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Yamareco

記録ID: 268885
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

西穂高 吹雪の撮影山行 〜無事で帰ったのが何より

2013年02月09日(土) ~ 2013年02月11日(月)
情報量の目安: A
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
Tad その他4人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
43:30
距離
4.6km
登り
403m
下り
407m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

9日:西穂高口14:05 - 15:25西穂山荘
10日:山荘 - 丸山 往復 (記録なし)
11日:西穂山荘8:38 - 9:35西穂高口
天候 9日:晴れ/曇り
10日:暴風雪
11日:曇り のち 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新穂高―西穂高口 ロープウェイ
  片道1,500円 往復2,800円(2日間有効)
  荷物券 片道300円 (容量25L以上もしくは8kg以上)
コース状況/
危険箇所等
■登山ポスト:西穂高口駅(登山者出口)にあり
■道の状況:
(西穂高口〜山荘)行きは午後発だったので十分なトレースが着いていたが、下山の朝は深い所で50cm程度の新雪の吹き溜りがあって、場所によってはラッセルが必要だった。
(山荘〜丸山)丸山まではトレースは分かりやすいが、稜線は風が強烈。
■入浴:新穂高ロープウェイ駅近くの中崎山荘「奥飛騨の湯」
 大人800円 山荘で700円になる割引券を貰える。
 
【1日目】西穂高口を出発
空はドンヨリ
2013年02月12日 14:07撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/12 14:07
【1日目】西穂高口を出発
空はドンヨリ
時折り西穂の稜線が雲の間から覗く
2013年02月12日 14:07撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
1
2/12 14:07
時折り西穂の稜線が雲の間から覗く
小屋への最後の急登を喘ぎながら登る
2013年02月12日 14:07撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/12 14:07
小屋への最後の急登を喘ぎながら登る
西穂山荘着
3連休初日なので沢山の人
2013年02月12日 14:07撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/12 14:07
西穂山荘着
3連休初日なので沢山の人
山荘前の鏡餅、じゃなくて雪ダルマの裏側
2013年02月12日 14:07撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/12 14:07
山荘前の鏡餅、じゃなくて雪ダルマの裏側
夕方になると急に日が差してきたので、慌てて外へ飛び出す
2013年02月12日 14:07撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
7
2/12 14:07
夕方になると急に日が差してきたので、慌てて外へ飛び出す
昨夏登った霞沢岳が鮮やかに染まる
2013年02月12日 14:07撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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2/12 14:07
昨夏登った霞沢岳が鮮やかに染まる
シャンパンゴールドに光る枝の向こうに笠ヶ岳
2013年02月12日 14:07撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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2/12 14:07
シャンパンゴールドに光る枝の向こうに笠ヶ岳
滝雲の流れの奥に沈んで行く夕日
2013年02月12日 14:07撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
43
2/12 14:07
滝雲の流れの奥に沈んで行く夕日
夜は雲が切れ、星がきれいだった
乗鞍の頭上にかかるオリオンと天の川
2013年02月12日 14:07撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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2/12 14:07
夜は雲が切れ、星がきれいだった
乗鞍の頭上にかかるオリオンと天の川
雪だるまの上には北斗七星(写真ではよく分からないけど)
2013年02月12日 14:07撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
15
2/12 14:07
雪だるまの上には北斗七星(写真ではよく分からないけど)
【2日目】稜線は20mを越える強風で歩くのも大変
丸山に辿り着いて記念撮影
2013年02月12日 22:43撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5
2/12 22:43
【2日目】稜線は20mを越える強風で歩くのも大変
丸山に辿り着いて記念撮影
丸山から僅かに雲が切れた時に見えた独標ほかのピーク
登山者が二人独標に向かっている
2013年02月12日 14:07撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/12 14:07
丸山から僅かに雲が切れた時に見えた独標ほかのピーク
登山者が二人独標に向かっている
丸山で三脚を構えるメンバー
1時間ほど待ったが成果なく小屋へ戻る
2013年02月12日 14:07撮影 by  NIKON D800E, NIKON CORPORATION
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2/12 14:07
丸山で三脚を構えるメンバー
1時間ほど待ったが成果なく小屋へ戻る
【3日目】
この日の朝も悪天候で、満たされず下山開始
2013年02月12日 14:07撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
4
2/12 14:07
【3日目】
この日の朝も悪天候で、満たされず下山開始
登山道には昨晩の雪がかなり深く積もっていた
2013年02月12日 14:07撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
1
2/12 14:07
登山道には昨晩の雪がかなり深く積もっていた
ロープウェイ駅近くは「雪の回廊」と称する遊歩道になっている
2013年02月12日 14:07撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
1
2/12 14:07
ロープウェイ駅近くは「雪の回廊」と称する遊歩道になっている
駅に到着
とにかく無事でよかった
2013年02月12日 14:07撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/12 14:07
駅に到着
とにかく無事でよかった
帰路に着くと青空がのぞき始めた
2013年02月12日 14:07撮影 by  iPhone 4S, Apple
2/12 14:07
帰路に着くと青空がのぞき始めた

感想

【1日目】
三連休は山岳写真ASAの仲間5人で西穂高へ撮影に出かける。
小屋に2泊して天気が良ければ独標まで足を延ばす予定。

事前の天気予報を見る限りは1日目の天候は良くないが、2日目は期待できそうな感じ。
ところが初日、長野に入ると北アルプスの稜線が遠目からもよく見えていて、予想外に条件は良いかも知れないと期待させる。

ロープウェイで西穂高口まで登り、登山道を歩き始めたのは2時過ぎ。
この高さまで来ると頭上には雲がかかり、稜線はほとんど見えない。
真っ白な中を短い休みを挟みながら1時間半足らず歩いて山荘に到着。

小屋の周囲はガスに覆われて上の方もよく見えない。
この日の撮影はあまり期待できないとみるも、3人は稜線まで下見に出かける。
残った二人がストーブのある食堂で休んでいると、5時近くになって小屋の外が明るくなり始める。

慌ててカメラと三脚を取り、外へ飛び出すと強い夕日が差し込み、周り中が黄金色に染まっている。
急だったので小屋の周囲で撮影するしかなかったが、稜線に上がっていた3人は乗鞍方面にオレンジの雲海が広がる素晴らしい光景を目にしている。
後から見ると、この時が3日間で唯一の撮影チャンスだったので、小屋に残ったのは残念なことをした。

夕食の後、運び上げたワインや日本酒で宴会。
その後、8時半頃から新しく買った15mm魚眼のテストで小屋の前で少し星を撮ってみる。
なかなか使い方が難しそう。

【2日目】
5時頃に起きて外へ出てみると、弱い風と細かいミスト状の雪。
それでも昨日の夕方のような瞬間を期待して5人で稜線に登ってみる。
ところが稜線は強風で雪が吹き付ける厳しい条件。
岩陰で風を凌ぎながら日の出の時間まで待つが、雲も風も途切れず断念して小屋へ戻る。

前日小屋に泊まったほとんどの人が出かけて行く中、10時くらいまで小屋で待機して再び稜線に向かう。
しかし、朝にも増して強い風と雪で歩くのも大変で、やっとのことで丸山まで辿り着く。
ここに三脚を立て、30分ほど晴れ間を待ってみるが全く改善の兆しもなく、体の冷えが限界に近づいたので小屋へ下りることにする。

小屋でお昼を食べ、夕方の撮影に備えて休んでいると、独標付近で遭難者が出たという情報が入る。
少し経つと岐阜県警の救助隊3名が小屋に着き、準備をして稜線へ向かって行った。

心配しながら夕方、この日三度目の稜線へ登ってみるが、やはり強風の天候は回復せず、空しく小屋へ戻る。
夕食の後、また5人で飲んでいると、救助隊が戻って来て行方不明者の発見はできなかった模様。
その場にいた登山者の間に衝撃が走る。

【3日目】
一晩中強い風の音がしていたが、5時頃に起きてみると案の定雪が舞い、一晩の間に小屋の前にも大量の吹き溜りができている。
それでも撮影の最後のチャンスなので3人で稜線に登ってみるが、昨日にも増す暴風が吹き、とても留まっていられない。
日の出の時間まではいたが、すぐに下りて小屋へ戻る。

結局初日の夕方と夜以外にまともな撮影機会はなく、不本意なまま下山する。
登山道は来た時は違ってところどころ新雪が深く覆い、足を取られる。
途中で岐阜県警の増援隊数名とすれ違い、「ご苦労様です」と声をかける。

ロープウェイで新穂高へ下り、駅の近くの中崎山荘で入浴。
その後車で松本へ向かうと、空がどんどん晴れてきて悔しい思い。

松本で5人でおいしい蕎麦を食べてから解散。
撮影山行としては沢山の成果は出なかったかも知れないが、全員無事に下山したことが最大の成果と思える3日間だった。


※ 遭難の2名は12日になって心肺停止で見つかり、死亡が確認されたとのこと。2日目にもしかすると我々とすれ違っているのかも知れず、ほんとうに言葉がない。
ご冥福を祈りたい。

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コメント

西穂で遭難ですかぁーー
Tadさん、こんちわ

1月14日に、わたしも西穂高にあがって、丸山まで行け

ずに撤退しました。年末に亡くなられたばかりなのに残

念です。写真にあるお二方でしょうか・・

 ご冥福をお祈りします
                合掌
2013/2/13 12:20
Re: 西穂で遭難ですかぁーー
uedayasuji さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

写真に写っている方たちかどうかは分かりません。
ただ、同じ日に同じコースを歩いた人達には違いなく、非常に苦痛を感じる事故でした。

お互いに気を付けましょう。
2013/2/13 12:57
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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