甲武信ヶ岳 疲労困憊にて撤退
- GPS
- 10:42
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,702m
- 下り
- 1,697m
コースタイム
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 5:10
天候 | 9/28晴れのち曇り 29日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
去年以来のテン泊である。
当初は八ヶ岳を南部から北部にかけて縦走しようと考えていたが、白樺湖からのバスが無いのでやめた。近場の甲武信から瑞垣に抜けるルートとした。最近めっきり歩けなくなったので3泊で刻む、余裕のある工程とした。
山梨市からのバスは9:12が始発なのでそれに合わせて自宅を出発する。5:40分の根岸線、桜木町で横浜線、八王子で中央線と乗り継ぎ、10:20分くらいにようやく登山口である西沢渓谷に到着する。車でくれば3時間のところが、公用交通機関だと4.5時間かかった。遠い・・・。
準備を整えて出発する。
ちょっとすると若い女子が話しかけてきた。重装備である私に興味があったようで、どこにいくのか、何がはいっているのか、色々と尋ねられた。
女子らは親子で西沢渓谷を散策するとのこと。母親はかなりの年齢に達していると思われたが、先日富士山を登ったとのこと。恐るべし。徳ちゃん新道入り口で別れた。
ここからは一人である。カラマツと思われる針葉樹の森から急登となり、ゆっくりと歩く。急登は続き、倒木が多く、回り込みながら、高度を上げていく。
徳ちゃん新道は2014年に歩いているが、こんなに道が荒れていたか、こんなに急登続きだったか、と思いながら、何とか分岐に到着し、行動食を食べる。まだ中間地点、行動時間2.5時間であるが、かなり消耗している。3時までに到着すればよい、と言い聞かせ出発する。
あいかわらず足取りは重く、歩くのがやっとである。歩を進めればいずれは到着する、と言い聞かせ、何とか木賊山手間まで来た。ここからは急登はないことが分かっていたので気が楽になった。
膝がやられていた訳ではないので下りは早い。赤い屋根が見え、小屋についたことが確信できた。受付を行い、テントは張る。15時30分を過ぎているのでもうすぐ暗くなってしまう。食事を済ませシェラフにくるまって明日のことを考える。今日の行動時間は5時間程度でこんなに消耗してしまうとなると、今後更に消耗が蓄積していくので、とても後3日間歩くことは無理だろうと思った。明日降りることに決めた。
夜は寒く、何度目が覚めた。現状の装備と私の耐寒ではぎりぎりとところだ。
そんなことをしている間に明るくなった。今日は降りるだけなのでゆっくりと食事をとり、カメラだけもって山頂にいった。雲海が広がっており、富士山、南北中央アルプス、八ヶ岳、丹沢山系、すべて見えた。
小屋に戻り、パッキングしたザックを背負い、来た道を戻る。
途中、私と同年齢くらいの女性と話しをする。50Lくらいのザックを背負っているのでテント泊と聞けば、トレーニングとのこと。最近山を始めたそうで、一緒に行く方々が若いころはヒマラヤ遠征するくらいの強者だそうだ。その方々に言われたのが「ぼくたちは若い時、散々トレーニングしてきた貯金(体力)があるから大丈夫だが、あなたは鍛えるしかない。軽い荷物で小屋泊りでもいいが、テント泊をやるなら鍛えるしかない」と言われたそうだ。まるで私に言われたみたいな気持ちになった。
途中帰りのバス時間をみたら、11時を過ぎると15時まで無い。のんびり降りたが、12時についてしまった。おみゃげやでこんにゃくをつまみにビールを飲んだ。時間とたっぷりとあるので道の駅にいくと食堂があったのでラーメンをたべた。
バス時間になり、バスに乗ると、帰りにあったヒマラヤ女性はすでに山から降りていた。私がへろへろになっているところを、テント装備で日帰りしているのをみると、もっと頑張らなくては、思った。走るのは速くなったが、歩けなくなった。毎年明らかにに落ちてきているのがわかる。何とかしなければ、近い将来テント泊縦走はできなくなるのが明白である。
疲労困憊した初日のCTを確認してみた。西沢渓谷出発が10:22、甲武信小屋到着が15:32なので5:10だった。CT5:10なのでぴったり。こんなペースでいいか。かなりゆっくり歩ける。これから意識しよう。
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