【過去レコ】乗鞍岳 ガスガスで何も見えず
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 390m
- 下り
- 398m
コースタイム
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2004年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
せっかく1泊して焼岳へ行くが,奥飛騨にはこれといった観光地も無い.はて困った,と思っていたら,近くに乗鞍があるではないか.乗鞍なら観光気分でも登れる山だし,疲れた体でも大丈夫だろうと,出発前に慌てて計画を立てた.
この日は前日とうって変わって生憎の小雨模様.どうしようかと迷ったが,天気予報では午後から晴れてくるようなので,天気の好転を祈って決行することにする.朝食にご飯3杯をおかわりし,膝の痛い先輩を残して,ひとりで早々に出発.
畳平への乗鞍スカイラインは昨年からマイカー禁止になっている.アカンダナ駐車場に車を停め,平湯バスターミナルまではシャトルバスで移動する.すぐに畳平行きのバスが出発した.乗客は私とカップル二人の計3人.途中のほおのき平でも乗ってくる人はおらず,この3人だけを乗せたバスが畳平へと向かった.道中はガスで真っ白.これでは山頂に立っても展望は期待できそうにない.畳平に到着すると,案外たくさんの登山者が準備をしていてびっくりした.しかし,どういうわけか剣ヶ峰へ向かったのは一握りだったようだ.
バスターミナル内の100円トイレで用を足し,レインウェアを着込んで歩き始めるが,あまりにガスがひどくてほとんど視界が利かず,広い駐車場から登山口に行くことすらできない.他の人も迷っているようだが,当てずっぽうに進んだら,登山口の入口を見つけることができた.ここに,「剣ヶ峰まで90分」の看板が立っている.悪天候だが,意を決してスタート.
肩の小屋までは,トラックも走っているようなだらだらした作業道だ.わずか20分ほどで肩の小屋に至る.ここからは転石と砂礫,溶岩塊の道となりいよいよ登山らしくなる.悪天候と低酸素に加え,ペースをあげて登っているせいでかなりの疲労感だが,案外はやく剣ヶ峰に辿り着くことができた.山頂付近は雨こそ降っていないが,かなり強い風が吹いているし,ガスがきつくて何にも見えない(焼岳をバックに写真を撮る夢は破れた).無人の山頂で「剣ヶ峰3026m」の証拠写真だけを撮り,すぐに下山を始める.山頂直下の頂上小屋に立ち寄ろうと思ったが,入口が閉まっていて誰もいないようだ.肩の小屋で尋ねると,今年はずっと閉鎖されたままらしい.肩の小屋の売店で山バッヂを購入すると,12時のバスに間に合うかどうか微妙な時間となった.先輩を待たせていることだし,時折小走りをしながら急いで畳平へ向かうと,バス発車の3分前でぎりぎりセーフ.
12時発のバスで,約束の2時より1時間早く平湯のバスターミナルに戻ってきた.下界は天気も回復していて,青空も顔をのぞかせている.バスターミナルでお土産を買い,途中の高山で名物「高山ラーメン」を食べ帰路についた.
往復2時間弱ではやはり登山としては物足りない.来年は平湯大滝からのルートで登ってみたい,是非天気の良い日に.
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