ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 272644
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

赤石岳 敗退 (厳冬期南アルプス)

2013年02月20日(水) ~ 2013年02月23日(土)
 - 拍手
GPS
80:00
距離
40.4km
登り
2,067m
下り
2,064m

コースタイム

3:00沼平ゲート
3:35畑薙大吊橋
4:25チャリデポP
7:20赤石ダム7:35
8:15聖沢登山口
9:30椹島ロッヂ10:05
10:20赤石岳登山口
11:201/5看板1430mP
13:552/5看板林道ヘアピン跡、-8℃
17:00小広場手前?幕営



二日目、21日
6:05幕営地発
9:154/5看板2300mP
12:45小ピーク13:00
15:30赤石小屋、-18℃



三日目、22日
朝-18℃

10:30赤石小屋
12:00小ピーク
13:454/5地点2300mP
14:2020日の幕営P
14:50樺段の上辺り
15:402/5ヘアピン
跡、-3℃
16:55登山口
17:05椹島ロッヂ



四日目、23日

4:00.-8℃
6:00椹島ロッヂ
7:00聖沢登山口
7:40赤石ダム
8:45チャリデポP
9:10笊ヶ岳登山口
9:54青薙登山口
10:15畑薙大吊橋
10:40沼平ゲート
天候 20〜23日いずれも快晴
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
畑薙ダム、沼平ゲート手前の駐車スペース

また、新東名静岡インターからは今だ口坂本温泉経由となります

夜間の走行は路面凍結の為スタッドレス必須
コース状況/
危険箇所等
登山届け
沼平ゲートに有り、各登山口にも有りますが、この時期奥地で出しても無意味な気がします。

冬季小屋
椹島、登山小屋が解放して頂けています。
赤石小屋、雪に埋まって入れません。

下山後の温泉
赤石温泉白樺館
¥500-とリーズナブルで適度に硫黄臭


コース状況

沼平〜椹島
赤石ダムまで除雪してありました。
除雪は進んでいるようなので、更に先まで延びるでしょう
厚さ5cm以上の氷に林道全体が覆われてるカ所多いです。

登山口〜2/5ヘアピン跡
はじめから雪があります。
1/5手前から足首位の深さ
その先はワカンが欲しくなります

ヘアピン跡〜赤石小屋

モナカ雪で踏み抜くと、膝上の所多し
しかも、踏み固めようにも2〜3cmにしかならない


夏道はトラバースが多い様で、尾根を直進を多用しました。

歩荷返しからは夏道は使えないかしょが多いかと思います
しかし、所々夏道と交差する感じです。

小屋手前は夏道のトラバースを使いました

赤石小屋は雪で完全に埋まっています。
赤石ダムと聖岳
氷の張った赤石ダム湖
しかも、小動物のあしあとが…
5
氷の張った赤石ダム湖
しかも、小動物のあしあとが…
赤石岳ライブカメラと同じアングル
4
赤石岳ライブカメラと同じアングル
椹島の冬季小屋
赤石岳登山口
椹島ー赤石小屋、1/5地点
1
椹島ー赤石小屋、1/5地点
4/5地点、歩荷返し以上、の様子
1
4/5地点、歩荷返し以上、の様子
こんな斜面を登ります
3
こんな斜面を登ります
膝上くらいです
歩荷返しの夏道、とてもじゃないけど使えません
中央左側の木に夏道ペイント、テープ有り
2
歩荷返しの夏道、とてもじゃないけど使えません
中央左側の木に夏道ペイント、テープ有り
赤石小屋の冬季小屋、埋まっています
1
赤石小屋の冬季小屋、埋まっています
赤石小屋(冬季小屋)からの聖岳
2
赤石小屋(冬季小屋)からの聖岳
赤石小屋の脇に幕営
色合いが気に入ってます
9
赤石小屋の脇に幕営
色合いが気に入ってます
赤石岳
右、小赤石岳
12
赤石岳
右、小赤石岳
赤石岳アップ
荒川三山
恐怖、完全に氷の林道
7
恐怖、完全に氷の林道
林道の雪崩跡が除雪されてます
1
林道の雪崩跡が除雪されてます

感想

直前に静岡の雪山マニアと言われる方の情報によると…
今年は例年より雪が多い
椹島〜千枚小屋は股から腰のラッセルは覚悟した方がいい、との事…



3:00沼平ゲート
当然他に誰もいない

3:35畑薙大吊橋
夏の光岳を思い出す

この後林道は分厚い氷の覆われている箇所が多く半分以上は自転車を押して歩いたと思う

4:25チャリデポP
気付いたらかなり雪が多い、いい加減この先はチャリはムリそうなので林道脇の立木にデポする

暫く進むと赤石ダム3km手前位で除雪が終わっていた

デブリが何箇所も林道を横切っている

そのデブリの上でもブロック状の雪塊と滑り台の様にアイスバーンになっている箇所がある

何箇所目かのデブリを越える時
巾の広いアイスバーンの部分を越えるのに横着してアイゼンを付けずに渡った為に…
着地失敗…林道の下まで10m程落下…
横着はいかんね

7:20赤石ダム7:35

8:15聖沢登山口

9:30椹島ロッヂ10:05
当然誰もいない、静か
なんか調子悪いので登山小屋(冬季解放)で少し休む

10:20赤石岳登山口
よし!行くぞ!
木の根が露出したつづら折れの登り、少し雪が残り、凍結している為足の置場に注意


11:20、1/5看板1430mP

ここまで順調
予定通り

だいぶ積雪も増え始めモナカ雪のツボ足、足首位

しかし、この後…
いっこうにヘアピンらしき所に着かない…
脚が異常に進まない、

モナカ雪に業を煮やしワカン装着

13:552/5看板林道ヘアピン跡、-8℃
やっと着く、
この先がどうもわかりずらい、登山地図、地形図で確認するもハッキリしない
少しウロウロする
ここぞと進むと鉄の梯子を見つけ登る
その先トラバースとなっているが、雪が付いて危険な為、尾根を直登
木々からして夏道では無いはず

深い所で膝位のラッセル

上の林道跡にでる、案の定その左側に夏道があった

その後は少し窪んでいて比較的判り易い夏道通りにすすむ


雪の深さワカンで
足首から膝
少しモナカ気味で、一度踏み抜くと踏み固められない

いっこうに小広場に出ない…
俺はどうかしているのか?
異常に脚が進まない

途中から雪がある程度締まり、斜面で踏み抜いた時ワカンではすべるのでアイゼンに装換

もう時間的に遅いな
幕営地を探さねば…
こう配が緩やかになりテントが張れるスペースを見つけ整地する

17:00小広場手前?幕営
畑薙からだが、休んだとはいえ14時間行動して辿り着けんとは…
とにかく寝る…



二日目、21日

6:05幕営地発
夜中から明け方意外と風がある
日ので位で収まる

ワカンでスタート

思ったより絞まっているので途中でアイゼンに装換

一度踏み抜くと膝上の深ささえ殆ど踏みつぶせてしまう

後にワカンに装換

9:154/5看板2300mP
ここまで3時間かよ…
この後も夏道と直登を繰り返す

12:45小ピーク13:00
もう朝から7時間弱…

歩荷返しより先
ここ本当に夏道か?って位の斜面を直登


15:30赤石小屋、-18℃
現赤石小屋のより少し下の古い小屋が冬季解放との情報があったが…
雪で完全に入れない…

赤石小屋の屋根の脇に幕営

この時点で俺のヒットポイント0…

冗談じゃない!
とにかく体調、体力の回復の為に14時間寝る


三日目、22日
朝-18℃
この日も夜中に風が強い
元々風の抜ける場所ではあったが…



残念な事に回復せず…
この後、このペースで登ったとして、下山予定日に降りることはかなり難しいと判断し撤退、下山

10:30赤石小屋

12:00小ピーク
自分の踏み跡に感謝
なにせ迷い無く辿れる

13:45、4/5地点2300mP

14:20、20日の幕営P

14:50樺段の上辺り
あえて夏道を辿ってみる
残念な事に沢のトラバースに出てしまう
アイゼンに装換したいが、もう無理
ワカンで蹴り込みながら渡り切る

15:402/5ヘアピン跡、-3℃
1/5地点を見逃して降りる

16:55登山口
やっと着いた…
このまま沼平に戻ると21〜22時か
温泉に入りたいので椹島に泊まり明日下りる事にする


17:05椹島ロッヂ
夜中は意外とかぜが強い、建物のなかも風がだいぶ抜ける



四日目、23日

4:00.-8℃

6:00椹島ロッヂ

7:00聖沢登山口
聖岳東尾根の冬季ルートの入口をまたも見逃す

赤石ダム手前
あ!除雪がダムより先まで来ている

7:40赤石ダム

8:45チャリデポP

9:10笊ヶ岳登山口

9:54青薙登山口

10:15畑薙大吊橋

10:40沼平ゲート


☆感想、反省…言い訳


見事に敗退…

俺こんなに体力無かったか?
と思う位辛かった
1日目の途中から10〜30歩で立ち止まってしまうくらいだった
息切れ、筋肉痛、では無くとにかく辛い
しまいには吐気まで…

しかも、下山二日後の今も寒気と吐気で苦しんでます…

体調不良が敗退の原因だと思いたいですが…



27日追記
結局、医者には行かなかったんですが、症状からインフルの熱が出ないパターンかもしれません。
山中で発熱してたの可能性も有ります。

私的には、今回の敗退は体力不足ではなく、体調不良が原因だったと思う事にします
もしかしたら、ヤマに呼ばれて無かったのも知れません…


どちらにせよ…
赤石岳様、悪沢岳様はじめに南アルプスの山々様!
また胸借りにお伺い致します!!

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2931人

コメント

お疲れ様でした
再度向かうのですね。
お気をつけて
2013/2/27 23:18
kimberliteさん
いやいや、スグには行けません(^_^;)
行けて7月かな(^_^;)3.4月はクライミング修行予定d(^_^o)
2013/2/28 9:24
了解しました
なるほどすぐにはいけないのですね
厳冬期はまた来シーズンですか

クライミング修行はどのように?
2013/3/1 23:47
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら