戸倉三山を縦走する。静かな山歩きでした。
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,291m
- 下り
- 1,310m
コースタイム
- 山行
- 8:01
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:46
▼荷田子登山口に下山後、ベンチで着替えやトイレに行ったりした時間を休憩時間に入れております。この休憩を取らなければ、間違いなく荷田子BS発15:30のバスは捕まえられたと思いますが、汗臭かったので着替えたかったんですよね。
天候 | この日に朝寝坊していたらきっと後悔していたであろう程、早朝からずっと雲一つない快晴が続く。気温も高くなく、風もない絶好のハイキング日和でした。冬の到来間近を、富士山がくっきりと見えることで実感した。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
電車:最寄駅 ⇒ 武蔵五日市駅 バス:武蔵五日市駅 ⇒ 今熊山登山口BS 【復路】 バス:荷田子BS ⇒ 武蔵五日市駅 電車:武蔵五日市駅 ⇒ 最寄駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼本日のコースの総括としては、危険な箇所や道迷いポイントはありませんということに尽きます。只、コースとしてはそこそこの長さがあり、特に市道山近辺は唯一のエスケープルートであるヨメトリ坂が、公式では通行止めで無理して下りても渡渉があるなどエスケープルートとして機能するか疑問が残る為、怪我等突発の事態の時には対応が難しいケースが想定されますので、注意は必要です。一部ハセツネCUPのコースとも重なる(今熊神社〜市道山手前の吊尾根分岐)ので、トレランの方がやや多目かもしれません。 【今熊登山口BS~刈寄山】 ・路面状態も良好で、道標も整備されており危険要素は非常に少ない。巻道も多く、勾配もそれほどきつくない。今熊方面から登る場合には、来るアップダウンの多い峰見通りへの準備運動となるべきコース。 【猪畑尾根・刈寄山~鳥切場】 ・こちらも路面は良好。道迷の心配もない。但し、写真【Ш】の分岐で尾根道は進んだことがないので不明とする。 【峰見通り・鳥切場〜市道山】 ・路面状況良好。道標もしっかり整備されているが、今熊〜鳥切間に比較すると、設置感覚が空いている感じがする。只、それ故道迷いの不安が増すかというとそんなことはないと思われる。アップダウンが激しく、体力的には削られる区間。地形図で確認するだけで、同区間13か所のピークを越える必要がある。弾左衛門の峰を除き、巻道があったという記憶がない。眺望もある訳ではないので、淡々と機械になって1つ1つのピークをノルマとしてこなしていくしかないと個人的には感じている。元々印象に残る風景も少ないが、機械と化すので輪をかけて記憶に残る風景が極端に少なくなるイメージがある。 【高萱尾根・市道山〜臼杵山】 ・路面良好、道標も設置されている。この尾根も決して平たんではなく、市道山山頂からはしばらく最低部までは中々の勾配でかなり下る。その後臼杵山までは断続的に登りが続く。最低6回以上の急登をこなした後、目の前に突然臼杵山の山頂標識が現れる感じ。臼杵山山頂近くにちょっとした岩が露出している箇所があるが、難易度は高くない。常識的な慎重さがあれば問題なくクリアできると思われる。 【茱萸尾根・臼杵山〜荷田子峠】 ・交通量はぐっと減る感じ。この尾根も決して平たんではなく、複数回のアップダウンを繰り返します。樹木が伐採されて眺望もあり明るい箇所もあるが、全体的に暗い感じがするのは、今回同区間を私が通過したのが晩秋の午後13時半以降だったからだろうか?路面が悪いところや、道標の不備があるという様な箇所は無かったと思うが、メイン道路という感じではない。 【荷田子峠〜荷田子BS】 ・上部はかなり暗い道と感じた。傾斜もそこそこあり、足元注意をしながら下って行った。やがて傾斜が緩んで来て、車の通過音が大きくなると獣除けのフェンスが現れる。このフェンスは、通電していない可能性もあるのだが、通電しているものとして慎重に開閉してください。 |
その他周辺情報 | ・この日の、数馬方面から武蔵五日市往きのバス(運行日土曜:荷田子BS着15:30)は2台の臨時増発便が出る程の混雑具合だった。コロナ対応で密にならないように3台運行にしていたのかもしれないが、前2台はギュウギュウ詰めではないにしろそこそこの乗車率だった様に見えた。 ・次の15:55のバスは空いており、座ることが出来た。十里木BSから少し多くの人が乗り込んできたが、それでも武蔵五日市迄混雑しているという感じではなかった。 |
写真
感想
▼取り合えず写真のキャプションの記入が終わったのでUPしてしまう。例のごとく後日記の為に頭出し。写真も数枚追加するかもしれない。
▼前回との比較(済)
▼サポーターとロキソニンの効果(済)
▼2回目の峰見通りを通ってみて。あまり記憶が蘇らなかった。前回も今回も淡々とマシーンと化していたのでは。(済)
▼レコの軽量化。ただ単に写真を写そうという気力が湧かなかっただけでは?(済)
【写そうと思えば写せたもの】
・山ミミズ2匹
・茱萸御前石碑
・市道山・臼杵山間の尾根の様子
・鉄塔
・610m圏峰
【後日記】
■三大なんとかという括りは世の中に多いと思う。三という数字は、グループを形成する数字として2番目に小さい数ならではの便利さがあると考える。二だとグループとして括るには少しさびしいが、一つ足して三とするとボリューム感も出て、かつ数ある中からエッセンスを抽出しましたという感覚も持つことが出来る。オリンピックのメダルも3位までだしね。
・山にも三つに括られたグループは結構沢山ある。三大急登とかなんちゃら三山とかは言うまでもないだろう。先ほど述べた通り、グループとしての数字として2番目に小さい数字なので、無理なくコンプリートを目指せる手の届く感がある。奥多摩三山は昨年無事踏破できた。本当に妙義山を登ったのかと追及されると怪しいところがあるのだが、上毛三山も一応制覇したことになっている。(上毛三山も、いつの間にか登った山リスト化されていた。三山シリーズのリスト化が解禁となると、今後沢山の三山シリーズがリスト化されるのではないか?達成済バッチが入手しやすくなるのは、モチベーション維持の観点から悪いことではないような気がします。)白峰三山や、鳳凰三山はいつか必ず登りたいけど、まだ当分先かな?越後三山は八海山があるからねえ、無理かも。中岳も結構ハードル高そうだし。
・そんな中で、一番早く実現できそうなのが戸倉三山の踏破でした。臼杵山だけが未踏で残っている。さっさと実現してしまおうということで、この週末に出かけることにした。最初は臼杵山と茱萸尾根を城山までのコースにするつもりだったのですが、不完全に終わっている峰見通のレコをやり直したくなり、今熊山登山口からのスタートとすることにした。
・峰見通は因縁のあるコースで、2016年9月以来4年ぶりの再挑戦となる。前回の峰見通レコが思った通りに仕上がらなかったことが原因でやる気が失せ、一時ヤマレコの更新を半年滞らせた経験があります。ですので峰見通のレコをきちんと残すことと、前回と比べてどれだけ巡航速度が落ちているかを比較したいという思惑もありました。
■という訳で、市道山までの前回とのタイム比較をしてみる。
〆7登山口BS(前回/今回)6:54/6:54 バス運行が精密。前回今回も写真が逆光
∈7Р室匳佝 7:19/7:21 前回も今回同様境内のベンチで準備を整えていた模様
今熊山手前眺望地点 7:32/7:38 膝温存で速度抑制の習慣化、最適速度の確立。
ず7Щ拡 7:59/7:53 今回が逆転、前回はコースミス分のロスが発生
ゴ寄山着 9:04/9:12 前回が再逆転、膝が心配で速度があげられないということか
ζ山峠着 9:22/9:36 差が開いたのは、今回藪を避ける為意図的にした遠回り
弾左衛門ノ峰着 10:12/10:16 差が縮小。前回峰登りに迷いがありロス発生か?
鳥屋戸着 10:54/10:54 同着。前回は初見故のオーバーペースで速度ダウン?
市道山着 11:37/11:44 大きな差無し。但し前回は初見、暑さの不利要因有
・50を超えた今の私、4歳若い自分に対し意外に健闘しているのね。今回は、峰見通はアップダウンが多いという情報と覚悟の差があることと、時期的に2ヶ月程度違う気温の差という有利要因はあるものの、自信もっていいんじゃない?なんてね。
■4年前と比較し、人間の中身はどう変わったのかという検証もしてみようか。検証方法は、撮影対象とした写真を比較することとした。
〜芦鵑六1討掘∈2鵑六1討靴討い覆い發痢
)今熊登山口BSから今熊下社までの風景写真数点
)キノコ類
)送電鉄塔と鉄塔巡回路標識
)市道山分岐
)路面の状況
・)に関しては前回は初見の為、出来るだけ情報を蓄積しようとした結果であり、その蓄積のおかげで2回目の今回は迷わず下社まで進めた訳で、撮影する動機はない。
・)に関しては、今回キノコを見つけたにもかかわらず撮影しなかったという記憶はない。もし今回もキノコを見つけたら撮影している可能性は否定できない。季節的なものか?
・)これは前回との気持ちの持ち方に違いがあることにより生じた差異かな。この頃あまり送電鉄塔を撮影しようとする意欲は湧かないと自覚している。レコ軽量化の意識も少しは影響しているかもしれない。
・)これは丁度時同じく同分岐標識を撮影しようとしている人が居て、ワザワザ順番待ちをしてまで撮影するほどのものでもないだろうと言う理由があるから。撮影タイミングが被らなければ、撮影していたと思われる。
・)2回目ということと、レコ軽量化を常に意識するようになったことに因る差異かな。
・結論、)・)に関しては前回と気持ちの持ちようが変わっていることにより生じた差異である可能性がある。根底にはレコ軽量化の意識が存在している。
∩芦鵑六1討靴討い覆い、今回新たに撮影したもの
・驚いたことに見いだせない。この4年間に獲得された経験や知識に基づき視点や視野が広がっていないことを意味しているのかなあ?確かに勉強していないしなあ。
・敢えて言えば、ハセツネCupのことや、筑波山が見えたから撮影した写真くらいか?前回は筑波山が見えない天気だったと思う。まだ暑さが残る季節だから。見えていたら撮影している可能性は十分あると思う。
・結論、四年間で私に蓄積されたもの。ハセツネCupの存在を知ったこと。
A芦鵑盧2鵑盪1討靴討い襪發
・最初は全部列挙しようとしたが、沢山あるからやめた。まあ、山頂標識や重要な分岐点、眺望ポイントでは普通撮影するからこれはあまり意味がない分析かもしれない。それでも敢えて例を挙げてみる。例のあの人が残した呪術チックなお札や標識、落書きの類かな。前回の峰見通りで初めて例のあの人の存在を知ったと思う。彼の行動を肯定するつもりはありません。標識の類の設置だけに留めておけばいいのになと思っているのですが、痕跡を見つけると何故か写真を撮影せざるを得ないのです。今後も観察対象として、何か見つけたら今回の様に撮影してしまうんだろうなあ。
ず能結論としては、前回に比べて、レコの軽量化の為に撮影対象を絞ろうとしているが、感性に大きな変化はない、またこの四年間に人間としての厚みが増したわけでもなさそう、といったところでしょうか?
■例のあの人の作品について話したついでに、弾佐衛門ノ峰について書いておこうと思う。今回の山行の目的は、臼杵山を踏むことでしたが、それ以外にもサブ的な目的がありました。前回掠っただけの豆佐嵐山を踏むことと、弾左衛門ノ峰を再度踏むことでした。前回、弾左衛門ノ峰を登った時に不気味さを感じたと記しています。忌山かもしれないとも書いています。今回はそんな不気味さは感じなかったな。ひょっとすると、前回は彼のペットボトルメッセージが山頂付近に設置されていたからかもしれないと今は考えている。一目見て、やばいものを見た、マジマジと読まない方が良いと本能が知らせてくれた記憶がかすかにある。何しろ彼の作品を見るのは初めてだからね。厳密にいえばその2ヶ月前の高水三山ハイクで彼の痕跡にファーストコンタクトしているのだが、まあ前回の峰見通りハイクが実質最初の接触と言っていいだろう。動転したことを不安に感じたと解釈したのかもしれない。今回は彼のペットボトルメッセージは無くなっていた。四年の歳月の間に誰かが片づけたのでしょう。弾左衛門ノ峰に濡れ衣を着せていたことをお詫びする為、代表写真は前回と同じ、同峰の山頂標識とした。
■レコの軽量化についてはこの頃意識することが多い。レコの更新が嫌になり、更新が滞ることを極力避けたいからだ。前回の峰見通りのレコが、思い通りにならないこと(写真がレコのMAP上に自動配置されなくなったこと)をきっかけに半年以上レコの更新が滞った。ただそれは単なる発火剤に過ぎず、マグマなる火薬はレコの更新が負担に感じていたことに因るものだ。きつい山行を終わった後に記録を残す、そしてそれを後から読み返すことで蘇ってくる記憶もあるし、今回みたいに過去と現在を比較することも可能だ。結構たのしいのである。だから不完全でもいいから記録を残すことを継続したい。自分の為に。4年前と比較して感性や人間としての厚みにはあまり変化はないが、レコ継続の為に軽量化を意識していることだけは変化として見て取れるのなら、それで十分な成果ではないか。
・レコの軽量化は撮影する写真の枚数の削減から。撮影してしまうとどうしても記録としてUPしたくなってしまう。最初から撮影しなければ、UPのしようがない。こんな思いからか、今回は備忘録に書いた対象にはシャッターを押さなかった。疲れていて只単に撮影する気力がなかっただけではないかって?そうかもしれない。撮影しておいても良かったんじゃない?と思うものもあるから。茱萸御前の石碑なんかはそうだ。でもね、それでもいいんですよ。また、再訪する可能性もあるのだから、その時に撮影すればいい。今回は撮影しなかったという記録はこうしてしっかり残っているのだから。
■膝痛について。元々前日に右膝を痛打していて、登り始める前から違和感がある状態だったので、本日はのっけからポールを使用しました。そんなにスピードを出していたつもりはないのですが、峰見通りかもう少し前からもう痛みが出ていた。かばっていたのか左膝にも市道山手前で痛みが走り、膝関節に腱か筋がひっかかるような感触があり上手く曲げ伸ばしが出来ない状態になって来た。ヨメトリ坂が通行止めとなっている市道山は、結構面倒な位置で、ここで歩けなくなると非常にまずいと思い、だましだまし市道山まで辿り着き、軽食と一緒にロキソニンを服用。サポーターを両膝に装着した。城山までの山行は断念、臼杵山から元郷BSまで下りるコースに計画を変更した。市道山を出発直後は痛みがあったが、サポーターの締め付けとロキソニンが効いたのか、臼杵山山頂にたどり着く前には痛みは消えていた。行き先を再度変更、荷田子峠まで山歩きを継続することにしたのは写真のキャプションに書いた通り。膝の痛みへの対処は随分上手くなってきているが、ロキソニンでごまかして無理して歩いていることが本当にいいことなんだろうかと悩んでいる。
■書こうと思ったことは大体書きました。前回全く記録を残せなかった峰見通りのレコも残せたし、まあいい山行だったと思う。4年前のレコを見ても思い出せるものはないが、現地に行けば思い出すものもあるだろうと思っていたが、あまり記憶が蘇って来なかった。眺望のないアップダウンのある人口の針葉樹の樹林帯が続く東京の里山歩きでは、心をあまり揺さぶられることなく淡々と歩かないと、やってられないと本能が命令でもしているのだろう。所謂機械と化すといった状態か。前回の記憶が残っていないのもそんな心境だったからではないかと、今回の山行から推測する。今回の山行も、記録を残さないでしばらくしていたら、やはり風化が進んで、なにも残らないだろう。記録を残すことで、今回の山行の記憶は蘇りやすくなっているのではないかと期待しているのである。
■コスモスを見るといつも思い出すことがある。今回も写真【●】のコスモスと見てそのことを思い出した。最初ここに書こうと思っていたが、青臭いので書くのを止めた。もう50歳だもんね。
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