鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳) 南アルプスを満喫
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 2,007m
- 下り
- 2,005m
コースタイム
【8/13((木)】鳳凰小屋5:00→地蔵岳5:45→観音岳7:40→薬師岳8:10→鳳凰小屋10:15⇒御座石鉱泉14:30
天候 | 8/12 晴れ、曇り、にわか雨 8/13 晴れ、曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
【8/11(火)】19:00神戸を出発、中央道の後、真っ暗な悪路を通り抜け、深夜1:30に登山口の御座石鉱泉に到着。仮眠用テントを張っていると、突然、犬と管理人が現れ、テント泊一人880円を請求される。今後は車中泊がお勧め。
【8/12(水)】7:00出発。登山口からすぐに九十九折りの急登がある。鳳凰小屋まで約1300mの標高差を考えると、寝不足もあり不安が過る。しかし登りの後半は休憩のたびに、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳、仙丈ケ岳,八ヶ岳、そして富士山と日本の名山を確認するとテンションは上がりっぱなし。気付くと鳳凰小屋に到着していた。
早速、消毒と検温を受け、南アルプスの水を堪能した。CLが噂の「雨男」のためか、到着後雲行きが怪しくなってきた。CLはヤマテン、小屋の人、会長からの情報を総合的に判断し、午後からの地蔵岳ピストンを中止した。これが大正解、二日目はCLの「晴れ男伝説」の始まりとなった。大雨の中、午後の空き時間は先輩方の山の話を聞き心が躍った。早めの夕食カレーを腹いっぱい食べ、仮眠後はペルセウス座流星に願いを込め、癒しのひと時を味わった。
【8/13((木)】予定より早く5:00に出発し、地蔵ヶ岳2764m、観音岳2840m、薬師岳2780mの鳳凰三山の一日踏破を目指した。
白い砂地に足を取られながら急坂を登り切ると、そこはお地蔵さんが並ぶ「賽の河原」、そして、スカイブルーを背景にした地蔵ヶ岳、オベリスク(地蔵仏)が私たちを温かく迎えてくれた。
次の観音岳までの稜線は森林限界上の花崗岩の白とハイマツの緑が織り成した。岩陰に咲くピンク色豊かなタカネビランジ、薄紫のヒメシジャンのけなげさに魅入られ、谷から湧き上がってくる風が、汗のにじむ頬や項にさわやかにしみる。そして最高峰の観音岳からの大パノラマがコロナ禍を完全に忘れさせてくれた。
観音岳から薬師岳への稜線は緩やかで足にやさしく、間近に圧巻の富士山を見ることができた。鳳凰三山踏破後はあっという間に名山が雲に隠れていき、CLの時間設定に感謝した。
観音岳から鳳凰小屋への下山道は、大雨のせいかかなり荒れている。膝や太ももに負担がかかる。小屋で一休みしパッキング後、少し速足で御座石鉱泉を目指した。高度を下げるたびに気温が上昇し、湿気も多く熱中症になりそうな状態で厳しい下山だった。
14:30に登山口に到着、疲れはピークだったが遠方からの会員もいたので早々に帰路に着いた。今回は会の先輩方からの初心者の私たちへの声掛けや的確な指示が全員の無事下山につながり、一生で一番の登山になった。(NAG)
<コース状況>台風、雨のため、登山道が荒れており倒木も多い。
<特記事項>御座石温泉と燕頭岳間は急勾配で体力を要し、湿気も多く気温も高くなりがちで熱中症に注意する必要がある。
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