箱根湯本―塔ノ峰―明星ヶ岳―明神ヶ岳 〜あれ?なんか調子が…
- GPS
- 06:30
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,338m
- 下り
- 1,036m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■道の状況: (阿弥陀寺〜塔ノ峰)寺から尾根まではあまり整備の良くない急登の道。分かりにくくはないが、踏み跡をよく辿るようにしたい。 (塔ノ峰〜明星ヶ岳)一旦林道に出て800mほど宮城野方面へ歩いて登山道に入る。道は比較的よく整備されている。 (明星ヶ岳〜明神ヶ岳)数回アップダウンを繰り返した後、200mほどを登って稜線に出る。整備は良い。 |
写真
感想
年末に同じコースを歩き始めたものの、天気の崩れを嫌って中途放棄したので、( http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-255534.html )今年最初の山歩きとしてリトライすることにした。
前回と同じ電車で箱根湯本へ。駅前のコンビニで買い物をして塔ノ沢へ歩き始める。
塔ノ沢の駅で靴の紐を締め直したり、GPSのセットをしたりしているうちに登山電車がやって来たので慌てて撮影できる所まで駆け登る。
撮影後、阿弥陀寺への道を登り始めるが、何だか体がだるく胸焼けもしてきた。
変だな、と思いつつ阿弥陀寺に着き、体が温まってきたのでここでアウターを脱ぐ。
寺の裏から登山道に入り、やや荒れた急登を体の様子を見ながら登って行くが、やはり疲れ方が早く胸も苦しい。
塔ノ峰山頂に着いた時はかなりゼイゼイしていた。
山頂で腰を下ろし、簡単な朝食を摂りながら少し考える。
体はつらいが、天気は上々。稜線からの景色は見たいし、せめて明星ヶ岳までは行ってみよう。
食事を終えて歩き始める。
前回は小田原市街方向へ向かった林道を今回は明星ヶ岳登山口の方向へ歩く。
林道を1匱緤發、明星ヶ岳〜明神ヶ岳に連なる稜線に出る尾根に取りつく。
そこそこ急な尾根を九十九折れに200mほど一気に登る。
依然としていつもよりかなり辛く、頻繁に足が止まってしまう。
稜線に出ても暫くは杉木立や笹薮の見通しのない道を小さくアップダウンしながら進む。
やがて視界が開けて奥に明星ヶ岳の山頂が見える。何とか頑張ってあそこまで行こう。
20分ほどで左側にも展望が得られて、初めて富士山が見える。
今日の富士山はなかなかきれいだ。
目の前には明星ヶ岳への最後の登りが見えてきた。
前回来た時( http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-158750.html )は何でもなかったこの登りが今日はこたえる。足がだるいだけでなく、呼吸が苦しくて強い疲労感がある。
視界のない明星ヶ岳山頂をほぼそのまま通り過ぎて、すぐに宮城野へエスケープする分岐点に至る。
ここまで辛いと明神ヶ岳まで辿り着けるか不安もあるが、平坦な場所では楽観的になるのか、エスケープせず明神を目指す判断をする。
山頂の平坦部分はほとんど展望がないが、稜線がやや下り始めると視界が開けて目指す明神ヶ岳の山体が現れる。
今日の体調では絶望的な標高差に感じられるが、高々200m強に過ぎない。
さらに進んで最初の小さなピークまで来ると金時山を前に従えた大きな富士山の姿が見えてくる。
その左には箱根中心部の山々が続き、山腹にはところどころ温泉の湯煙が上がる。
ここから二、三の小ピークを踏み、宮城野へ下りる別の分岐点を過ぎると、明神ヶ岳稜線への最後の急登が始まる。
覚悟を決めて、頻繁に休みながら登り詰めることにする。
ところが予想以上に登りが辛くて、立ち休みではなく腰掛けて休まないと次へ行けないほどになることが数回。
箱根でこんな事態になってしまうことは一度もなかった。
やっとの思いで稜線に辿り着く。
風はほとんどなくて気持ちが良いが、お昼も近づいて霜が緩み、道はどんどん泥濘(ぬかるみ)になっている。
靴をドロドロにしながらさらに20分ほどかけて頂上に着く。
頂上には数名の先客がいて、後からも何人かやって来た。
風はないがじっとしていると寒いので、アウターを羽織って暖かいお茶とアンパンの半分でお昼にする。
丹沢方面は少し霞んでいるが、金時山や富士山は相変わらずスッキリと望めるし、南アルプスも見えている。
スパッツを装着し、富士山の写真を撮ってから下山開始。
泥濘んだ道を滑らないように慎重に元来た道を戻り、宮城野への分岐で右へ折れて人里へ下りて行く。
かなり急な道を30分ほど下りて行くと周囲に民家が現れてくるが、登山道は民家の裏側を通ったりしながらさらに続く。
分岐点から50分ほどでやっと車の通る道に出る。さらに15分ほども歩いて宮城野のバス停に着く。
当初は宮ノ下経由で湯坂路を湯本まで歩いて下りることも考えていたが、この体調ではとても無理なのでバスに乗る。
バスの中で荷物の整理などをしていたら、何と車酔いをしそうになってしまった。
深呼吸を繰り返して事なきを得たが、かなりのショック。
今回の不調はいったい何だったのだろう?
最初は風邪でも引いているのかと思ったが、発熱も喉の痛みもないので多分違うだろう。
筋肉が固い感じがずっとしていたことなどから考えると、脱水症状とか、血糖値の低下などだろうか。
いつもは朝食を摂ってから歩き始めるのに、今回は何も食べたり飲んだりしないで塔ノ峰までは登ってしまった。
これで循環サイクルが狂ってしまったのかも知れない。
何回かこのようなことが続くようなら体質に根本的な問題が起きていることになるので、慎重に様子をみることにしよう。
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