記録ID: 2517939
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
五龍岳
1999年10月09日(土) ~
1999年10月10日(日)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,681m
- 下り
- 1,681m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 5:40
2日目
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 5:05
- 合計
- 9:35
相性の悪い山と言うのがあって、何回行っても登らしてくれない山がある。麓は天気が良いのに、昨日まで天気が良いのに、その山に登頂する予定の日に限って天気に恵まれない山。五竜山は私にとって、そんな山の一つであった。96年は八方尾根から、97年には遠見尾根から山頂を目指したが、何れも登頂する事が出来なかった。99年秋、晴れの特異日である10月10日に、3度目の挑戦をする事にした。
10月9日、五竜ゴンドラの乗場より、テレキャビンでアルプス平まで上がる。麓では晴れていたのに、遠見尾根にはガスがかかっていた。雨は降っていない。雲海の上に出ることを期待して、稜線沿いの登山道を歩き始める。
小遠見、中遠見、大遠見と進むが雲間は一向に晴れてこない。西遠見の池からは、池越しに五竜山が正面に望める筈だったが、今日はあたり一面ガスがかかっている。五竜は余程相性の悪い山だなと、半ば諦めながら登りつづけると、白岳直前の急登にさしかかる頃、漸く五竜山が雲間から姿を現した。登山道の脇に腰を据え、雲間にのぞく五竜をスケッチしている人もいる。待ちに待った五竜の姿だ。
白岳から五竜を望むと、山頂から続く尾根が竜の尻尾の様に見えた。(右写真)五竜山荘に到着する頃には、五竜山の全容が望めるようになる。95年に八方尾根から挑戦した際に、唐松岳から五竜を望み、餓鬼谷から一気にせりあがる山容に荘厳さを感じたものだが、真近で見る五竜は、重量感をもって迫ってくる感じだ。五竜山荘の幕営地にテントを設営し、ビールを片手に飽きる事なく五竜を眺めた。私は幕営地から五竜の肩に沈む夕日を見ていたのだが、同じ頃山頂では、荘厳な光景が広がっていた。翌朝登頂した際、日没時に山頂からその光景を眺めていたIさんからその話を聞かされ、ビールの誘惑に負けてしまった事を悔やんだかもう遅い。後に無理を言って、その時の写真を分けてもらった。
山小屋から山頂までは約1時間、岩場の登りである。特に危険な所は無い。翌朝、朝5時過ぎに出発し、漸くその頂きを踏む事が出来た。山頂でゆっくりと景色を楽しんだ後、下山を開始する。昨日とは打って変わり、雲ひとつ無い。紅葉が鮮やかで、特に、西遠見池からの五竜が素晴らしかった。下山路は、昨日路肩でスケッチをしていたI氏や、山頂からの日没光景の素晴らしさを教えてくれたIさんと、前後しながらの下降となった。
10月9日、五竜ゴンドラの乗場より、テレキャビンでアルプス平まで上がる。麓では晴れていたのに、遠見尾根にはガスがかかっていた。雨は降っていない。雲海の上に出ることを期待して、稜線沿いの登山道を歩き始める。
小遠見、中遠見、大遠見と進むが雲間は一向に晴れてこない。西遠見の池からは、池越しに五竜山が正面に望める筈だったが、今日はあたり一面ガスがかかっている。五竜は余程相性の悪い山だなと、半ば諦めながら登りつづけると、白岳直前の急登にさしかかる頃、漸く五竜山が雲間から姿を現した。登山道の脇に腰を据え、雲間にのぞく五竜をスケッチしている人もいる。待ちに待った五竜の姿だ。
白岳から五竜を望むと、山頂から続く尾根が竜の尻尾の様に見えた。(右写真)五竜山荘に到着する頃には、五竜山の全容が望めるようになる。95年に八方尾根から挑戦した際に、唐松岳から五竜を望み、餓鬼谷から一気にせりあがる山容に荘厳さを感じたものだが、真近で見る五竜は、重量感をもって迫ってくる感じだ。五竜山荘の幕営地にテントを設営し、ビールを片手に飽きる事なく五竜を眺めた。私は幕営地から五竜の肩に沈む夕日を見ていたのだが、同じ頃山頂では、荘厳な光景が広がっていた。翌朝登頂した際、日没時に山頂からその光景を眺めていたIさんからその話を聞かされ、ビールの誘惑に負けてしまった事を悔やんだかもう遅い。後に無理を言って、その時の写真を分けてもらった。
山小屋から山頂までは約1時間、岩場の登りである。特に危険な所は無い。翌朝、朝5時過ぎに出発し、漸くその頂きを踏む事が出来た。山頂でゆっくりと景色を楽しんだ後、下山を開始する。昨日とは打って変わり、雲ひとつ無い。紅葉が鮮やかで、特に、西遠見池からの五竜が素晴らしかった。下山路は、昨日路肩でスケッチをしていたI氏や、山頂からの日没光景の素晴らしさを教えてくれたIさんと、前後しながらの下降となった。
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
---|
感想
今回の山行では、稜線部の寒さと凍結を心配したが杞憂に終わった。秋と言うより夏を思わせる陽気であったが、この10月の時期は気温の上下が激しい時期でり、それ相応の防寒策が必要だろう。早朝の稜線部では、霜が降りていた。
また、10月10日が連休になる年は、何処の山も異常に人が多い。小屋の混雑は8月の盆休み以上の様であった。今回、「テント泊は快適だったでしょう。」と何人かに言われたが、秋の連休に人気の山域で小屋泊まりを計画する場合は、相応の覚悟が必要の様である。
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