抜戸岳(新雪の秩父沢から槍穂の大展望!)
- GPS
- 10:39
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,852m
- 下り
- 1,855m
コースタイム
- 山行
- 9:51
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 10:35
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
#秩父沢は水量少ないがこの時期岩は凍結している箇所が多くかなり滑りやすい、時期によっては残雪が残るのでアイゼンはいると思う。 #秩父沢かなり上部でも水は取れた |
その他周辺情報 | 荒神の湯 |
写真
感想
秩父沢を経由して抜戸岳を踏んできた。抜戸岳のルートといえば穴毛谷経由か笠新道なのだろうから、登山道のない秩父沢はあまり想像できない。上には秩父平と秩父岩という表記が地図に見られ、地形図を見るだけで別天地のような場所だろうと想像できる。秩父平は小学生の頃、父に連れられ弟とテントを担いで縦走中に通ったことがあるようだが、昔すぎて記憶にない。
秩父沢は広いので水に濡れることはない。2,100mあたりから前日の積雪と氷を張った石には注意したが、特筆して難しい場所はなく本流を素直に詰めれば抜けることができる。ここの沢のハイライトは秩父岩をはじめとする岩稜帯である。パタゴニアのロゴマークであるフィッツロイ山群のミニュチュアとも言おうか、とても迫力がある景色であった。それと背後を振り向けば槍と穂高の大展望である。秩父沢を詰めれば岩の間5mばかりの喉を通過するがそこから覗く槍がピクチャーウィンドウのように美しかった。
半分夏山、半分冬山ということでこの時期の装備の選択は難しい。冬グローブと夏グローブ、ダウン、ウールの素材のアンダーシャツ、アイゼン、登山靴はアイゼンも装着可能な3シーズン用の重登山靴を履いて万全にした。笠新道から登ってくる登山客の足元はスニーカーみたいな靴を履いている人もいたが。。。しかしサングラスを忘れたのが大失態だった。少し晴天を楽しんだらあとは、太陽隠れてくれと心から思った。下山後、しばらく目が日焼けしたみたいで熱かった。父も忘れたみたいだが、虫除けネットでUVカットできたみたいで知恵でカバーしていた。
稜線では登山道上に吹き溜まりがあり、同行2回目のganさんと久しぶりのラッセルを楽しんだ。深いところでは膝まであって、回避しようとしてもハイマツラッセルに苦しんだ。僕より年が10上のganさんは今が体力の最盛期だと話していた。僕はどうだろう、28の時かな。あの時は若かったというのは、まだ早すぎるので頑張ろう。
山に初雪が降った、おまけに晴れる降雪直後のキラキラが見られるとならば行くしかない、兄ちゃんと高山のとらさんを誘ってここしかないと言う初ルート、秩父沢から秩父平へ抜けて抜戸岳をピクろう。槍穂の大展望が待っている。深夜2時新穂発と約束して金沢を23時半に兄ちゃんと出た。満天の星にワクワクし新穂に着くとすでにとらさんはスタンバイしていた。
深夜2時新穂をガシガシスタートして小池新道へ向かう。寒い朝であった。秩父沢出合から沢に入るが水量は少ないが凍結している岩が多くて何度も滑った。暗闇の中GPSを頼りにガンガン高度を上げるが先が見えないので不気味である。正面に白いものが見えると思ったら残雪であった。この時期にまだあるのか、5時半頃ようやく白んできたら背後の槍穂が壁のようにそびえていた。上部は初雪で真っ白であった。
さらに2100mくらいから新雪が出てきた。キュッキュ嬉しい感触である。ようやく冬がやってきた。正面には秩父岩を始め鋭い岩峰がそびえ立つ、スンバラシイここはパタゴニアか?初めて見る景色に感動の嵐で僕たちは稜線を目指す。雪はドンドン深くなり稜線手前では膝下となる。若い兄ちゃんやとらさんがガンガンラッセルしていく。2500m で秩父平の稜線に飛び出した。ここから見る槍穂は格別だった。
稜線に出るとラッセルはさらにきつくなってハイマツがメチャ邪魔で落とし穴一杯だった。遠くに笠ヶ岳、後ろに双六岳、どこもキラッキラであった。抜戸岳への稜線はきついラッセルで長かった。流石に誰も笠まで行こうとは言わなかった。記念写真を撮ったら杓子平へ下ろう。この時間笠新道を登ってくる登山者も10名ほどいた。
杓子平は滑りやすかったが慎重に下った。笠新道も2100mあたりまで新雪があったが、雪が無くなったら歩きやすくなって快調に高度は落ちた。登山口に降り立ったらダッシュで行く新穂高はすぐであった。秩父沢は最高であった。まだまだ日本にはエキゾチックエリアがある。
秩父沢を詰めて秩父平にでて抜戸岳目指すってコースはじめ行くところだし山では雪が降ったってゆうので、どんな景色見えるか楽しみでした。
あんまり早く進み過ぎて核心部を薄暗いまま通過する感じだったので途中でゆっくり休憩しながら登りました。
明るくなってくるとものすごい巨石がでてくるは、パタゴニアのロゴのマークに似てる岩山や(お兄ちゃんが丁寧に僕に説明してくれた)残雪、フカフカの新雪ほんと楽しい谷でした、ちょと浮石に気をつけないといけないけど。
太陽が昇ってくると雪の照り返しがすごくて思わずサングラス、二人はサングラスを忘れていて苦しんでいた、先生なんか虫除けを被って目を保護していた。稜線ではお兄ちゃんがラッセルしてくれてありがたかった。終わってみれば10時間ちょい最後はみんなで温泉入って解散、とても楽しい時間でした、先生、お兄ちゃんありがとうございました、また遊んでください^ - ^
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する