錦秋の越後路(粟ヶ岳~権ノ神山~白山)


- GPS
- 08:31
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,926m
- 下り
- 1,959m
コースタイム
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 8:31
天候 | くもり後晴れ、朝のうち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・全ルート整備されていますが、濡れていると滑りやすい箇所が多いです。 |
写真
感想
■紅葉の粟ヶ岳へ
粟ヶ岳はヒメサユリの頃に訪れようと計画していましたが、ヒルの懸念がぬぐいきれず毎年延期していました。そんななか、hirokさんから、粟ヶ岳のお誘い。車2台を使って、越後白山まで縦走する計画。五泉市の慈光寺で待ち合わせをします。
■雨のスタート・ガスの中の紅葉
三条市の登山口に到着すると雨が降り出しました。「10時には晴れそう」ということでスタートします。
ブナの道を登っていくと、628峰付近で稜線へ到着。紅葉の山が目の前に広がります。山頂方面はガスがかかり、曇天で紅葉の色もいまいちなのが残念ですが、みごととしか言いようがないレベルです。谷を見下ろすと三十三丈滝もみえます。
さらに標高をあげると、ガスの中へ。真っ赤なツツジに囲まれた岩の道、午の背に到着です。「青空だったらなぁ」とかなり悔しいですが、仕方ありません。
■山頂で晴れてきた
山頂が近づくと、「あれよあれよ」とガスがとれてきました。これから進む権ノ神岳が、そして鋭峰の一本岳が見えてきました。権ノ岳方面の北側の尾根には霧氷らしきものも見え、白く輝いていました。
本当に、ちょうどよいタイミングで到着できました。
■滑りやすい道・急登
権ノ神岳へは、全体的に急登・急降下です。下りは落ち葉の下に岩や根があったりなど、滑りやすい道です。注意して慎重に進んだものの、何度も尻餅をつきました。
鞍部から宝蔵山へは約300mの登り返し。ここも急登で筋肉が悲鳴! スペック以上に厳しいルートです。
白山からの下山も、「あとは、おりるだけだ」と思っていたのは間違い。やはり、滑りやすい急降下でした。
■素晴らしい紅葉
晴れてからは、素晴らしい紅葉の連続です。写真ばかりとってなかなか前に進めないくらいです。特に、宝蔵山から白山へは、紅葉の絶景の尾根ルート。本当に来て良かったと思いました。
■おわりに
1000m程度の山とは思えない、カッコイイ山容、展望の稜線、見ごろの紅葉と素晴らしい縦走を楽しむことができました。
今回はsatfourさんとのコラボ紅葉山行です。
天候リスクがあることは承知の上で、新潟の粟ヶ岳をリスエスト。
この付近は比較的小さな山が多い中で、
越後白山までの縦走ができるので歩きたかったルート、
かつ車2台でないと厳しいので、コラボにうってつけです。
早朝、ゴールとなる慈雲寺で待合わせ。
スタート地点の粟ヶ岳登山口に到着すると同時に雨が降ってきました。
天気予報から10時には晴れるだろうという予測のもとスタートします。
標高が低い辺りは細めのブナが美しい森。
天狗の水場を過ぎると三十三丈滝と紅葉に彩られた山腹でテンションup。
しかし、その後牛の背まで標高を上げるとガスに突入。
薄いガスできっと晴れると思い続け、粟ヶ岳山頂が迫ってきました。
すると、それまで停滞していたガスが切れ始め、山頂からはすぐ東の鋭鋒一本岳、
そしてこれから縦走する紅葉に彩られた権ノ神岳への稜線が見渡せました。
あちらこちらで霧氷も見られ、ベストなタイミングで山頂に到着したものです。
権ノ神岳へは滑りやすい下りに注意しながら、一方で紅葉に見とれ、
とても標高1000mちょっとの山とは思えないスケールでした。
越後の山が幾重にも見渡せますが、見慣れない山が多く山座同定に苦労します。
権ノ神岳から宝蔵山へはなかなか厳しい登り、
その先の白山へはハイライトといっても過言でない、紅葉と展望の稜線でした。
少し地味かなあと思ってチョイスした粟ヶ岳〜白山の縦走でしたが、
実はスケールの大きな紅葉稜線でした。
歩きごたえもあって、縦走好きにも満足でき、
山は標高では語れないなあと感じさせるルートでした。
コメント
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手練れのお二人をして手こずらせるレアルート
霧の紅葉・霧氷で始まりくっきり青空と
hirokさまの言われる通り、お山は標高ではないんですね〜
でもお花の時期はヒルが怖いのか〜
群馬・栃木・新潟のお山はなかなかに難しいですね
cyberdocさん、こんばんは
稜線はややピークは過ぎていましたが、
山腹が見頃で見ごたえありました。
同時に霧氷が見られて、色のバリエーションが増えたのはラッキー
標高は1000m前後ですが、山深さといいスケールといい、
気分は2000m級を歩いている感じでした。
下界を見るとやはり1000m級だなあと思いますが。
ヒル山意外に多いのですね。
新潟にもこんなにあるとは知りませんでした。
cyberdoc さん、こんばんは。
ヒメサユリの山、と決めつけてしまっていたため、
ここまで紅葉が素晴らしいとは思いませんでした。
1000m前後とは思えないような、展望の稜線でした。
普段あまり来ない山域だと、
見慣れない山がみえたり、形が変わって見えたりと
とても新鮮です。
この時期の新潟。とれたての新米もおいしいので、
ぜひ、訪れてみてください。
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