大菩薩嶺(老婆の休日。69歳はじめての冬山)
- GPS
- 07:59
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,129m
- 下り
- 1,113m
コースタイム
天候 | 晴れ 丸川峠分岐駐車場 -5℃ 福ちゃん荘 0℃ 大菩薩峠 -5℃ 大菩薩嶺 -8℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
丸川峠分岐駐車場までは除雪がしてありましたが、入口だけ凍っていました。スタッドレスでないと、進入できません。ノーマルタイヤの車だと、丸川峠分岐駐車場の300M手前の道脇にあるスペースに駐車した方が無難かもしれません。国道から入って、最初の大カーブの手前です。 ■丸川峠分岐駐車場(要注意) 午前7時半に到着しましたが、車でいっぱいでした。冬場ですが人気ですね。何台かは、引き返して、300M手前の道脇に停めていました。私たちはなんとか一台分のスペースをみつけて駐車しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■丸川峠分岐駐車場〜上日川峠 雪氷の箇所が75%と土の箇所が25%です。アイゼンを履くかどうか迷いますが、安全を期すため、私たちはアイゼンを履きました。つぼ足歩行の登山者もいました。トレースははっきりしています。迷いません。 ■上日川峠〜大菩薩峠 雪と氷です。つぼ足でも行けなくもありませんが、アイゼンがあった方が無難です。トレースははっきりしています。 ■大菩薩峠〜大菩薩嶺(要注意) アイゼン必須です。稜線は強風です。フェイスマスクは絶対にもっていった方がいいです。 ■雷岩〜(唐松尾根)〜福ちゃん荘 最初の下りは、氷の状態でアイゼンなしでは降れません。ところどころ、岩がむき出しの箇所もあります。トレースははっきりしています。 |
写真
感想
■老婆の休日 69歳はじめての冬山
「冬山は死んでしまう」という極端な信念のもと、夏を中心に登山している母親が(父親を兵庫の実家に置いたまま)山梨に来ることに。そこで、冬の山でも楽しんでもらおうと日帰り登山を企画しました。本人の希望で「ぜっかく登るんだったら100名山」ということなので、トイレや山小屋、コースの安全性などを考えて、行き慣れた大菩薩にしました。
上日川峠までは調子がよかったのですが、福ちゃん荘を越えたあたりから、電池切れ。「登りはダメ」「腹減った」「アイゼンが重い」など、不満を訴えるように。歩行、一旦停止、歩行、一旦停止を繰り返しました。老婆の悪いところは、調子が悪いのに頑固なところ。「腹減ったんだったらここで昼食にする?」と聞いても、「大菩薩峠までいく」と主張。挙句の果てには、「あと10分で介山荘っていったじゃないか!」と登山ガイドの私にあたってくる状態に。
そんな老婆でしたが、大菩薩峠の休憩所でラーメンを食べると生気を取り戻し、生き返りました。昔から分かってはいたのですが、「腹が減ってはダメ」な人なんですね。道の途中ですが、老婆の主張を捻じ曲げても、昼食にすべきでしたね。帰りは、早めに福ちゃん荘でうどんを補給したのは、正解でした。
「下りのばあちゃん」と自称しているように、本当に下りは速く、こちらが置いて行かれました。「アイゼン履いているから、そんなに急いだら危ないよ」といっても、「止めようにも、勝手に足が動いてしまう」んだそうです。大菩薩嶺の山頂付近の下りでコケてからは(上の写真参照)、一回もつまづかずに忍者のように下っていっていました。アイゼン履いていても「下りのばあちゃん」は健在でした。
駐車場に着いた時には、「もう冬山はやらない」と老婆宣言。でも翌日の帰るときに、「3月にまた来るから」と自分の登山靴を山梨の息子の家に置いていったのは・・・なぜ?(NHK連どら「純と愛」風)。3月も十分冬山なんですけど。。。
母上とあまりかわらんジジイです。
一年半ちょい前にひょんなことから山に引き込まれ、無暗矢鱈に季節を問わず歩き回ってます。
30数年ぶりの再デビューは神奈川の金時山・大山だったのですが、その頃大山の下りで出会ったというか…結構段差のある丸太の勾配ある階段が続くところで…後ろから音もなく近づいてきたとっても小柄な明らかにオバアさん。
「はい、お先に」という声とともに丸太の上を軽々とヒョイヒョイ、あっというまに消えていきました。そんなことやったらこっちは間違いなく膝に激痛です。
なんだ、このバアさん?!忍者じゃねぇか!とマジ思いましたよ。いまだにあんなヒョイヒョイ下りは出来ませんハイ^^;
お母さん、いつまでも元気に山歩きを楽しめるといいですね♪
yamanyanさん。コメントありがとうございます。
忍者みたいな「下りのばあちゃん」はいろんなところにいるんですね。
おもしろいのが、母親が下りが得意になったのは、つい最近のことなんです。昨年の11月の鳳凰三山の下りで↓「少し前傾で、山伏ように下りる」という極意を身につけました。ちなみに父親も、このあたりから「下りのじいちゃん」になってきています。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-253268.html
yamanyanさんにも、まだまだ忍者になる可能性があるかもしれませんね。
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