雪の棒ノ嶺♪ 有間ダム〜ゴンジリ峠〜棒ノ嶺〜滝ノ平尾根〜河又
- GPS
- 06:00
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 691m
- 下り
- 759m
コースタイム
天候 | くもり〜あられ〜吹雪!!!それに強風。その後は快晴。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
◆国際興業バス [飯03−2]原市場名栗,名郷行き 飯能駅8:22発→9:05頃さわらびの湯着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆ハイキングマップ(コースタイムなし) http://www.hikingmap.jp/hikingmap/pdf/course_bou.pdf ◆さわらびの湯 http://sawarabino-yu.jp/ 大人800円(3時間まで)12月〜2月は延長無料だそう♪(〃 ̄З ̄)ノ♪ |
写真
感想
12月最初の山あるきは、棒ノ峯へ。
山歩きをはじめてから、飯能方面での登山は初めて。
川井駅からというルートもありますが、今回はさわらびの湯から歩いてみました。
前日までちょっとお疲れモードだったので、まさかの30分寝坊をしてしまい、朝からあわてましたが、用意を全部してから寝たのでまだよかった。
遅刻してごめんなさい。
さわらびの湯から白谷沢登山口までは、車道を歩きます。
あたりはススキがなびいていい雰囲気。わくわくします。
今回はトイレのない山行というのも私たちには初めてのことで、ちょっとドキドキ。
有間ダムの公衆トイレを利用し、登山を終えてさわらびの湯にもどるまではトイレがありませんでした。
有間ダムでは、ダムの上を歩きます。ダム好きとしてはちょっとテンションあがる♪
ダム湖に沿って車道を歩き、橋を渡ったところに白谷沢登山口があります。
歩きはじめてからずっと、沢の音がしてとても気持ちがいい。
あまりにもずーっと紅葉がきれいなので、写真ばかり撮って全然進みません(笑)。
全然進まないねーと言い合いながらも、まだ写真を撮ってしまうほど、紅葉が美しかったです。
紅葉の時期には山あるきできないだろうと思って諦めていただけに、思いがけない紅葉の風景にため息が何度も出ました。嬉しかった!
沢の脇を登ってゆくので、なんだか沢登りを体験しているような、ちょっとお得な気持ちになります。
何度か沢を渡りながら登ってゆきますが、天狗滝から先は岩場が多く、クサリがあっても這いつくばるようにして登りました。
足がすべりそうで、ゆっくり慎重に進みます。
ロープを使う箇所では、登りきったところが足場が狭くて怖かった。
3つの滝を過ぎると、林道に出て、あずま屋があります。
だいぶ山深く登ってきたと思ったのに、車が通れる林道があるので、なんだ!ここまで車で来れるの!?とちょっと複雑な気持ちになりました。
ここで小雨が降っていたので、雨具を出しました。
同行のlalalaogaさんからみかんをもらい、元気回復!
山あるき中のフルーツはいいですね!
ここからは沢とお別れして、階段が出てきます。
この階段が段差がすごいの(泣)。みんな足ながいわけじゃないのよーと言いたくなるような、ちょっと高い段差。
階段のあとはぐるっと左にカーブするようにして、整備されたトラバース道を歩きますが、山の重み?土の重み?で道がすこし崩落している部分もあるので、注意しながら歩きました。
今まで頑張って登った階段が良く見えました。
ほどなくして、岩茸石に到着します。
ここで鍋を作っているパーティがあり、いいなあと思ってみていたら、急にあられ雪が強く降り始めました。
通り雪だろうと思い、雨具を完全にはせずにゴンジリ峠を目指しましたが、雪はやまずちょっと強くなる一方。
ゴンジリ峠までの階段はたいへん登りづらく、階段の左右にまき道があったのでそこを歩きました。まき道はしっかりとルートができていたので、皆階段がつかいづらくてそちらを歩くことがわかります。
せっかく作った階段なのに、みんなに利用されない階段とは、なんだか悲しいやらもったいないやら。
さてゴンジリ峠に到着してみると、いよいよ猛吹雪の様相になってきました。
風が強いし、雪も大粒になって容赦なく降ってきます。
もうこうなると雨具を着る場所もないので、下はそのままで進みました。
降りてくる人たちみんな、山頂は真っ白だから!と言ってました。
人が多かったことが、それでも心強かったです。
ゴンジリ峠から山頂まで、広い幅でちょっと整備されている箇所がありました。
・・・・まさかまた階段を作るつもり!?
作ってもらえればありがたいですが、みんなが登りやすい階段にしてほしいなと思いました。
ゴンジリ峠から山頂までは、階段がなくても歩きやすかったので、階段いらないんじゃないかなあ。とも思いました。
そしてとうとう猛吹雪の山頂に到着!
知らない方達と、ひとつしかないあずま屋で身を寄せ合いますが、風がつよいので、屋根があってもまったく意味がなく、ベンチは雪がつもり、雪をふせぎようがありません。
しかしこのままではやばいと、ここでズボンの雨具を装着。
かじかむ手でなかなかすぐに装備ができず、でも早くしなくちゃという気持ちばかりがあせりました。
いつもならここでお湯を沸かしてカップラーメンといくところですが、そうもいかず、持ってきたおにぎりを立ったまま吹雪の中で食べました。
着替えを終えてふと顔をあげると、まだ風は強いものの、うっすらと青空が見えていました。
あれ?あれ?と言っているうちにすべての雲が通りすぎ、今までの吹雪がうそのようになくなり、秋の秩父の山々がどーんと眼前に広がりました。
なんてきれいな風景!登ってきてよかった!!
かじかむ手で写真を撮りあい、やっと登頂のよろこびがやってきました。
やがて晴れ間も出てきたので、どうする?お湯をわかしてお昼をやり直そうか?と思ったのですが、完全な雪山装備もないのでまた降ってきたら怖いし、下山することにしました。
新雪を踏みながらの下山は、ぎゅっぎゅっと雪のいい音がして、やがて青空が頭上に広がり、雪と青空のコントラストを楽しむことができました。
岩茸石まで下りてきて、地図に書いてあるように石を左からまこうとしたら、木の柵があり、手をかけたら大きくゆれました。こわかった。
みんな使うので老朽化が早いのでしょうか、通るときには注意が必要だと思います。
また岩茸石は右からも巻けます。柵が動く左より、もしかしたらそっちのほうが安全かも。
滝ノ平尾根を降りてゆくルートでは、右の東京側は針葉樹、左の埼玉側は広葉樹というはっきりとしたツートンが楽しい。
それでもまだ風がつよくて、木々の間を通り抜けるごおーー!という風の音が恐ろしいくらいでした。
それでも歩いている分には木々に守られて、風にあおられることもなく、快適に下山できました。
一回目の林道に出たところに、広い展望台があります。
広い平地なので、ここでゆっくり休憩するのもいいかもしれません。
何組か、やはりここで休憩していましたが、私たちはどんどん進みます。
滝ノ平尾根の後半は、地面がぬかるみ、木の根っこでできた天然の段差も結構降りづらい部分もありましたが、比較的傾斜のゆるいのぼりくだりでした。
3回目?の林道に出る部分では、完全に道の脇が崩れていて、林道に出るまでの部分が階段だったのかもしれませんが、埋まってしまっていて降りるのがこわかったです。
やがて民家の屋根が見えてきて、あー降りてきちゃったという思いと、雪だったけど無事でよかった!という安堵感がわいてきました。
下山後のさわらびの湯では、中で食事のできる飲食店設備はありませんが、お弁当やおまんじゅうを売っていたり、お茶がセルフサービスで飲める和室の大広間があったり、おふろ以外でもゆっくりできました。
お風呂は露天風呂にもみじが舞ってきて少し入っていて、風情満点!
紅葉に始まり、紅葉に終わるすばらしい山あるきでした。
この山も良かったなあ。また歩きたい山です。
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