと、少し悔しいようなもったいないような気がしました。
白木山登頂後は、そのまま稜線上を高崎山へ向かいましたが、ここでも車道がコースを分断していました。一旦車道に降り、車道を渡った先から改めて高崎山へ登り出しました。山頂からは安寺方面へ抜けるルートがありましたが、あまりに遠回りになるので諦めて登ってきた道を戻りました。
戻った高崎山の登山口は、男体山や大円地越を望み、持方地区を見下ろす位置にあります。丁度すぐそばに、水道施設か何かに登る数段の石段があったので、ここで景色を眺めながら昼食を取らせていただきました。南向きで風もなく、日差しも出てきてポカポカ暖かく、昼寝ができたら最高の陽気でした。
昼食後は、ほとんど車の往来が無い車道を30分ほど歩いて、持方登山口まで行きました。ここからは男体山へも大円地越にも行けるのですが、大円地越に行ってしまうと、男体山と大円地越の間を歩かないことになるので、男体山に向かいます。多少の急坂はありますが、高低差が少ないし、岩を削って階段状にしてあったりして歩きやすく、20分も掛からず山頂手前の一般コースとの合流点に到着しました。
スタートしてから持方登山口までは、朝の男体山頂上付近で一人に会った以外は、まったく誰とも会いませんでしたが、本日2度目の山頂は、朝の静けさが嘘のように賑わっていました。2回目の山頂からの展望は、賑わいのせいか回復した天気のせいか、薄暗くドンヨリしていた朝とは打って変わって、何と言うか、ハツラツとしていたような気がします。
大円地越手前までの稜線上はずっと展望が良いので、写真を一杯撮りながら歩きました。大円地越から大円地は谷間を下る道ですが、日差しをいっぱいに浴びた遅れ気味の紅葉がきれいで、ここでも写真を撮りながら下りゴールしました。
やはり奥久慈男体山も人気の山でしたね。私の中では、気軽に登れて好展望という点で、9月に登った三ツ峠山と印象が似ています。
ゴールは14時頃になりましたが、下山時にも多くの登る人とすれ違いましたし、小さいお子さん連れの家族や、かなり高齢と思われる人もいて、南側の山容からは想像できないほど、多くの人に親しまれている山なんだなぁと感じました。
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