アンナプルナ街道
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コースタイム
3/7 Pokhara airport 700(RA551) Jomsom airport 849→1555Muktinath Hotel Larigurans泊
3/8 Muktinath 947→1738 Jomsom Jomsom G.H.泊
3/9 Jomsom 803→930 Marpha 1302→1823 Kalopani Kalopani G.H.泊
3/10 Kalopani 818→1715 Tatopani Trekker’s Lodge泊
3/11 Trekker’s Lodge泊
3/12 Tatopani 915→1713 Beni Hotel Yeti泊
3/13 Beni 833→1330 Baglung 1400(バス)1652 Pokhara Anzuk Hotel泊
アクセス |
利用交通機関:
バス
飛行機
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写真
感想
サークルの先輩3人とアンナプルナ街道へ。聖地Muktinathを目指した。
各自バラバラにポカラに集合。自分はインドから陸路で3/2にポカラ入りしていた。
宿の近所のトレッキング商品屋のAnantaをガイドに雇った。
3/5
午前、Anantaとトレッキングパーミッションを取りにイミグレーションオフィスに行く。ものすごく暑かった。かなり並んで手続きを終えるともう昼だった。
Anantaの店でジャケットなどを仕入れる。14時ごろになってやっと昼食が摂れた。モモがすごくおいしかった。
夕方近くに再びイミグレーションオフィスに行き、パーミッションが手に入った。
晩飯は街をふらついたあげく、昼と同じ店へ。モモとチャーハン。宿に帰ってからパッキング。
3/6
興奮のためかあまり眠れないまま5時起床。Anantaがタクシーで宿へ迎えに来て空港へ。チェックインして飛行場内へ入る。アンナプルナの高い所から徐々に日が当たり始める。マチャプチャレは標高が低いせいか、日が当たり始めるのが遅い。そして空港も日の出を迎える。近くの丘の端が輝き、日がゆっくりと昇ってくるのがわかる。飛行機まで奪取して窓側の席を取る。小さなプロペラ機。離陸はわりとあっさりと行く。ポカラの町を見下ろし、北の丘と同じぐらいの高さを飛ぶ。翼が邪魔してヒマラヤは見えにくい。丘をかすめるように飛んでいく。かなりの標高まで村がある。ヒマラヤも雄大だが、下に見える谷もはるか下の方まで切り刻まれている。マチャプチャレは魚の尾のような形になり、次第に他のピークにまぎれたただのピークの1つに過ぎなくなる。展望を楽しんでいると、次第に飛行機の揺れがひどくなる。結局強風のためにポカラに戻るとのアナウンスが・・・ガッカリ。
空港に戻って出発のフライト時間が決まるまで待合室で待たされる。しかし最終的にはこの日のフライトはキャンセルになる。ニルギリあたりの谷が狭まっているところの上昇気流のせいだという。Jomsomのすぐ近くまで行っていたのに残念。
午後は宿に帰り、ひたすら昼寝。
3/7
昼寝のし過ぎで夜は眠れない。夜中、蚊が多く同室のNさんと格闘する。5時に起きて今日もまた空港へ。飛行機に乗り込む。景色は昨日と同じく素晴らしいが、今日は気分が悪い。それでもあまり揺れることなく、谷も無事超えてJomsomに到着。昨日のフライトを邪魔したにっくきニルギリが朝日を浴びてきれい。あたりは風が強いせいか木がなく荒涼としている。レストランでチベットパンを食べて出発。
すぐにチェックポイントに寄る。吊り橋を渡り、集落を抜けると河原に出る。チベット的風景。S字型の曲がりくねったものすごい地層。そんな河原をアンモナイトの化石を探して下ばかり見て歩く。しかし、もう取られ尽くしたか、化石があっただろう跡しかみつからない。しばらく河原を歩き続け、
からは登りになる。高度のせいか呼吸が荒くなる。特にきつくない坂でも息が上がり、頭も痛くなる。ガチュンカンが見えるようになり、雪線も下りてくる。泥にまみれた雪道で歩きにくい。ウマとヤクが地元の人に追われて、鈴を鳴らしながら追い抜いて行く。Khingarの村に入り早く昼飯を食べたかったが、結局隣村のJharkotまで歩かされる。Oさんが高山病がしんどいのか、Jharkotの店で泣き出す。インスタントラーメンを食べ、OさんとMさんはウマに乗って行くことにする。その手綱を引っ張って行くことになり、パドックの厩務員のような気分。Mさんのウマは葦毛なのでオグリキャップと命名。ウマを追うおっちゃんに、速く進むようにオグリも自分も気合を入れさせられる。オグリもやる気がないのか、歩きたくなさそうにしている。途中休憩のときに、外人にあと20分も行けばMuktinathと言われて勇気づけられる。歩いて登っているNさんも遅れ始めてかなりつらそう。そしてやっとの思いでMuktinathに到着。一気に気合が抜ける。
オグリとOさんが乗ってきたマヤノトップガン(仮名)と別れ宿探し。Mさんに似たチベット人が多い。何軒か宿を回るがそれだけで息が苦しくなる。宿を決め、こたつに入り、つぶれる。胸がむかむかし、頭も痛い。何をする気力もわかない。どうにかメンと春巻を食べて寝る。
3/8
夜中、トイレで目が覚める。外に出ると月光を浴びた裏山が荘厳ですごい。雪が軽く積もっている。
朝はまず寺へ。やはり息が切れる。寺に入ると大きなマニ車。上の方に行ってもほとんど人はいなく、民間信仰の聖地という感じ。つららがよだれを垂らしているように見える牛の像が川の源。寺の中の仏像はいかにもチベット的。宿でおいしいアップルパイを食べて出発。前日に比べると高度順応したのかずいぶん元気。でもOさんが腹痛でなかなか出発できない。外で待つのは寒くてつらいので、一人で昨日と同じコースを下りはじめることにした。今日もよく晴れている。のんびりと彼方のダウラギリや村を眺めながら下る。途中昨日のウマたちとすれ違う。小川で休憩して、後発隊が追いつくのを待つ。家にマークの落書きがある。ナチスの鍵十字と太陽が共産党、木は民主党のマークとのこと。村の子供たちはペンを欲しがる。下りで再びアンモナイトを探し始める。黒い石の中にアンモナイトがあるとAnantaは言うので、黒い石を拾っては割るがまったくみつからない。アンモナイト探しに夢中になってみんなに置いて行かれる。Kagbeniでムスリの昼食。川沿いに出てまたアンモナイトを探し始める。Anantaも夢中になり、2つもみつける。河原をみんな思い思いに歩く。アンモナイト探しながらだと時間がずいぶんかかる。Jomsomに着くころにはクタクタで日も暮れてしまう。前日の朝に出発したばかりとは思えないぐらい中身の濃い2日間だった。ゲストハウスに落ち着き、ビールとモモ、カレー。羊の煮物がおいしい。屋上で星を眺めてから床につく。
3/9
夜はぐっすり眠れる。朝になると飛行機が来たらしく、新しいトレッカーたちが宿に来る。
今日は平地歩きなので気楽。さらにOさんの希望で山道は通らず河原沿いの道へ。途中柳の木の下でウマや人懐こいイヌと遊ぶ。Marphaに到着。道の両側に白壁の家並みがせまる。おいしいドライアップルを食べていると、AnantaがJomsomに忘れたとのことで一人でウマに乗って取りに戻る。ゲストハウスで待つことにする。日陰で昼からかなり強い酒を飲む。外から音楽が聞こえてきたので見に行く。柳の枝を持った人たちが集まって、祭りのようだ。祭りの会場では弓矢で的当てをしている。命中すると太鼓がダカダカと鳴る。
Anantaが戻ってきたので、この気持ちのいい街に後ろ髪をひかれながらも出発。サンダルに履き替え、風の強い道を歩く。ずっとニルギリが左に見える。Tukucheからの河原道。また石を割っていると、中から金色に光る不思議なものが。本当に金?Anantaに昔、このあたりで金がみつかっていたと聞いて、すっかりその気になる。実際はイカか何かの仲間の化石だったのだろうか。途中一緒になった地元の英語の先生たちとしゃべりながら行く。やはり都市に行きたいとのことだった。Khobangで彼らと別れ、さらに河原を歩く。本来は山側に道があるのだが、乾期なので河原も歩けるとのこと。だんだん雲が広がってくる。最後に山道を上り下りしてKalopani着。ビール、ピザ、春巻がおいしく、大当たりのゲストハウスだった。
3/10
おいしいアップルクランブルを食べて、Kalopaniを出発。ダウラギリもニルギリもアンナプルナも見える。道は下り一方かと思ったが、結構登りもあってきつい。標高が下がり、完全に樹林帯に入った。高い山が見えるのと、谷が非常に深い以外はまるで日本の山のよう。Ghasaあたりでは花も咲いて、春の風景。本当にもう下界に下りてきた感じがする。崖に沿った道では次々と荷物を運ぶロバと出会う。午後になると人家もどんどん増えて、曇って山も見えなくなったので先を急ぐ。Tatopaniの宿に到着して、さっそくビール。Star Beerはおいしいし、ピザやチキンステーキもすごくおいしい。人気のない温泉に入ってのんびりする。夜中までラムコークを作ったりしながら宴会が続いた。
3/11
この日はTatopaniにとどまることにしていたので、朝もゆっくり。しかし昼寝から起きると熱が出てきた。ほかのメンバーも体調をくずしている。ゴロゴロと過ごしているうちに1日が終わった。
3/12
全員体調が回復してきたので、Ghorepaniに行くのはあきらめるが、Beniを目指すことにした。最初のうちは調子よく歩いていたが、昼ごろにはみんな調子が悪くなり始める。山を背にして、川沿いの道を行くが意外と険しい。昼食にまずいチャウチャウを食べて、横になって休む。午後もしばらくはしんどい思いをして歩くが、夕方になるとやや体調が戻ってきて、どうにかBeniに到着できた。
3/13
いよいよトレッキング最終日。サンダルをはいて歩いたが、わりと岩の多い山道だった。体調が戻り切らず、1回1回長い休憩を取る。ダウラギリを背景に、最後の登りだが非常にきつい。最後に登り切ってBaglungに到着する。トレッキングもついにおしまい。Baglungの町中で冷たいマンゴージュースを飲む。さらに冷たいビールとモモを食べる。BaglungからPokharaまではバスで3時間弱だった。
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