【自転車パスハン】★最強の県道に又又出撃!!(神奈川県道729山北山中湖線・通称世附林道)浅瀬ゲートから 帰りは足柄峠
- GPS
- --:--
- 距離
- 97.9km
- 登り
- 1,975m
- 下り
- 1,973m
コースタイム
6:00国府津(国1・県76)ー8:45丹沢湖(険729)ー9:00浅瀬ゲート ー11:45明神峠(・∀・)ー12:30小山町(静岡県385)ー14:00足柄峠(県78)ー15:00松田ー15:50曽我
自宅まで自走
天候 | 雲りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
自転車
帰り:自宅まで自走 全線自転車を使用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
神奈川県道729号山北山中湖線:浅瀬橋〜芦沢橋間に土砂崩れあり 神奈川県道729号・山北山中湖線(世附林道)について 【重要】この県道は人智を超えた秘境険道である。あらゆる危険予知を駆使し、遊び心やトレーニング目的で踏み込んではならない。 ・昭和後期程度の廃道完歩+低山マイナールート完歩程度のスキル必要。 ・もちろん読図必須。 ・大雨のあとは増水やら崩壊あり。 ・車止めゲート付きですが、経路内は自動車進入あり。 ・公式の行先表示看板無し ・チャリ初心者帯同禁止。おまいらの意味ねぇ脚力争いではぐれたらどうすんの??救助要請?? |
写真
装備
個人装備 |
ロードレーサー+SPDシューズ(歩ける自転車靴)
工具・車載ポンプ等一式
メット
地図
ヘッドランプ他
(ザック無し)
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感想
■神奈川の辺境・丹沢湖
過去に三保・世附・浅瀬・落合などの集落があったが現在はみなそこに眠っている集落群である。玄倉川・中川川・世附川の主に3つの渓流がこの地で合流していた。
川は稲作・渓魚の恵みをもたらし上流部を詰めていけば峠道となり、‘’国境(峠)‘’を越えれば異郷の地となる。
・丹沢湖へは南側の道から アクセスは、丹沢湖南側の東名高速道路(大井松田インターチェンジ)から国道246号経由で清水橋交差点から神奈川県道76号山北藤野線を北上するとチャリでは約60分で到着する。
■神奈川最強険道729
丹沢湖に至る道は東西南北とあるが南側の道を除くと
・東側 県道710号神縄神山線 松田町寄(やどりぎ)に抜ける秦野峠線
・北側 県道76号山北藤野線 道志みちに抜ける犬越路
・西側 県道729号山北山中湖線 明神峠に抜ける
さらに長きにわたり、3本どれもがゲート付きの車両通行止めになっている。
県道やば (ノ・ω・)ノ
そして、、中でも県道729号山北山中湖線は、その長さや道迷いの頻度、罹災の激しさから‘’俺ラスボス険道‘’の認定を受けていて、例えば神奈川県道515号のような行政が見放した‘’廃道‘’とは違い、メンテと罹災の攻防を60年も続けている、いわば‘’諦めの悪い道‘’なのだった(;'∀')
・廃村・地蔵平
地蔵平なる廃村跡を知り訪ねたかったのだが、県729のルート上にないことがわかりPASS(;'∀')
・丹沢湖・浅瀬ゲートから729核心部に入る
湯山のオヤジはもういないが、ゲートを行くからには無事故の経験を積んでいる。
浅瀬から明神峠までは登り基調のダートでのんびり、明神峠から小山町までの下りは舗装なので速攻。余計な神経も時間も使わずによい。
大叉沢を過ぎて大崩落に直面。。 慎重に((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
人もいないクルマもいない。楽しすぎるダート険道w
■矢倉沢往還
険道を突破して小山町に着いた。東海道と比べ地味な脇往還であるが、鎌倉以前は箱根路が開削されていなかったので、足柄御殿場ルートが東西の本道だった。
東海道と比べると、薄暗く怖い感じがしてならない。
■吾妻はや(ああ、我が妻よ・・)
日本武尊の嘆きである。碓氷峠またはこの足柄峠での嘆きと伝えられ、これより東国のことを「あずま」というようになったというが
東国に入るにあたっての碓氷or足柄の重要性がわかるエピソードで、東の関所の始まりが碓氷と足柄というのも面白い
■足柄峠
小山側(静岡側)からの取りつきは厳しい。14%近くの坂を30分ほど喘げばやや快適な巻き道となる(^―^)
秘境険道から街道へ。気持ちの切り替えが必要だが交通量は微小なので景色を楽しめるのがいい。
■山頂(明神峠)からどこに降りようかという楽しみ。どこに行こうが登坂エネルギーを保存しているので楽々だw
・明神峠から険道を丹沢湖まで戻る
・ 〃 山中湖に降り道志みち
・ 〃 小山町に降り御殿場から沼津へ
・ 〃 小山町に降り国道246で山北
・ 〃 小山町に降り足柄峠を越えて松田へ
結局今回は余裕があったから最悪のカロリー消費ルート・足柄越を選んでしまったが、それはそれで余韻の膨らむ旅路でありました。
しっかし鉄道は山を克服し箱根を抜いているのに対し、自動車道はいまだ矢倉沢往還をなぞる東名高速なのが面白い。碓氷越えが鉄・車ともに克服との大きな違いであり、それを体感するチャリでのフィールドワーク、、いちいち書くのもなんだが猫的で面白いのである。
彼岸花群れる古道の六地蔵 ほの香
新道の果ては大山秋澄めり ほの香
吾妻はや解釈たれて秋夜長 ほの香
足柄に立てば秀麗穴まどひ ほの香
秋深し塞ノ神おる夕べ道 ほの香
是よりハ曽我ノ道也鶏頭花 ほの香
東国の秋の関所を通りけり ほの香
秋深し古地図のままの行者道 ほの香
胸突きの傾斜現れ蛇笏の忌 ほの香
今は昔此処に里あり秋夜長 ほの香
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【自転車パスハン】★最強の険道がこんなに地味なわけがない!?(神奈川県道729山北山中湖線・通称世附林道)浅瀬ゲートから 2018年04月01日(日)
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