赤牛岳(新穂高から)


- GPS
- 12:56
- 距離
- 55.8km
- 登り
- 4,046m
- 下り
- 4,033m
コースタイム
02:00 新穂高無料駐車場
04:40 双六小屋
07:20 水晶岳
08:30 赤牛岳
10:00 水晶岳
12:30 双六小屋
15:00 新穂高無料駐車場
大福2, 惣菜パン1
天候 | 快晴無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
9月の4連休はさすがに混むだろう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
笠新道前、秩父沢、双六、三俣、岩苔乗越の水場は問題なし。 |
写真
感想
日帰りが難しいと言われている赤牛岳を日帰りしよう。新穂高から赤牛岳のピストンは標準CT29時間半。僕は泊まりで縦走するときは1日で標準CT30時間以上のコースを歩くこともある。距離、時間的には実績があるので気負わず行こう。ちなみに十勝-大雪で寄り道しなかった場合の標準CTは42時間である。
先月、赤牛-平ノ渡-薬師を歩いたときは赤牛岳まで6時間半だったので帰りも飛ばせば往復12時間を切れるんじゃないか。ということで今回は赤牛ピストン12時間切りを目指して頑張った。しかし後半ペースが落ちて達成ならず。力及ばず。来年の課題にするか?正直もうやりたくない…スルーハイクした方が100倍楽しい。
金曜定時で仕事を終えたら新穂高へ。平湯-新穂高間は迂回路が通れるがGoogleMapが言うには神岡経由のほうが早く着くというので今回も神岡経由で。最終デイリーで行動食を調達して新穂高に着いたのは22時。3時間仮眠して2時出発。満天の星空だ。気温は高く風もない。夕方から雨予報なので昼過ぎには双六小屋は越えたいところ。林道と小池新道を軽快に飛ばしていく。双六小屋まで2時間40分だった。今日は日帰り軽装なので前回より10分早く着いた。先日、新穂高-双六小屋のStrava CRが奪われたので奪還したかったが今日は長丁場なのでここで脚を使っている場合ではない。悔しいが温存していこう。双六中道に入ると東の空が明るくなってヘッドライトを外した。ここで迎える朝は最高だ。何度見ても素晴らしい。目指す水晶、赤牛、立山の方までスッキリ見渡せる。台風の影響で天気の読みが難しいがこんなに晴れるとは思わなかったので嬉しい。天気が良ければ脚も軽い。しかし風が無いので稜線でも汗だく。日差しが強すぎて首筋が焼ける。もう9月なのに北アルプスはまだ夏だ。山の水はずいぶん減っていて三俣から黒部源流への登山道は歩きやすくなっていた。この前歩いた時は川だったので。鷲羽経由だとハイマツの朝露でびしょ濡れになるので今日は岩苔乗越経由で正解だった。夏は鷲羽経由のほうが快適だろう。三俣から赤牛まで登山者一人しか会わず。静かで素敵な時間を過ごした。
出発から6時間半で赤牛到着。あれ、前回と同じだ。双六の10分アドバンテージはどこへ。まあいいや。さあここから5時間半で帰れば12時間を切れるがいけるか。赤牛-水晶間は行きも帰りもアップダウンが激しくて脚にくる。そういえば赤牛から水晶へ向かうのは初めてだ。徐々に近づいてくる大きく黒々した水晶岳はかなりの威圧感だ。別名黒岳というだけある。岩苔乗越でたっぷり水を飲んだら三俣まで登りだ。ここまでかなり飛ばしてきたので脚は重い。双六下道分岐から三俣蓮華を見上げるとマジで登りたくなくてついつい下道へ逃げてしまった。下道も最終的には結構登る。中道の方が楽だっていつも言っているじゃないか。双六小屋に着いたのは12時半。こりゃ12時間切りは無理だべ。そう思ったらずいぶん気が楽になって集中力が切れた。帰りはぺたぺたのんびり歩いて下りてきて駐車場に着いたのは15時ぴったり。往復13時間と行動時間は普通だが強度が高かったのでめちゃ疲れた。運動のキツさは強度*時間だということを改めて実感した。ペースを1~2割落として15時間かけて歩けばこんなに疲れることは無いのだろう。撤収を始めると予報通りバラバラ雨が降ってきた。もう少し遅れていたらずぶ濡れだったかもしれない。
日曜日は槍か笠に登ろうと思っていたがどうやら雨っぽいのでその日のうちに自宅まで帰ってきた。たっぷり歩いたから明日は山に登らない日曜日でも良いだろう。映画でも見てのんびり過ごそう。
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