富士山・二ツ塚(双子山)
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,191m
- 下り
- 1,181m
コースタイム
- 9:30上塚 - <コソ連> - 12:00宝永山下標高2400m付近 - 13:15新五合目
- 13:30太郎坊洞門
天候 | 晴れのちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
洞門西側は6台停まっていたが多分これが限界。東側も車が多く路肩に停めている方もいた。 当日は御殿場IC側から駐車場まで夏タイヤチェーン無しでも行たが、太郎坊洞門から先、水ヶ窪までは雪・凍結がありそう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車スペースから新五合目へのショートカットはトレースが入り乱れ判り難い。 コンパスで方角さえ間違えずに樹林帯を抜ければ着きますが、あえて車道を登っていくという手もアリかなと思った。新五合目までの車道は雪もなくアイゼン不要な感じだった。 大石茶屋〜二ツ塚周辺は雪も締まっていて歩きやすく、こちらもあちこちにトレースが広がっている。見晴らしがよく目的地が見えているので適当に歩いた。下りはガスってしまい行く先が見えなかったのでコンパスで方角を合わせ真っ直ぐ進んだ。 危険箇所特に無し。雪解け水の沢が各所に出来ていて表面が氷化しているので踏み抜くと濡れるかもしれない。 |
写真
感想
手軽に森林限界上雪山ハイクが出来る富士山二ツ塚。
以前雪訓の時に水ヶ窪から登ったので今回は太郎坊から登ってみようと思いたった。
小春日和だった土曜日と比べると気温は下がったが、それでも2月頭とは思えない温かさだった。
前夜駐車場所に到着すると既に満車状態。運良く洞門西側に1台分空きを見つけそこに停めることが出来た。ビール飲んで車中泊。朝の車内気温も1度と温かくまんまと寝過ごした。日の出前に出発しようと思っていたが日の出とともに起床した。
駐車場から奥にトレースが付いていて新五合目まで樹林帯のショートカット道となっている。
あちこちに伸びるトレースに頭を悩ませ、結局トレース無視して北に向かった。
迷っても直進すれば林道にぶつかるから・・・と思って直進したがそのうちに洞門東側からのショートカット道に出た。こうしてあちらこちらにトレースがふえていくんだな…と納得してしまった。
樹林帯を抜け視界が開けると二ツ塚、宝永山、富士山山頂と大迫力のパノラマが広がった。日の出前に出ようと思っていたのはここから朝焼けに染まるこの景色を見たいと思っていたからなのだがまたの機会ということになる。また来なければ^^
更に少し進むと右手に新五合目が見えてきた、直進して二ツ塚を目指すことも出来るがせっかくなので新五合目の鳥居をくぐり御殿場口登山道沿いに進んでいく。
大石茶屋を過ぎると二ツ塚下塚の下部が見えてきた。先行して向かっていた大勢のグループが雪訓しているのが見える。滑落停止、トラバース歩行・直登のアイゼンワーク等やっている様だ。
邪魔にならない様に巻いて下塚に登って行く。
下塚の山頂には小さな鳥居があった。ここは小休憩として上塚を目指し一度下っていくとコルにコバルトブルーの池?が出来ていた。いつもあるものなのか吹き溜まった雪が融けてできたものなのか判らないが白い雪景色に浮かぶ青緑がなんとも幻想的だった。
上塚への斜面は直登。…と思ったが、雪の無い箇所も有り東に巻きながら登った。
山頂には雪が無く溶岩の砂利山となっている。
宝永山越しに山頂、芦ノ湖から箱根の山塊、愛鷹山塊を越え駿河湾と素晴らしい展望が広がっていた。ここからのご来光もいいのではないかと思った。
日当たりが良く風も無く暖かいのでゆっくりと展望を楽しみながら遅い朝食をとった。まだまだ時間も早いので宝永山も行ってみようかなと食べながら思いつき、
先ずは上塚北斜面で予定していた滑落停止やらアイゼン歩行のコソ練をし更に登っていった。
思ったよりキツい登りに息が上がった。暫く頑張って肩に回り込む様に直登していったが、見えている宝永山山頂がなかなか近づいてこない。富士山はいつもそうだ。山頂が見えているのに一向に近づいた感じがしない。頭の中で愚痴を言いながら九十九折に歩き方を変えた頃、山頂にガスが掛かり始めた。ガスはみるみる広がり周囲は真っ白になってしまった。
14時くらいまでは天候持つだろうという期待という名の予想は見事にハズレ。
悪化はしても天候回復はないなぁと思っていたら早速気持ちが折れてしまった。
止まれないシリせード(第三者が見れば滑落に見えるかも)をしながら下っていった。
ガスで行く先がハッキリ見えないので方角を確認し最短ルートを真っ直ぐおりた。
新五合目から山頂方面を振り返るが雲の中。好天のまま予定していた二ツ塚まで行けたのであまり残念な気分ではなかった。
登りで見失った洞門西側駐車スペースからのショートカット道も確認しながらあっという間に車まで戻ってきた。
近くにある御胎内温泉で温まり帰路についた。
この温泉、良かったです。安くてきれいで、浴場・露天も広く休憩スペースも広い。食事もとる事ができ、3時間という時間制限があったが十分ゆっくりしてこられた。晴れていたら露天から富士山展望もできる様だった。今回は雲って見えなかったが朝から十分富士山を堪能してきたので満足だった。
コメント
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実はこの日、最後まで迷っていたのがこの双子山
だったんです。
あの池の写真を見てしまうと、、
こちらに行けば良かったかななんて思って
しまいます。近いうちに出かけたいです。
朝焼けに染まる景色もいつか真似させていただきます
そうでしたか。どこかでバッタリお会いできたら面白いですね^^厳冬期の富士山というと私には敷居が高いのですがココまででも十分楽しんでこれましたよ。オススメです!
双子山や宝永山まででも充分雪山の楽しさを味わえますが、やはり富士山といえば冬!
真っ白な頂は何とも言えない独特な世界です。
厳冬期はなかなか簡単にはいかない山ですが、残雪期や降り始めであればしっかりとした技術があれば天気が良い限り難しい山ではありません。ちょうどここまででしっかり雪訓ができるので練習して是非いつかチャレンジしてみては
歩行技術、滑落停止も大事ですが、今回ガスって気付いたのは目的地がガスや風吹で見えなくなりトレースも無い目印も無いなんて場合にコンパスだけを頼りに歩くのは結構怖いものだな〜という点です。何度も経験するしか無いのでしょうが、自分の判断を疑いながら歩いているのが現状でした。精進します!
次回は是非、朝日に染まる富士山をどうぞ。この時期は登り始めが低いので宝永山でいっぱいいっぱいでした。しかもあの斜面はなかなかこわいものがあります。
富士山はガスると目印もほとんどないし地形も変化がないので本当にホワイトアウトですね。私はGPSに頼ってますが
コメント有難う御座います
GPSですか・・・iPhoneのGPS機能をたまに使いますが冬山でタッチパネルは厳しいですね(笑)とはいえ先日は本当に暖かでしたね。シェルも着込まずフリースで歩いてましたが汗かきました。
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