西穂独標 (上高地〜新穂高)
- GPS
- 08:01
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,263m
- 下り
- 609m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
私達夫婦と小二の姪家族の5人で上高地に滞在し、どこか山に登ろうと思い、西穂山荘までであれば登りやすいですし、帰路を新穂高ロープウェイにすれば下りも楽だろうということでそのプランにしました。1番の目当ては西穂山荘でラーメンを食することとして、可能であれば男性陣は独標まで行ってみようと思いました。
弁当にしてもらった朝ごはんを食して6:30に上高地を出発です。登山口は宿泊していた温泉ホテルのすぐそばですので手間が省けます。
樹林帯の登りとなりますが、よく整備された道で、ペース良く登っていけます。姪は最後尾を行く私と終始おしゃべりをしながらも大休止をすることもなく、しっかりとした足取りで登っていきます。
高度を上げるにつれて残雪も現れましたが、歩く妨げになる程ではありません。順調に進んでコースタイムよりも早く西穂山荘に到着することができました。
だいぶお腹もすきましたので、早速待望のラーメンを注文してみんなでいただきました。海苔と卵とチャーシューの載った醤油ラーメンは想像以上のおいしさでした。
さてここからは男の浪漫街道ということで男性陣は独標を目指します。稜線上にはほとんど全く残雪はなく、これなら独標までも問題なさそうであり、ヘルメットを装着して歩き出します。
丸山に向かって高度を上げると、大眺望で思わず歓声をあげます。眼下にはカラマツの黄色に染まった上高地、右手には霞沢岳の向こうに八ヶ岳や、微かに富士山も頭を見せています。後は焼岳と乗鞍、左手には笠ヶ岳と抜戸岳の稜線の向こうに思い出の黒部五郎が見えます。こんなに眺望の良い日に巡り合えた幸運に感謝です。
丸山を越えて、ガレ場を登り、独標までの岩登りに取り付きます。視界が良いおかげで高度感がありますが、問題なくこなして山頂へ。西穂から奥穂につながるギザギザを目に焼き付けて、小屋へ戻りました。
西穂山荘に戻ってみましたら、姪はもう一杯、今度は味噌ラーメンを食して我々を待っていました。どちらも美味しかったそうです。
ロープウェイ駅に戻る道は日当たりが悪く、いったん解けた雪が凍結して滑りやすく、かなり苦戦しました。姪にも軽アイゼンを付けてもらいましたが、小さな体で滑る段差を降りるのはかなり消耗したようではありますが、最後まで弱音を吐くことなく、頑張って歩き通しました。
ロープウェイ山頂駅には想像以上に観光客も多くいましたし、感染症対策で定員も少なめにしているということで、乗り込むまでにしばらく時間がかかりましたが、問題なく下山しました。途中のしらび平は紅葉の盛りでこれもまた美しい光景でした。
この日は晴天でしたが翌日には山上は積雪となりましたので、本当にラストワンチャンスで独標に到達することができたのだと思います。今年は新型コロナウィルスの影響でアルプスの森林限界を超えるような山には一切登れていませんでしたが、最後の最後で穂高岳の一角に登ることができて本当によかったです。昨年このメンバーで谷川岳に登った時も感じたのですが、何か山の神様にご褒美をいただいた、そんな感じがしました。
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