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記録ID: 267820
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雪山ハイキング
奥武蔵

【埼玉県】雪まじりの低山縦走・伊豆ヶ岳 (正丸駅→伊豆ヶ岳→子ノ権現→吾野駅)

2013年02月10日(日) [日帰り]
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GPS
07:02
距離
14.8km
登り
956m
下り
1,063m

コースタイム

《登り》約2時間10分
9:05正丸駅 - 9:28馬頭観音 - 10:08正丸峠(ここから雪道) - 10:32小高山(アイゼン装着) - 10:58五輪山 - 11:03男坂・女坂分岐 - 11:15伊豆ヶ岳山頂

《下り》約4時間 (茶屋での休憩あり)
12:00下山開始(アイゼンははずした) - 12:22古御岳 - 12:53高畑山- 13:27天目指峠 - 14:23子ノ権現14:40 - 15:03浅見茶屋(甘味休憩)15:20 - 16:07吾野駅(16:28の電車に乗車)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
・行き:西武鉄道・正丸(しょうまる)駅
・帰り:西武鉄道・吾野(あがの)駅
コース状況/
危険箇所等
・北側斜面には雪が残っており、アイゼンがあった方が安心です。正丸駅からのルートは、雪のある北側斜面が登りになるので、一見なんとかアイゼン無しでも登れそうですが、ロープのある急斜面も積雪しており危険です。
・下りになる南斜面は乾いていますが、やはり急斜面があるのでストックがあると安心です。
・トイレは、駅以外は子ノ権現までありません(正丸峠の奥村茶屋は利用すればトイレを使用可能)。
・帰り道にある、手打ちうどんや甘味で有名な浅見茶屋は冬季も営業しています。ただし、うどんは売り切れてしまうこともあるので注意。
・今回は、西武鉄道のハイキングマップをだいぶ参考にしました。

http://www.hikingmap.jp/hikingmap/
出発点の正丸駅。トイレ、売店、山登りの準備に便利なベンチ、広い(有料?)駐車場がある。
出発点の正丸駅。トイレ、売店、山登りの準備に便利なベンチ、広い(有料?)駐車場がある。
駅からしばらくは舗装道路が続く。
駅からしばらくは舗装道路が続く。
馬頭観音の前を通りすぎて、駅から30分ほどでようやく沢沿いの山道に足を踏み入れる。
馬頭観音の前を通りすぎて、駅から30分ほどでようやく沢沿いの山道に足を踏み入れる。
途中で分岐があり、今回は右側の駐車場マークの方へ進む。左側へ行ってもよかったかも。
途中で分岐があり、今回は右側の駐車場マークの方へ進む。左側へ行ってもよかったかも。
それほどきつくはない樹林帯の中を登っていく。
それほどきつくはない樹林帯の中を登っていく。
登りが終わったが、ここから意外と舗装道路が長そうなので、さっきの分岐を左にいけばよかったと後悔する。
登りが終わったが、ここから意外と舗装道路が長そうなので、さっきの分岐を左にいけばよかったと後悔する。
舗装道路をてくてく10分ほど歩いて、奥村茶屋のある正丸峠(630m)が見えてきた。
舗装道路をてくてく10分ほど歩いて、奥村茶屋のある正丸峠(630m)が見えてきた。
奥村茶屋の裏手から、伊豆ヶ岳へ向かう登山道が続いている。ここから山頂まではほとんど雪が積もったまま。
奥村茶屋の裏手から、伊豆ヶ岳へ向かう登山道が続いている。ここから山頂まではほとんど雪が積もったまま。
雪道といってもこの時間(10時過ぎ)は凍っている訳ではなく、適度にフカフカしていて、アイゼン無しでも歩きやすい。
雪道といってもこの時間(10時過ぎ)は凍っている訳ではなく、適度にフカフカしていて、アイゼン無しでも歩きやすい。
傾斜もそれほどきつくない。この辺まではアイゼン無しでも問題無し。
傾斜もそれほどきつくない。この辺まではアイゼン無しでも問題無し。
正丸峠から20分ほどで小高山(720m)に到着。一面の雪。一段下がったところにベンチもあり。
正丸峠から20分ほどで小高山(720m)に到着。一面の雪。一段下がったところにベンチもあり。
小高山をとりあえず下ったが、念のためここで初めて軽アイゼンを装着。
小高山をとりあえず下ったが、念のためここで初めて軽アイゼンを装着。
小高山から先も積雪が続く。全体的に傾斜が急なところは少ない。
小高山から先も積雪が続く。全体的に傾斜が急なところは少ない。
小高山から20分ほどで五輪山に到着。ここも一面の積雪。ベンチあり。
小高山から20分ほどで五輪山に到着。ここも一面の積雪。ベンチあり。
五輪山のすぐ下が、男坂と女坂の分岐。男坂は落石の危険があるため通行禁止。右側の女坂へ向かうものの、こちらも崩落のため、さらに迂回路ができていた。
五輪山のすぐ下が、男坂と女坂の分岐。男坂は落石の危険があるため通行禁止。右側の女坂へ向かうものの、こちらも崩落のため、さらに迂回路ができていた。
伊豆ヶ岳山頂手前は、ロープもある急な斜面。これは確かにアイゼン無しではつらかった。
伊豆ヶ岳山頂手前は、ロープもある急な斜面。これは確かにアイゼン無しではつらかった。
伊豆ヶ岳に到着。南北に細長い。広いが、積雪と岩石で休む場所は限られている。あとから埼玉県の某高校の山岳部が登ってきてにぎやかになった。
伊豆ヶ岳に到着。南北に細長い。広いが、積雪と岩石で休む場所は限られている。あとから埼玉県の某高校の山岳部が登ってきてにぎやかになった。
伊豆ヶ岳の山頂(851m)。伊豆の海が見えたことから名付けられたという。
伊豆ヶ岳の山頂(851m)。伊豆の海が見えたことから名付けられたという。
伊豆ヶ岳山頂からの眺め(西側)
伊豆ヶ岳山頂からの眺め(西側)
伊豆ヶ岳山頂からの眺め(東側)
伊豆ヶ岳山頂からの眺め(東側)
下山を開始。南側斜面は日当たりが良いので、雪はまったく見られない。
下山を開始。南側斜面は日当たりが良いので、雪はまったく見られない。
登りの北斜面になると、雪が残っている。
登りの北斜面になると、雪が残っている。
伊豆ヶ岳から古御岳(こみたけ:830m)への急な登り。古御岳の山頂には東屋とベンチあり。
伊豆ヶ岳から古御岳(こみたけ:830m)への急な登り。古御岳の山頂には東屋とベンチあり。
高畑山(695m)を過ぎると、道がカーブして南からの日差しを浴びるようになり、さっきまでの雪は何だったんだと思うくらい、気持ちの良い稜線を歩く。
高畑山(695m)を過ぎると、道がカーブして南からの日差しを浴びるようになり、さっきまでの雪は何だったんだと思うくらい、気持ちの良い稜線を歩く。
車道と交わる天目指峠(あまめざすとうげ:475M)に到着。東屋もあり。
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車道と交わる天目指峠(あまめざすとうげ:475M)に到着。東屋もあり。
天目指峠からは再び登りが始まる。
天目指峠からは再び登りが始まる。
登ったと思ったら急降下で、天目指峠から子ノ権現までは、これまでよりも急なアップダウンが多い。
登ったと思ったら急降下で、天目指峠から子ノ権現までは、これまでよりも急なアップダウンが多い。
最後の岩場。このあたりになると、かなり足に力が入らなくなってきた。
最後の岩場。このあたりになると、かなり足に力が入らなくなってきた。
鳥居を過ぎて振り返ったところ。鳥居の手前で、うっかりぬかるみに足を取られて尻餅をついてしまった。
鳥居を過ぎて振り返ったところ。鳥居の手前で、うっかりぬかるみに足を取られて尻餅をついてしまった。
おだやかな日が差す、子ノ権現までの道。
おだやかな日が差す、子ノ権現までの道。
子ノ権現(ねのごんげん)は、足腰守護の神仏。さっそく「足腰守」というお守りを購入した。
子ノ権現(ねのごんげん)は、足腰守護の神仏。さっそく「足腰守」というお守りを購入した。
子ノ権現の境内にある金の「巨大わらじ」。隣にあるのは、これまた巨大な「めおと下駄」。
子ノ権現の境内にある金の「巨大わらじ」。隣にあるのは、これまた巨大な「めおと下駄」。
子ノ権現の入口を守る仁王尊。
子ノ権現の入口を守る仁王尊。
巨大な杉の木。
子ノ権現の駐車場から見た景色。さえぎるものがなく、ここが今回いちばん見晴らしが良かったかも。
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子ノ権現の駐車場から見た景色。さえぎるものがなく、ここが今回いちばん見晴らしが良かったかも。
子ノ権現から吾野駅へ向かう道は、車道の右側を分かれる。いたって普通の植林帯をたんたんと下っていく。
子ノ権現から吾野駅へ向かう道は、車道の右側を分かれる。いたって普通の植林帯をたんたんと下っていく。
この石段を下りきった所に降魔橋という、恐ろしい名前の橋があり、そこから先はずっと駅まで舗装道路になっている。
この石段を下りきった所に降魔橋という、恐ろしい名前の橋があり、そこから先はずっと駅まで舗装道路になっている。
子ノ権現から20分ほどで、お待ちかねの浅見茶屋に到着。けっこうな山奥なのに、自動車でやってくるお客があとを立たなかった。
子ノ権現から20分ほどで、お待ちかねの浅見茶屋に到着。けっこうな山奥なのに、自動車でやってくるお客があとを立たなかった。
浅見茶屋は、1855年に建てられた民家を改装したそうで、古いだけでなく趣がある。店内にはすでに雛人形が飾られていた。
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浅見茶屋は、1855年に建てられた民家を改装したそうで、古いだけでなく趣がある。店内にはすでに雛人形が飾られていた。
名物のうどんメニュー。こちらは冷たいうどん。冬だが、きゅっとしめた冷たいうどんも美味しそう。
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名物のうどんメニュー。こちらは冷たいうどん。冬だが、きゅっとしめた冷たいうどんも美味しそう。
こちらは温かいうどん。何にするか迷っていると、お店の人から衝撃の一言が。「誠にすみません、本日はうどんが終わっちゃったんです」ショック!
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こちらは温かいうどん。何にするか迷っていると、お店の人から衝撃の一言が。「誠にすみません、本日はうどんが終わっちゃったんです」ショック!
気を取り直して、甘味のメニューを見る。
気を取り直して、甘味のメニューを見る。
ショックが尾を引いて甘味メニューを見てもあまり頭に入ってこないので、とりあえず目についた「きな粉黒みつアイス」を頼む。
ショックが尾を引いて甘味メニューを見てもあまり頭に入ってこないので、とりあえず目についた「きな粉黒みつアイス」を頼む。
天草きな粉黒みつアイス。黒みつを盛大にかけて食べた。これはこれで大変美味しく、疲れた体に黒みつが優しく染みた。
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天草きな粉黒みつアイス。黒みつを盛大にかけて食べた。これはこれで大変美味しく、疲れた体に黒みつが優しく染みた。
浅見茶屋をあとにして、舗装道路をてくてく吾野駅まで歩く。
浅見茶屋をあとにして、舗装道路をてくてく吾野駅まで歩く。
途中、線路脇の仮設道路のようなところを通る。
途中、線路脇の仮設道路のようなところを通る。
吾野駅はすぐ目の前に見えているのだが、なぜか踏切を渡って向こう側へ行けと標識が出ている。半信半疑で踏切を渡る。
吾野駅はすぐ目の前に見えているのだが、なぜか踏切を渡って向こう側へ行けと標識が出ている。半信半疑で踏切を渡る。
だんだん駅から離れていくかに見えた道路が途中で分岐し、なにやら地下へ潜っている。
だんだん駅から離れていくかに見えた道路が途中で分岐し、なにやら地下へ潜っている。
こんなところに真っ暗な地下道。ここを通って、駅舎がある方へ出る。やはり、踏切を渡って正解だった。
こんなところに真っ暗な地下道。ここを通って、駅舎がある方へ出る。やはり、踏切を渡って正解だった。
地下道を出て吾野駅に到着。
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地下道を出て吾野駅に到着。
子ノ権現で買った「足腰守」。二つ買って、ひとつは今年、お遍路巡りをする父親にあげた。表は金のわらじ。
子ノ権現で買った「足腰守」。二つ買って、ひとつは今年、お遍路巡りをする父親にあげた。表は金のわらじ。
足腰守の裏側には、子ノ権現の入口を守っていた、あの仁王尊が頼もしく立っていた。
足腰守の裏側には、子ノ権現の入口を守っていた、あの仁王尊が頼もしく立っていた。

感想

 奥武蔵の人気コースである、正丸駅から伊豆ヶ岳、子ノ権現を回るコースを縦走してきました。ふだん体を動かさないサラリーマンハイカーとしては10km以上のハイキングは滅多にしないのですが、今回は好天と歩きやすいコースにも恵まれ、なんとか歩ききることができました。

 正丸峠から高畑山にいたる南北一直線の稜線は積雪があり、特に北側斜面は溶けないで雪がけっこう残っていました。北側は登りなので、それでもなんとか登れ、最初アイゼンを付けようかどうか迷ったのですが、小高山を過ぎたところで安全のため装着しました。この時期はお守り代わりに持っていった方がいいでしょう。
 積雪がある北側斜面とまったく無い南側斜面、さらに適度にアップダウンのある稜線で、変化が楽しめました。一応アイゼンを使ったので、今回はジャンルを「雪山ハイキング」にしました。

 帰りに楽しみにしていた浅見茶屋のうどんが売り切れていたのがショックでした。冬季も営業しているとのことですが、私の足ではどうがんばっても、うどんが残っているうちにたどり着けそうにないので、しばらくおあずけになりそうです。
 足腰の守護神仏である子ノ権現のお守りを買ったので、もう少し鍛えてまたいつかチャレンジしたいと思っています。

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