大山 ユートピア〜弥山へ 縦走
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- GPS
- --:--
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 999m
- 下り
- 1,000m
コースタイム
天候 | 曇り ガス 時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
縦走ルートは、かなり危険ですので細心の注意が必要です。らくだの背以外のルートもかなり、崩れていますし、崩れやすい状況でした。 |
写真
感想
小学生ぶりの大山。
遠い記憶の中に、辛くて辛くて楽しくないまま頂上に上がり、
ガスで何も見えない中、大量の赤とんぼに興奮した覚えだけが残っています。
20年以上ぶりの大山登山になりましたが、ユートピアから弥山へのアタック。
無理だと判断した場合は、即撤退という条件で行ってきました。
登山復活して、今まで70Lぐらいの大きいザックしか持っていなかったのですが、
今回の大山に合わせ、オスプレイの35Lぐらいのザックを購入。
身軽に動く為、不要なものは入れず、軽い装備でのアタックとなりました。
前日の夕方ぐらいに大山に着いていたので、下山キャンプ場にテントを張り
のんびりの過ごす。
明朝、野営道具を片付け、大山駐車場からスタート。
大山神社横から登山道に入る。歩きにくい参道のせいか、早くも股関節が痛い感じがする。。。
稜線まで、急登が続き喘ぎ喘ぎ登るが、重い荷物を背負いトレーニングしてきたお陰か、
意外に楽にユートピア小屋手前の稜線まであがる。
もう、この頃には大山の雄大な景色に心奪われっぱなしである。中国山地にはない
荒々しさに息を呑む感じです。
ユートピア小屋で暫し休憩し、いよいよ縦走ルートへ。
前半は、踏み跡はしっかりしていて、あまり恐怖はない。
さらに進むと、土の踏み跡はなくなり、ガラガラと崩れる鋭利な岩ばかりになってくる。
手足もオシリも全身を使い、一カ所に力がかかりすぎないように慎重に越えていくが、
難所はいくつもある。正直、今、進んできた道を戻る(下る)ことは難しいのでないかと思いながら
剣が峰に到着。ガスがかかっていてあまり景色は見えないが、正真正銘の中国地方最高峰に立ったの嬉しかった。
ここで、驚いたことが、剣が峰の山頂に、40Lぐらいのザックとかストックとか一式が、
慰霊碑に立てかけて置いてあるのである。人は誰もいない。周りはガスで見えない。
まさか、滑落してしまったのかと思い、付近を探したりして見たのだが、何も見えない。
かなり、心配していたのですが、しばらくすると、弥山方面から、カメラだけ持って、こちらに向かってくる若者が。
剣が峰に荷物を置いて、ラクダの背を越え、弥山まで行って、また戻ってきたという事。
かなりの強者です。若者からいろんな情報を聞き、少し心に余裕を貰い弥山方面へアタック。
正直、もう2度と来たくないと思う道でしたが、ラクダの背を越え、漸く安定した場所に。
縦走路をふり返ると、一瞬、ガスがサァーと晴れ、剣が峰が見えた!
驚いたことに、剣が峰で出会った若者が、まだ、そこに居て手を振ってるではないか!
僕らが無事に超えられるかどうか、見守ってくれていたらしい。
少し、感動しながら手を振り返す。すると、また直ぐにガスに覆われ見えなくなった。
一瞬のタイミングの出来事でしたが、心に残るシーンとなりました。
弥山には、たくさんの人がいて、ないか居心地が悪いので、隅っこの方で相棒とガッチリと握手を
しばらく、恐怖の後と笑いなのか、暫く笑い続けました。
夏の縦走路は、もう行くことはないと思います。冬の雪が固い時期にいずれチャレンジできたらと思っています。
コースの話は、別して広島の中国山地にはない、荒々しい絶景には、かなり感動をいたしました。
帰り道に、夏山ルートを通って帰ったのですが、あの連続階段を上るの考えるとゾッとします。
今度は、親指ピークの方とかも行ってみたいと思います。
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