八甲田大岳 酸ヶ湯から仙人岱 毛無岱へ環状コース

2020年10月22日(木) [日帰り]

• GPS: 05:13
• 距離: 9.7km
• 登り: 726m
• 下り: 709m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:23
• 休憩: 1:01
• 合計: 5:24

8:10 酸ヶ湯温泉
8:15 8:16 酸ヶ湯公共駐車場
8:59 8:59 残雪期道迷い注意地点
9:15 9:17 南八甲田展望所
9:20 9:21 地獄湯ノ沢
9:26 9:26 銚子の首
9:40 9:40 仙人岱
9:44 9:44 八甲田大岳・小岳・仙人岱 分岐
9:51 9:52 桜沼
10:06 10:12 八甲田大岳森林限界
10:18 10:25 鏡沼
10:30 10:41 八甲田大岳
11:02 11:15 大岳鞍部避難小屋
11:05 11:19 大岳避難小屋前分岐
11:50 11:51 毛無岱分岐
12:01 12:05 上毛無岱休憩所
12:15 12:15 毛無岱の階段
12:36 12:36 下毛無岱休憩所
13:02 13:02 城ヶ倉分岐
13:24 酸ヶ湯温泉駐車場

＜往路＞
　7：10　青森中央IC付近　宿発
　8：05　酸ヶ湯温泉駐車場着
＜復路＞
14：30　酸ヶ湯温泉発
18：00頃　小坂町　宿泊

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

青森市から八甲田ロープウェイ乗り場経由　酸ヶ湯温泉へ
酸ヶ湯温泉道を挟み前駐車場　仙人岱方面登山口には大きな駐車場　

コース状況／危険箇所等

問題ない
硫黄臭が苦手な人には苦しいところがある

その他周辺情報

酸ヶ湯温泉　日帰り1000円　千人風呂混浴はお勧め・男女別の温泉あり

写真

10/21 16:12

宿から見る八甲田山

10/22 8:10

酸ヶ湯温泉前の駐車場

10/22 8:13

酸ヶ湯温泉の先には広い駐車場

10/22 8:16

仙人岱方面登山口

10/22 8:29

硫黄臭がし枯れ木が目立つ

10/22 8:56

大岳が見えてくる

10/22 9:12

南八甲田の山並み

10/22 9:18

地獄湯の沢

10/22 9:21

火山性の有毒ガス
硫黄臭が漂う

10/22 9:40

仙人岱

10/22 9:40

大岳

10/22 9:45

仙人岱ヒュッテ・無名山

10/22 9:48

池に映る大岳

10/22 10:07

小岳・南八甲田

10/22 10:11

最後の急登

10/22 10:11

小岳・高田大岳・南八甲田

10/22 10:18

鏡沼

10/22 10:21

鏡沼・南八甲田

10/22 10:22

岩木山が見えてきた

10/22 10:24

鏡沼・高田大岳

10/22 10:25

岩木山
後0.2kmで山頂

10/22 10:28

八甲田の山並み

10/22 10:32

八甲田大岳1585m山頂

10/22 10:33

大岳に弐七農園のシナノスイート
岩木山も見える

10/22 10:34

陸奥湾

10/22 10:35

三角錐の八甲田の山々が美しい

10/22 10:36

山頂

10/22 10:39

ロープウェイ山頂駅・田茂萢

10/22 10:40

岩木山

10/22 10:45

毛無岱・岩木山

10/22 10:53

井戸岳・赤倉岳・避難小屋

10/22 11:08

大岳避難小屋

10/22 11:24

岩木山を正面に毛無岱へ下る

10/22 11:52

毛無岱

10/22 11:54

赤倉・井戸・大岳

10/22 12:02

大岳

10/22 12:15

さらに長い階段を下る

10/22 12:41

大岳・紅葉も見られた

10/22 12:46

赤倉・井戸・大岳

10/22 13:15

酸ヶ湯温泉裏に下山

10/22 13:37

酸ヶ湯温泉へ

10/22 14:05

千人風呂入口

10/22 16:41

十和田湖・奥入瀬経由小坂へ向かった

撮影機器：

iPhone X 64GB SIMフリー Apple

感想

furuhiro

2020年（令和2年）10月22日（木）

八甲田大岳へ　酸ヶ湯温泉より仙人岱 毛無岱へ循環

青森三山の最後、八甲田大岳へ。
雲行きが怪しいが宿から山頂方面が見え予定通り酸ヶ湯温泉を目指す。
酸ヶ湯温泉へは紅葉の中を行く。

酸ヶ湯温泉前の賑わう中を仙人岱方面の登山口へ向かう。
大きな駐車場が現われ、「日本山脈縦走起点」「八甲田神社登山口」など標柱が立つ登山口から登り始めた。
紅葉盛りで黄・赤の中を快適な登りだったが、しばらく行くと岳樺の枯れ木が立ち硫黄臭がする。
活動中の火山と言うことを、紅葉に目が行っていたが思い起こさせてくれた。

地獄湯の沢からは硫化水素ガス・火山性の有毒ガスが漂う沢を登る。
異様に白い火山岩の沢をできるだけ歩みを止めずに抜ける。
その沢越には南八甲田の美しい稜線が見られた。

沢を登り切ると緑も多い仙人岱の湿原地帯へ入った。
仙人岱には沢が流れ清水も湧き飲料水とあるが、とても飲める状態ではなかった。
小岳・大岳に囲まれた狭い湿原地帯を振り返ると無名山と避難小屋がアオモリトドマツの緑の中に。
美しい湿原の池、桜沼には逆さ大岳が映し出されていた。

ここから先が最後の大岳への急登となり、緑がなくなる手前には鏡沼。
遮る木々がなくなり遠くには岩木山が見られた。
緑がなくなりワイヤーで崩壊を防ぐ措置・蛇篭が執られた岩場が続く。
途中には小さな祠、八甲田神社だっただろうか祀られていた。

最後の急登を登り続ける。曇り空に強風が吹き寒くなる。
山頂にはそんな中到達することができた。
先行した何人かの方は直ぐさま下山していく。

八甲田山の峰々の中で最高峰1585mの大岳山頂。
風も吹き、寒さもあるが360度の大展望を楽しむことができた。
南八甲田、八つ峰のあるという八甲田の山々、遠くに岩木山、そして大きな青森市・陸奥湾まで見渡すことができた。

下山を始めると眼下に毛無岱の大きな湿原が目に入った。
八甲田ロープウェイの山頂公園駅から井戸岳への稜線も見られる。
その鞍部には大岳避難小屋が建っていた。
ここで時間を費やし、もう一つの目的地毛無岱へと下った。

目の前に岩木山を見ながら徐々に下る。
上の毛無岱そして長い階段を下った下毛無岱に分かれている。
上部ではナナカマドの赤い実は美しくも、寂しく紅葉の終わりを知らせている。
毛無岱から振り返ると赤倉・井戸・大岳の三山が湿原にアクセントを付けてくれる。
さらに湿原から三山の麓に紅葉のグラデーションが広がっていた。
日が差せば輝く紅葉が見られたのだろう。

上毛無岱、下毛無岱それぞれに快適な休憩所が設けられそこで休む。
絶景が広がり、紅葉を想像するよりも積雪時のスキーを想像しながら眺める。
山スキーの憧れの場所だけあって、地形を見るだけで新雪を気持ちよく滑るイメージが持てた。
来れるのか分からないが八甲田のスキーを一回は楽しんでみたいものだ。

毛無岱から先は酸ヶ湯温泉の裏へと無事下山した。
紅葉真っ盛りの酸ヶ湯温泉付近は観光客で賑わっていた。
早速登山後、酸ヶ湯で汗を流した。

男女混浴の千人風呂へ。
天井の高い木造の建物に趣がある。
酸性の強い真っ白な湯に浸かり一日の山の疲れをとった。

八甲田大岳で百名山99座となった。
あと丹沢山だけが百名山では残る。
三百名山トータル271座目にもなった。

今回、和賀岳も計画したが寒気が入り始め、雨・雪・強風が山では予想され断念した。（神室岳・焼石山も計画していた）
宮城まで南下すれば多少天気が持ちそうということで移動。
昨年林道が通行止めで断念した船形山を目指すことにした。

ふるちゃん