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Yamareco

記録ID: 269202
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
アジア

アンナプルナ街道

1996年03月07日(木) ~ 1996年03月13日(水)
 - 拍手
manb その他3人
GPS
--:--
距離
---km
登り
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下り
---m

コースタイム

3/6 Pokhara airport 645(RA551)730 Pokhara airport Anzuk Hotel泊
3/7 Pokhara airport 700(RA551) Jomsom airport 849→1555Muktinath Hotel Larigurans泊
3/8 Muktinath 947→1738 Jomsom Jomsom G.H.泊
3/9 Jomsom 803→930 Marpha 1302→1823 Kalopani Kalopani G.H.泊
3/10 Kalopani 818→1715 Tatopani Trekker’s Lodge泊
3/11 Trekker’s Lodge泊
3/12 Tatopani 915→1713 Beni Hotel Yeti泊
3/13 Beni 833→1330 Baglung 1400(バス)1652 Pokhara Anzuk Hotel泊
アクセス
利用交通機関:
バス 飛行機
Jomsomに向かう飛行機のコクピットから。Dhaulagiri気世隼廚Α
2009年01月09日 22:32撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Jomsomに向かう飛行機のコクピットから。Dhaulagiri気世隼廚Α
Jomsom空港に到着。Nilgiri north(7061m)が目の前に見える。
2009年01月09日 22:35撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Jomsom空港に到着。Nilgiri north(7061m)が目の前に見える。
JomsomからKagbeniへはKali Gandakiの河原沿いを進んでいく。
2009年01月09日 22:37撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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JomsomからKagbeniへはKali Gandakiの河原沿いを進んでいく。
川の両側は荒涼とした黄褐色の山並み。イメージしていたチベット的風景。
2009年01月09日 22:40撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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川の両側は荒涼とした黄褐色の山並み。イメージしていたチベット的風景。
Kali Gandakiの下流を振り返る。Nilgiri north。
2009年01月09日 22:42撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Kali Gandakiの下流を振り返る。Nilgiri north。
河原を歩いているとヤクの群れが。
2009年01月09日 22:45撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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河原を歩いているとヤクの群れが。
KagbeniからはKali Gandakiを離れて、Muktinathへ向けて登りはじめる。
2009年01月09日 22:57撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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KagbeniからはKali Gandakiを離れて、Muktinathへ向けて登りはじめる。
Muktinathへ続く道。奥はKhatung Kang(6484m)?
2009年01月09日 23:00撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Muktinathへ続く道。奥はKhatung Kang(6484m)?
ロバが先導して、ヤクの群れを連れて荷を運ぶ。
2009年01月09日 23:03撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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ロバが先導して、ヤクの群れを連れて荷を運ぶ。
ネパール版オグリキャップとマヤノトップガン。
2009年01月09日 23:05撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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ネパール版オグリキャップとマヤノトップガン。
女性陣はこの2頭の背中に乗ってMuktinathへ。
2009年01月09日 23:08撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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女性陣はこの2頭の背中に乗ってMuktinathへ。
Muktinathの夜が明けた。月とDhaulagiri山群。
2009年01月09日 23:11撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Muktinathの夜が明けた。月とDhaulagiri山群。
雲の合間にDhaulagiri(8167m)が見える。
2009年01月09日 23:35撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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雲の合間にDhaulagiri(8167m)が見える。
Muktinathの裏山。
2009年01月09日 23:43撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Muktinathの裏山。
チベット仏教・ヒンズー教の両方の聖地Muktinathの境内。白いハト。
2009年01月09日 23:46撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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チベット仏教・ヒンズー教の両方の聖地Muktinathの境内。白いハト。
MuktinathのチョルテンとDhaulagiri山群。雲の合間に見えるのがDhaulagiri機
2009年01月09日 23:48撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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MuktinathのチョルテンとDhaulagiri山群。雲の合間に見えるのがDhaulagiri機
MuktinathからThapa Peak(6013m)とDhampus peak(5951m)
2009年01月09日 23:51撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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MuktinathからThapa Peak(6013m)とDhampus peak(5951m)
Muktinathからの下山中、Muktinathの集落を振り返る。
2009年01月10日 17:20撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Muktinathからの下山中、Muktinathの集落を振り返る。
前日の馬たちと再会。
2009年01月10日 17:23撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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前日の馬たちと再会。
Kagbeniのチョルテン。
2009年01月10日 17:25撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Kagbeniのチョルテン。
不思議な形に浸食された対岸の岩山。洞窟もある。
2009年01月10日 17:30撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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不思議な形に浸食された対岸の岩山。洞窟もある。
Muktinath方面を振り返る。右はKhatung Kang?その左がYakawa Kangとするとのその間がThorung passか。
2009年01月10日 17:33撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Muktinath方面を振り返る。右はKhatung Kang?その左がYakawa Kangとするとのその間がThorung passか。
Dhaulagiri山群
2009年01月10日 17:38撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Dhaulagiri山群
Nilgiri north(7061m)。
2009年01月10日 17:41撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Nilgiri north(7061m)。
Nilgiri north(7061m)。
2009年01月10日 17:43撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Nilgiri north(7061m)。
Marpha付近。ウマがのんびりと川の水を飲んでいる。
2009年02月03日 18:26撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
2/3 18:26
Marpha付近。ウマがのんびりと川の水を飲んでいる。
Marphaの町並み。街道沿いに白壁の家が立ち並び気持ちのいい町。
2009年01月10日 18:09撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
1/10 18:09
Marphaの町並み。街道沿いに白壁の家が立ち並び気持ちのいい町。
Marphaの親子。
2009年01月10日 18:34撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Marphaの親子。
Marphaのゲストハウスで大休憩。
2009年01月10日 18:37撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Marphaのゲストハウスで大休憩。
Marphaの町並み。街道をロバが荷を運んでいく。
2009年01月10日 18:47撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Marphaの町並み。街道をロバが荷を運んでいく。
Marphaから桃の花と白い山並み。
2009年01月10日 18:50撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Marphaから桃の花と白い山並み。
まさに桃源郷。
2009年01月10日 18:53撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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まさに桃源郷。
MarphaからNilgiri。
2009年01月10日 18:55撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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MarphaからNilgiri。
Marphaのお祭りの風景。何のお祭りかはわからなかった。
2009年01月10日 19:26撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Marphaのお祭りの風景。何のお祭りかはわからなかった。
弓矢で的を狙う。
2009年01月10日 19:29撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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弓矢で的を狙う。
後ろでは歌を歌っている。
2009年01月10日 19:32撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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後ろでは歌を歌っている。
MarphaからTukucheへの道。下にはKaligandagiが流れる。
2009年01月10日 19:34撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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MarphaからTukucheへの道。下にはKaligandagiが流れる。
Tukuche付近からNilgiri山群。
2009年01月10日 20:02撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Tukuche付近からNilgiri山群。
Kaligandagiの向こうにNilgiriがそびえている。
2009年01月10日 20:05撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Kaligandagiの向こうにNilgiriがそびえている。
Kalopaniから朝のDhaulagiri機
2009年01月10日 20:10撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Kalopaniから朝のDhaulagiri機
KalopaniからDhaulagiri山群のThapa peak?
2009年01月10日 20:12撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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KalopaniからDhaulagiri山群のThapa peak?
Kalopani(2530m)からDhaulagiri気鮨兇衒屬襦
2009年01月10日 20:33撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Kalopani(2530m)からDhaulagiri気鮨兇衒屬襦
Lete付近で下方をKaligandagiが流れる。
2009年01月10日 20:38撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Lete付近で下方をKaligandagiが流れる。
Lete Kholaを渡る吊り橋とDhaulagiri機
2009年01月10日 20:40撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Lete Kholaを渡る吊り橋とDhaulagiri機
2009年01月10日 20:43撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Ghasa付近の村。
2009年01月10日 21:14撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Ghasa付近の村。
2009年01月10日 21:17撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Rukse Chharaの滝のたもとの水車小屋。
2009年01月10日 21:24撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Rukse Chharaの滝のたもとの水車小屋。
花が咲き、馬がいる風景。
2009年01月10日 21:27撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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花が咲き、馬がいる風景。
Tatopani(1189m)から
2009年01月10日 21:35撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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Tatopani(1189m)から
TatopaniからBeniに向かう途中、Kaligandagiを渡る吊り橋。
2009年01月10日 21:37撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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TatopaniからBeniに向かう途中、Kaligandagiを渡る吊り橋。
2009年01月10日 21:40撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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2009年01月10日 21:43撮影 by  Nikon COOLSCAN V ED, Nikon
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撮影機器:

感想

サークルの先輩3人とアンナプルナ街道へ。聖地Muktinathを目指した。
各自バラバラにポカラに集合。自分はインドから陸路で3/2にポカラ入りしていた。
宿の近所のトレッキング商品屋のAnantaをガイドに雇った。

3/5
午前、Anantaとトレッキングパーミッションを取りにイミグレーションオフィスに行く。ものすごく暑かった。かなり並んで手続きを終えるともう昼だった。
Anantaの店でジャケットなどを仕入れる。14時ごろになってやっと昼食が摂れた。モモがすごくおいしかった。
夕方近くに再びイミグレーションオフィスに行き、パーミッションが手に入った。
 晩飯は街をふらついたあげく、昼と同じ店へ。モモとチャーハン。宿に帰ってからパッキング。

3/6
興奮のためかあまり眠れないまま5時起床。Anantaがタクシーで宿へ迎えに来て空港へ。チェックインして飛行場内へ入る。アンナプルナの高い所から徐々に日が当たり始める。マチャプチャレは標高が低いせいか、日が当たり始めるのが遅い。そして空港も日の出を迎える。近くの丘の端が輝き、日がゆっくりと昇ってくるのがわかる。飛行機まで奪取して窓側の席を取る。小さなプロペラ機。離陸はわりとあっさりと行く。ポカラの町を見下ろし、北の丘と同じぐらいの高さを飛ぶ。翼が邪魔してヒマラヤは見えにくい。丘をかすめるように飛んでいく。かなりの標高まで村がある。ヒマラヤも雄大だが、下に見える谷もはるか下の方まで切り刻まれている。マチャプチャレは魚の尾のような形になり、次第に他のピークにまぎれたただのピークの1つに過ぎなくなる。展望を楽しんでいると、次第に飛行機の揺れがひどくなる。結局強風のためにポカラに戻るとのアナウンスが・・・ガッカリ。
空港に戻って出発のフライト時間が決まるまで待合室で待たされる。しかし最終的にはこの日のフライトはキャンセルになる。ニルギリあたりの谷が狭まっているところの上昇気流のせいだという。Jomsomのすぐ近くまで行っていたのに残念。
午後は宿に帰り、ひたすら昼寝。

3/7
 昼寝のし過ぎで夜は眠れない。夜中、蚊が多く同室のNさんと格闘する。5時に起きて今日もまた空港へ。飛行機に乗り込む。景色は昨日と同じく素晴らしいが、今日は気分が悪い。それでもあまり揺れることなく、谷も無事超えてJomsomに到着。昨日のフライトを邪魔したにっくきニルギリが朝日を浴びてきれい。あたりは風が強いせいか木がなく荒涼としている。レストランでチベットパンを食べて出発。
 すぐにチェックポイントに寄る。吊り橋を渡り、集落を抜けると河原に出る。チベット的風景。S字型の曲がりくねったものすごい地層。そんな河原をアンモナイトの化石を探して下ばかり見て歩く。しかし、もう取られ尽くしたか、化石があっただろう跡しかみつからない。しばらく河原を歩き続け、
からは登りになる。高度のせいか呼吸が荒くなる。特にきつくない坂でも息が上がり、頭も痛くなる。ガチュンカンが見えるようになり、雪線も下りてくる。泥にまみれた雪道で歩きにくい。ウマとヤクが地元の人に追われて、鈴を鳴らしながら追い抜いて行く。Khingarの村に入り早く昼飯を食べたかったが、結局隣村のJharkotまで歩かされる。Oさんが高山病がしんどいのか、Jharkotの店で泣き出す。インスタントラーメンを食べ、OさんとMさんはウマに乗って行くことにする。その手綱を引っ張って行くことになり、パドックの厩務員のような気分。Mさんのウマは葦毛なのでオグリキャップと命名。ウマを追うおっちゃんに、速く進むようにオグリも自分も気合を入れさせられる。オグリもやる気がないのか、歩きたくなさそうにしている。途中休憩のときに、外人にあと20分も行けばMuktinathと言われて勇気づけられる。歩いて登っているNさんも遅れ始めてかなりつらそう。そしてやっとの思いでMuktinathに到着。一気に気合が抜ける。
 オグリとOさんが乗ってきたマヤノトップガン(仮名)と別れ宿探し。Mさんに似たチベット人が多い。何軒か宿を回るがそれだけで息が苦しくなる。宿を決め、こたつに入り、つぶれる。胸がむかむかし、頭も痛い。何をする気力もわかない。どうにかメンと春巻を食べて寝る。

3/8
 夜中、トイレで目が覚める。外に出ると月光を浴びた裏山が荘厳ですごい。雪が軽く積もっている。
 朝はまず寺へ。やはり息が切れる。寺に入ると大きなマニ車。上の方に行ってもほとんど人はいなく、民間信仰の聖地という感じ。つららがよだれを垂らしているように見える牛の像が川の源。寺の中の仏像はいかにもチベット的。宿でおいしいアップルパイを食べて出発。前日に比べると高度順応したのかずいぶん元気。でもOさんが腹痛でなかなか出発できない。外で待つのは寒くてつらいので、一人で昨日と同じコースを下りはじめることにした。今日もよく晴れている。のんびりと彼方のダウラギリや村を眺めながら下る。途中昨日のウマたちとすれ違う。小川で休憩して、後発隊が追いつくのを待つ。家にマークの落書きがある。ナチスの鍵十字と太陽が共産党、木は民主党のマークとのこと。村の子供たちはペンを欲しがる。下りで再びアンモナイトを探し始める。黒い石の中にアンモナイトがあるとAnantaは言うので、黒い石を拾っては割るがまったくみつからない。アンモナイト探しに夢中になってみんなに置いて行かれる。Kagbeniでムスリの昼食。川沿いに出てまたアンモナイトを探し始める。Anantaも夢中になり、2つもみつける。河原をみんな思い思いに歩く。アンモナイト探しながらだと時間がずいぶんかかる。Jomsomに着くころにはクタクタで日も暮れてしまう。前日の朝に出発したばかりとは思えないぐらい中身の濃い2日間だった。ゲストハウスに落ち着き、ビールとモモ、カレー。羊の煮物がおいしい。屋上で星を眺めてから床につく。

3/9
 夜はぐっすり眠れる。朝になると飛行機が来たらしく、新しいトレッカーたちが宿に来る。
 今日は平地歩きなので気楽。さらにOさんの希望で山道は通らず河原沿いの道へ。途中柳の木の下でウマや人懐こいイヌと遊ぶ。Marphaに到着。道の両側に白壁の家並みがせまる。おいしいドライアップルを食べていると、AnantaがJomsomに忘れたとのことで一人でウマに乗って取りに戻る。ゲストハウスで待つことにする。日陰で昼からかなり強い酒を飲む。外から音楽が聞こえてきたので見に行く。柳の枝を持った人たちが集まって、祭りのようだ。祭りの会場では弓矢で的当てをしている。命中すると太鼓がダカダカと鳴る。
Anantaが戻ってきたので、この気持ちのいい街に後ろ髪をひかれながらも出発。サンダルに履き替え、風の強い道を歩く。ずっとニルギリが左に見える。Tukucheからの河原道。また石を割っていると、中から金色に光る不思議なものが。本当に金?Anantaに昔、このあたりで金がみつかっていたと聞いて、すっかりその気になる。実際はイカか何かの仲間の化石だったのだろうか。途中一緒になった地元の英語の先生たちとしゃべりながら行く。やはり都市に行きたいとのことだった。Khobangで彼らと別れ、さらに河原を歩く。本来は山側に道があるのだが、乾期なので河原も歩けるとのこと。だんだん雲が広がってくる。最後に山道を上り下りしてKalopani着。ビール、ピザ、春巻がおいしく、大当たりのゲストハウスだった。

3/10
 おいしいアップルクランブルを食べて、Kalopaniを出発。ダウラギリもニルギリもアンナプルナも見える。道は下り一方かと思ったが、結構登りもあってきつい。標高が下がり、完全に樹林帯に入った。高い山が見えるのと、谷が非常に深い以外はまるで日本の山のよう。Ghasaあたりでは花も咲いて、春の風景。本当にもう下界に下りてきた感じがする。崖に沿った道では次々と荷物を運ぶロバと出会う。午後になると人家もどんどん増えて、曇って山も見えなくなったので先を急ぐ。Tatopaniの宿に到着して、さっそくビール。Star Beerはおいしいし、ピザやチキンステーキもすごくおいしい。人気のない温泉に入ってのんびりする。夜中までラムコークを作ったりしながら宴会が続いた。

3/11
 この日はTatopaniにとどまることにしていたので、朝もゆっくり。しかし昼寝から起きると熱が出てきた。ほかのメンバーも体調をくずしている。ゴロゴロと過ごしているうちに1日が終わった。

3/12
 全員体調が回復してきたので、Ghorepaniに行くのはあきらめるが、Beniを目指すことにした。最初のうちは調子よく歩いていたが、昼ごろにはみんな調子が悪くなり始める。山を背にして、川沿いの道を行くが意外と険しい。昼食にまずいチャウチャウを食べて、横になって休む。午後もしばらくはしんどい思いをして歩くが、夕方になるとやや体調が戻ってきて、どうにかBeniに到着できた。

3/13
 いよいよトレッキング最終日。サンダルをはいて歩いたが、わりと岩の多い山道だった。体調が戻り切らず、1回1回長い休憩を取る。ダウラギリを背景に、最後の登りだが非常にきつい。最後に登り切ってBaglungに到着する。トレッキングもついにおしまい。Baglungの町中で冷たいマンゴージュースを飲む。さらに冷たいビールとモモを食べる。BaglungからPokharaまではバスで3時間弱だった。

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